『ふたりの恋愛書架』1巻・『一年生になっちゃったら』9巻 他
2月期第3弾、その2。
『シドウ ~最後の晩餐料理人~』1巻…欲望を剥き出しにする料理で人を絶望に落とし、その絶望を味わう料理人シドウの短編連作。
今巻、この料理を食べた人は、TV人気絶頂でやりたい放題のお持ち帰りカリスマシェフに、女子高生の弱みにつけ込み慰み者にするエリート教師、バブル期に強引な土地買収をした社長、アイドルグループSBY31(これはSiBuYaかな?)のアイドルを抱いて賞味期限を確かめるプロデューサー、少女連続暴行殺人を行いそれを無実の人に被せ死刑に追いやりあまつさえその娘さんまで毒牙にかけた親が総務省事務次官の警察官エリートと、言ってみれば欲望にまみれた悪人ばかり。
なので、今のところ、料理を駆使した“必殺仕事人”といった印象。
ま、法で裁かれない悪い人が懲らしめられるというのは痛快ですが。
ちなみに、シドウは渋谷十三番街の廃教会にいるってこともあり、台詞もそれっぽいです。
「悔い改める」が「喰い改める」なのはなるほどでしたが、「最後の晩餐」のルビが「デスメシ」ってのはちょっと笑えました。(^^;
シドウの過去は描かれましたが、ウエイトレス?のルカちゃんが、何故行動を共にしているのか、その辺りも今後の展開に期待です。
『東京自転車少女』3巻…TVBr○s.誌「ブ○スコミックアワード2012」“東京ち○散歩”部門第1位…って、えらく限定的な…。(^^;
ともあれ、部活の数が半端なく、予算確保のために地元企業や店がスポンサーになってるのはわかりますが、高校の部活に広告出してメリットあるのだろうか?
っていうか、その時点でアマチュア大会への参加等不可になるのでは??<嫌な大人の見方。
学食リサーチング部に、レンタル彼女部(いいなぁ(^^;)、ドリンクバーテンダー部(高校生に見えない部長(笑))、トレジャーハント部…、人間将棋部……、アダムとイ部ってのは、一体何をする部なんだか。(苦笑)
ともあれ、自転車天使部の面々も、前巻の試練をクリアしていなかったことからペナルティ。
リアホイールの大きい加藤さんのロードを、宣伝チャリ化することになってしまいます。
始めは嫌がっていた加藤さんでしたが、ディスクホイールの魅力に負けて、痛チャリ作りスタートです。
しかし大変高価なディスクホイール。
加藤さんの「…ツケで…おねがいします…にゃん。」攻撃も通じません。(^^;
そこに現れたのが、『マクロヌF』の“チェリル”(おいおい)の痛チャリに乗った、高校の森羅万象ペインティング部OB、HIGE先輩。(近場に同じ異名の方がいるんですが…(笑))
こっから先は、まさに安価な痛チャリ作りのハウツー本の様相。<こういうの好きです。
失敗しやすいポイントなども描かれているので、これからやってみたい方にはすごく参考になるかと。
痛チャリ完成後は、江古田をポタリングしてポイント稼ぎ。
恥ずかしがりつつ、見られる快感に浸っていく加藤さんが可愛いです。
区切りよく、痛チャリ話が終わっていますので、ハウツー本代わりに購入するのもアリかも?
