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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
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科博オープンラボ2015に行く

国立科学博物館では、1年に1日だけ研究員たちの文化祭みたいな「オープンラボ」というイベントがあります。
かつては新宿に研究施設があった頃は気軽に行けたのですが、今はつくばに移転してしまいまして
さすがに遠くて億劫になってしまい毎年パスしていましたが、一念発起して今年はつくばエクスプレスに乗って行ってきました!
ちなみに前回の模様はこちら「国立科学博物館分館オープンラボ」のエントリーです。

つくば駅まで出るのは意外と早かったのですが、バスが1時間に2本しかないということで、
1時過ぎと到着が遅くなってしまいましたがギリギリなんとかすべての施設をまわることができました。

科博の研究施設は同じく科博の一施設である筑波実験植物園の一角にありまして、
大きく分けると植物、動物、工業の3つのジャンルに対する展示や講演、実演などが行われました。

植物園入口から入り、研究施設に入ると、まず遭遇したのが写真にもある通りイルカの解剖でした。
新宿で開催した最後の2010年(震災で2011年は中止)に参加したときもやっていたので
まさか今年もやっているとは思いませんでしたが、今年も先生が嬉々として説明しながら解剖していました。
前に見たのは水族館で変死したイルカで、今回は漂着死したイルカとのことでしたが
今回のイルカは妊娠していたとのことで写真のようにちょっとかわいそうでしたがイルカの胎児も確認できました。

イルカの胎児

他の展示はというと、それほど毎年大きく変わるということがないので経験者にとって驚きは少ないのですが
はじめて行く人にはなかなか刺激的な内容も多いので、かなりおすすめですよ。

個人的に今回とても興味深かったのは、公開された資料庫にあの特攻機「剣」が無造作に収蔵されていたことですね。
終戦間際に製造が計画されていた試作機でジェラルミンなど資源欠乏からできるだけ木製部品を多用し
特攻機は着陸しないから車輪は不要と離陸時に捨ててゆくという航空機だという予備知識はありましたが
解体されて片隅に置かれた剣の主翼はやはり木製で表面のみ金属板を貼ってあるのが確認できました。
風防(キャノピー)などは俗にいうプチプチの緩衝材で覆われて確認できませんでしたが、零戦などに比べるとかなり小さく
靖国神社に展示されているロケット特攻機「桜花」に近いかなという印象がありましたね。
尾翼などは他の収蔵品の影に隠れていてよく見ることはできませんでした。
なにより撮影禁止だったので残念ながら写真はありません……

あとモグラ研究で高名な川田先生のお話(剥製でみる収斂進化について)が聞けたのもたのしかったですね。
ツアー最終組ということで時間短縮のため途中で説明が打ち切りになってしまったのは非常に残念でしたが……
あとこれでもかというくらいの縄文~江戸時代までの頭蓋骨も並んでるので骨好きの人にはたのしい空間です。
それと、おみやげに恐竜の下敷きをもらってきました。

さすがに来年も行くかどうかわかりませんが、また何年かしたら遠足気分で行ってみたいなと思っています。
研究棟はオープンラボで4月にたった1日だけしか公開されませんが、同敷地内の植物園は一般公開されていて、
そこだけでも結構見応えがあるんで機会があったらまた行きたいんですけど、なにせ遠くて……

いちおう私は友の会に入っているので上野本館も目黒の自然教育園も筑波実験植物園も入場無料なのです。
年に3回ほどある特別展示も入場チケット(1800円*3枚)をもらえるし、専門誌(500円*年6冊)も送られてくるので、
年会費4110円のわりにずっとお得なので興味のある方はおすすめですよ。
家族4名の2年会員が11320円で合計5万円分近い特典がつくので科学や恐竜、動物が好きなお子さんがいるならぜひ!


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