アダストリア 2月決算 売上高2000億円の大台に乗る
アダストリア(ポイントを引継会社にトリニティアーツ社とNATURAL9社が統合したカジュアル・アパレルSPA)が4月4日に発表した2016年2月 期決算は、売上高2000億38百万円(前年同期比8.4%増)、営業利益160億4百万円(2.7倍)、経常利益161億85百万円(2.5倍)、当期 利益91億22百万円(18倍)となった。
売上高は、自社生産体制の拡充に伴う商品開発力の向上やWEB事業の伸長などの要因により、順調に推移した。
ブランド別では、「グローバルワーク」、「ニコアンド」「ジーナシス」が高い伸びとなった。
店舗は、93店舗の出店(内、海外29店舗)、125店舗の退店等(内、海外31店舗)の結果、グループの店舗数は、1324店舗(内、海外104店舗)となった。
収益面は、円安などによる原価上昇の影響はあったものの、きめ細かい売価コントロールにより、値下げロスが減少した結果、売上総利益率=粗利益率は56.6%(前年度比1.1ポイント増)となった。
販売費及び一般管理費は、ブランド認知度上昇によりテレビコマーシャルを削減するなど、経費の最適化に注力した結果、販管費率は48.6%(前年度比▲3.7ポイント減)となり、営業利益率は8.0%(前年度比4.8ポイント増)と大幅に上昇した。
特別損益は、店舗の減損損失6億44百万円と関係会社株式売却損1億73百万円を特損計上した。
次期は、グローバルワーク、ニコアンドといった基幹ブランドを世界で戦えるグローバルブランドとすることを目指して強化していくとしている。
業績見通しは、既存店売上高は前年比3.0%増、出店等66店舗(内、海外18店舗)、退店等35店舗(内、海外6店舗)としている。数値は下記のとおり。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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←率
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経常利益
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当期利益
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13/2期
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121,670
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9,717
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8.0%
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9,951
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5,508
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14/2期
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153,273
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5,762
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3.8%
|
6,027
|
-4,731
|
15/2期
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184,588
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5,981
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3.2%
|
6,452
|
503
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16/2期
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200,038
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16,004
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8.0%
|
16,185
|
9,122
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16期/15期比
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8.4%
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167.6%
|
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150.9%
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1713.5%
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17/2期予想
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208,900
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17000
|
8.1%
|
17,300
|
10,000
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17期予/16期比
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4.4%
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6.2%
|
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6.9%
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9.6%
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