で、今回のお薦めは次の2冊。今回は揃って芳○社ものとなりました。
◆『ふたりの恋愛書架』1巻
ザ・表紙買い。(^^;
年上のお姉さんカナコさんと、当初は中学生の男の子秋生くんの、年の差ラブストーリー。
カナコさんの年齢は明らかになっていません(^^;が、秋生くんの歳を知ってカナコさんは、捕まる心配してます。(笑)
お父さんが開いていた古書店を新たに営むカナコさん。
「色々あって…。」と、お父さんとは別れて暮らしているようですし、いろいろ過去があるっぽいです。
で、失くしてしまったものを求めていました。
一方、読んだ本は端から端まで覚えられる秋生くん(羨ましい。)も、両親がほとんど帰ってこない家に住み、寂しい生活をしていました。
そんな二人は古本市で本を仲立ちに出会い、偶然同じ町に住むことがわかります。
カナコさんに同じにおいを感じ、秋生くんが古書店を訪れると、カナコさんからの突然の告白。
「-私と結婚しない?」
お互いの想いを確かめ合い、心がつながっていく二人。
実はカナコさんは、炊事整頓ダメ系だとか、先輩に対抗してキスしちゃうヤキモチ焼きだとか、いろんな事が分かるたび、秋生くんはどぎまぎしながら生活を送っていくことになります。(壁殴展開も多数(^^;)
まだまだ問題もありそうですが、読んでいてほっとするタイプのお話でした。
次巻も楽しみです。
しかし、本好きでこんな出会いがあるなら、自分もカナコさんみたいな人に出会いたいものですよ。(苦笑)
◆『一年生になっちゃったら』9巻
小学生女子になってしまった高校生男子の非日常ストーリーも、ついに完結。
…まぁ、小学生女子にされちゃったとか、パワードスーツ出てきたりとか、もともとSF話になってはいたんですが、いつの間にか各国が入り乱れ軍隊まで動き出す対立に。
…でっかい話になっちゃったよなぁ。
それも、人間を幼児化する“ロリウィルス”を巡ってのものですからねぇ。(^^;
“シモン”のものに似たサングラスを着けたパワードスーツの伊織ちゃん。
伊織くんを好きな小学生の女の子、鈴ちゃんに背中を押され、パワードスーツを脱いで神農化学へ。
ロリ化して自分を忘れてしまった大好きな人、みくるさんのために“大人帝国”の“しんちゃん”のような一途な頑張りをみせます。
そこで元の姿に戻るみくるさん。伊織ちゃんは、嘘を謝り、ついに「好きです!」の大告白。
ちょっと鈴ちゃんのモノローグがもの哀しい、事件の結末を迎えます。
後は伊織ちゃんが元に戻れば…。
後半は、またドタバタに戻るのですが、ラスト、“進撃の巨乳”(笑)に撃破された結女さんからワクチンを手に入れて…。
そしてこちらでもラストは鈴ちゃん。
純粋な想いであっただけに辛い思いをしたのでしょうが、彼女もまた幸せにならないと、このお話は完結しませんよね。
結女さんは…まぁどうでもいいですが。(^^;
当初の“一年生になっちゃった”ことによるドタバタノリの方が好きではありましたが、何だかんだと最後まで楽しく読ませていただきました。
いかん、やはり一作にかける文章が長すぎる…。
次回こそ短く収めよう! 頑張るぞ!
『シドウ ~最後の晩餐料理人~』1巻…欲望を剥き出しにする料理で人を絶望に落とし、その絶望を味わう料理人シドウの短編連作。
今巻、この料理を食べた人は、TV人気絶頂でやりたい放題のお持ち帰りカリスマシェフに、女子高生の弱みにつけ込み慰み者にするエリート教師、バブル期に強引な土地買収をした社長、アイドルグループSBY31(これはSiBuYaかな?)のアイドルを抱いて賞味期限を確かめるプロデューサー、少女連続暴行殺人を行いそれを無実の人に被せ死刑に追いやりあまつさえその娘さんまで毒牙にかけた親が総務省事務次官の警察官エリートと、言ってみれば欲望にまみれた悪人ばかり。
なので、今のところ、料理を駆使した“必殺仕事人”といった印象。
ま、法で裁かれない悪い人が懲らしめられるというのは痛快ですが。
ちなみに、シドウは渋谷十三番街の廃教会にいるってこともあり、台詞もそれっぽいです。
「悔い改める」が「喰い改める」なのはなるほどでしたが、「最後の晩餐」のルビが「デスメシ」ってのはちょっと笑えました。(^^;
シドウの過去は描かれましたが、ウエイトレス?のルカちゃんが、何故行動を共にしているのか、その辺りも今後の展開に期待です。
『東京自転車少女』3巻…TVBr○s.誌「ブ○スコミックアワード2012」“東京ち○散歩”部門第1位…って、えらく限定的な…。(^^;
ともあれ、部活の数が半端なく、予算確保のために地元企業や店がスポンサーになってるのはわかりますが、高校の部活に広告出してメリットあるのだろうか?
