東京ディズニー 20年まで「美女と野獣」導入 オリエンタルランド決算
値上げすることで売上増・利益増を図り続ける東京ディズニー、サービスは低下し、顧客満足度調査でも落ち目に陥っている。西のUFJに翻弄されているようだ。
同社は、これまで2013年までに高い満足度(?)を伴った入園者数を、恒常的に3,000万人レベルとするという計画を有していたが、その計画を2020年までに前倒しすると発表した。
現在、トゥモローランドにある「グランドサーキット・レースウェイ」や「スタージェット」、一部の飲食施設、商品施設をク ローズし、ファンタジーランドの新エリアとして大型アトラクションを有する「美女と野獣エリア(仮称)」や、ライブエンターテイメントシアターをオープン させるほか、隣接するトゥモローランド、トゥーンタウンに新規アトラクション、新規キャラクターグリーティング施設を導入する。
これら新規エリア/新規施設の開発に向けた総投資額は750億円レベルとなる見込みとしている。
なお、2016年3月期の東京ディズニーの売上高は前期比▲0.8%減の3,846億02百万円となっている。
入園者数は前期比▲3.8%減の3,019万1千人。それでも1人当たり売上高は前期比2.8%高の1万1,257円と過去最高を記録している。
チケット価格
2015年4月6400円⇒6900円、
2016年4月6900円⇒7400円。
株 式会社の宿命は、株主は常に経営陣に対して利益増・配当増を要求する。利益増を果たせなかった場合は、その経営責任を取らされることになる。そのために は、集客増を図るか、値上げするか、質(経費)を落とすしかなく、今の経営陣は、チケット代と駐車場の値上げばかりで対応しているようだ(質も落としてい るようだが・・・)。いずれ埃が出よう。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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営率
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経常利益
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株主利益
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13/3期
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395,526
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81,467
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20.6%
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80,867
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51,484
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14/3期
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473,572
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114,491
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24.2%
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112,671
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70,571
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15/3期
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466,291
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110,605
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23.7%
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110,486
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72,063
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16/3期
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465,353
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107,357
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23.1%
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109,214
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73,928
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16/15比
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-0.2%
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-2.9%
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-1.2%
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2.6%
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17/3期予想
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479,900
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109,110
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22.7%
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110,510
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76,870
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17期予/16期比
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3.1%
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1.6%
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1.2%
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4.0%
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