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UNO=日昌晶

Author:UNO=日昌晶
日昌晶(ひよしあきら)
小説家にして作家デビュー請負人、ストーリーコミュニケーションコンサルタント
原稿執筆や講演・講義、オタクビジネス・マーケティングのコンサルティングまで幅広く活躍中!
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軍艦とか日本刀とかいつの間にメジャーになったんだ……

私が小中学生の頃、よく眺めていた本といえば『日本海軍艦艇事典』と『日本名刀100選』でした。
しかし少なくとも私の知る限りでは、これらに興味を持っていた同年代の級友なんてほとんどいませんでした。
軍艦の話ができる友達は何人かいましたが、刀について語るほどの物好きなんていなかったんですよね。
それがどうでしょう! 『艦これ』とか『刀剣乱舞』といったゲームのおかでというか”せい”で
いつの間にやら名前だけは知名度があがってしまったんですよね……複雑な思いです。

子供の頃は軍艦のプレモデルを作るのが好きで、でも小学生のおこづかいで買える駆逐艦ばかり買ってました。
桜とか松とか三日月とかそんな感じで。デカい戦艦は値段が高いのであまり買いませんでしたね。
軽巡は旧式だとカッコよくないのですが阿賀野は好きでした。あと重巡だと航空巡洋艦の最上とか作ったな。
ウォーターラインシリーズはタミヤ製とアオシマ製の出来が天と地ほどちがったので好きな艦艇がアオシマ製だと
すごく残念な気持ちになった思い出がありますが、現行モデルはかなり出来がいいみたいですよね。
あと100円プラモで世界の戦艦シリーズがありサウスダコタ(米)やビスマルク(独)なんかも作った憶えがあります。
でもやっぱり軍艦というと大和と武蔵がカッコよさや強さもあって人気は抜群なのですが
年齢を重ねると戦艦扶桑のあのジェンガみたいなアンバランスな艦橋が好きになってきました。
日本初の純国産超弩級戦艦にして見たからに失敗作な佇まいが愛くるしいです。

それと日本刀は天下五剣の一、童子切安綱(どうじきりやすつな、国宝・東京国立博物館蔵)が好きでしたね。
源頼光が大江山の酒吞童子を斬ったという伝説のある摂津源氏重代の刀という由来となっています。
私の祖先は『平家物語』では鵺を退治したとされる源頼政(頼光の曾々孫)から五代の孫を初代としているので、
刀の美しい姿だけでなく、直系の祖先の所有物だったということで何かしらの因縁もあって特に好きなった刀でした。

他にも源氏重代の刀はありまして、頼光四天王のひとり渡辺綱が一条戻橋の鬼の腕を斬ったとされる
髪切(ひげきり、重文・北野天満宮蔵)や頼光が土蜘蛛を斬った膝丸(ひざまる、後に蜘蛛切と改名、現存せず)などがあります。
それぞれの由来は刀の試し切りに罪人の首を刎ねたとき、おそらく正座させ首を突き出すように屈ませた姿勢だったのでしょう。
あまりの切れ味に首はおろかその下の膝まで切れたのが膝丸で、罪人の首とは別にその髭まで切れたのが髭切ということです。
まだ刀剣乱舞では擬人化されていないですが、いずれも名刀です。
というか天下五剣はまだ三日月しか登場していないようですね。
他の三剣は鬼丸(北条時政の伝説)、数珠丸(日蓮の伝説)、大典太(死体三体まとめ斬り伝説)です。

軍艦や刀なんて知らなくてもまるで困らない知識でも実際にゲームとして活用され、それが大成功したように
小説を書くにもこういうどうでもいいような知識なんかも使いようによっては活きることも多いわけです。
あなたは特に役に立つようなことでなくても人が知らないことで得意な分野はありますか?
あれば、それが思いがけず強力な武器になってくれるかもしれませんよ。
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