っていうか、その時点でアマチュア大会への参加等不可になるのでは??<嫌な大人の見方。
学食リサーチング部に、レンタル彼女部(いいなぁ(^^;)、ドリンクバーテンダー部(高校生に見えない部長(笑))、トレジャーハント部…、人間将棋部……、アダムとイ部ってのは、一体何をする部なんだか。(苦笑)
ともあれ、自転車天使部の面々も、前巻の試練をクリアしていなかったことからペナルティ。
リアホイールの大きい加藤さんのロードを、宣伝チャリ化することになってしまいます。
始めは嫌がっていた加藤さんでしたが、ディスクホイールの魅力に負けて、痛チャリ作りスタートです。
しかし大変高価なディスクホイール。
加藤さんの「…ツケで…おねがいします…にゃん。」攻撃も通じません。(^^;
そこに現れたのが、『マクロヌF』の“チェリル”(おいおい)の痛チャリに乗った、高校の森羅万象ペインティング部OB、HIGE先輩。(近場に同じ異名の方がいるんですが…(笑))
こっから先は、まさに安価な痛チャリ作りのハウツー本の様相。<こういうの好きです。
失敗しやすいポイントなども描かれているので、これからやってみたい方にはすごく参考になるかと。
痛チャリ完成後は、江古田をポタリングしてポイント稼ぎ。
恥ずかしがりつつ、見られる快感に浸っていく加藤さんが可愛いです。
区切りよく、痛チャリ話が終わっていますので、ハウツー本代わりに購入するのもアリかも?
で、今回のお薦めは次の2冊。今回は揃って芳○社ものとなりました。
◆『ふたりの恋愛書架』1巻
ザ・表紙買い。(^^;
年上のお姉さんカナコさんと、当初は中学生の男の子秋生くんの、年の差ラブストーリー。
カナコさんの年齢は明らかになっていません(^^;が、秋生くんの歳を知ってカナコさんは、捕まる心配してます。(笑)
お父さんが開いていた古書店を新たに営むカナコさん。
「色々あって…。」と、お父さんとは別れて暮らしているようですし、いろいろ過去があるっぽいです。
で、失くしてしまったものを求めていました。
一方、読んだ本は端から端まで覚えられる秋生くん(羨ましい。)も、両親がほとんど帰ってこない家に住み、寂しい生活をしていました。
そんな二人は古本市で本を仲立ちに出会い、偶然同じ町に住むことがわかります。
カナコさんに同じにおいを感じ、秋生くんが古書店を訪れると、カナコさんからの突然の告白。
「-私と結婚しない?」
お互いの想いを確かめ合い、心がつながっていく二人。
実はカナコさんは、炊事整頓ダメ系だとか、先輩に対抗してキスしちゃうヤキモチ焼きだとか、いろんな事が分かるたび、秋生くんはどぎまぎしながら生活を送っていくことになります。(壁殴展開も多数(^^;)
まだまだ問題もありそうですが、読んでいてほっとするタイプのお話でした。
次巻も楽しみです。
しかし、本好きでこんな出会いがあるなら、自分もカナコさんみたいな人に出会いたいものですよ。(苦笑)
◆『一年生になっちゃったら』9巻
小学生女子になってしまった高校生男子の非日常ストーリーも、ついに完結。
…まぁ、小学生女子にされちゃったとか、パワードスーツ出てきたりとか、もともとSF話になってはいたんですが、いつの間にか各国が入り乱れ軍隊まで動き出す対立に。
…でっかい話になっちゃったよなぁ。
それも、人間を幼児化する“ロリウィルス”を巡ってのものですからねぇ。(^^;
“シモン”のものに似たサングラスを着けたパワードスーツの伊織ちゃん。
伊織くんを好きな小学生の女の子、鈴ちゃんに背中を押され、パワードスーツを脱いで神農化学へ。
ロリ化して自分を忘れてしまった大好きな人、みくるさんのために“大人帝国”の“しんちゃん”のような一途な頑張りをみせます。
そこで元の姿に戻るみくるさん。伊織ちゃんは、嘘を謝り、ついに「好きです!」の大告白。
ちょっと鈴ちゃんのモノローグがもの哀しい、事件の結末を迎えます。
後は伊織ちゃんが元に戻れば…。
後半は、またドタバタに戻るのですが、ラスト、“進撃の巨乳”(笑)に撃破された結女さんからワクチンを手に入れて…。
そしてこちらでもラストは鈴ちゃん。
純粋な想いであっただけに辛い思いをしたのでしょうが、彼女もまた幸せにならないと、このお話は完結しませんよね。
結女さんは…まぁどうでもいいですが。(^^;
当初の“一年生になっちゃった”ことによるドタバタノリの方が好きではありましたが、何だかんだと最後まで楽しく読ませていただきました。
いかん、やはり一作にかける文章が長すぎる…。
次回こそ短く収めよう! 頑張るぞ!