新・怖いくらいに青い空

アニメ・マンガ・ライトノベル考察

『BanG Dream! Ave Mujica』第9話時点での各キャラの状況まとめ

豊川祥子

祥子からしたら、人生を賭けるつもりでAve Mujicaを始めたのに、結局上手くいかず、祖父に尻拭いまでしてもらって、「お嬢様のごっこ遊び」というにゃむの言葉が本当になってしまったという状況。そして、ムジカの活動のせいで睦が壊れてしまい、現在進行形でまだ大変なことになってるという状況。こんな中でAve Mujica再結成という選択はとても取ることはできない。にもかかわらず、海鈴とモーティスが接触し、初華も合流して、どんどん再結成へと外堀が埋められていってる。それも元を辿れば、「残りの人生を私にください」という祥子の言葉にメンバーが心動かされてるからであって、かつての自分の言葉がそのまま責任となって跳ね返ってきてるという状況。

こうして祥子は逃げられないような状況に追い込まれてて、懸案だった睦の件も(本当はモーティスの演技だけど)解消されて、なし崩し的にムジカ再結成になってもおかしくない形が出来上がってしまう。そこで待ったをかける奴がいるとすればそれは祐天寺にゃむしかない。にゃむからしたら、4話でも言っていたように「お嬢様かなぐり捨ててやる覚悟」を祥子に求めてるけれども、今の祥子はとてもじゃないが自分の人生預ける気になれんと思ってる。だから、10話で波乱あるとすれば、その点ににゃむがどういう感じでぶっこんでいくかに寄ると思われる。

MyGO編の10話の燈みたいに、一人でステージに立って必死にバンド再結成に動く、みたいな動機が祥子にはまだ無いので、今後どんなふうにムジカを再生していくのか道筋が見えない。逆に、燈みたいに何が何でもMyGOをやるって決めれば、たった1話でも状況が好転するって分かってるので、そこにどう持っていくかが鍵になる。あるいは、祥子とは違う別の誰かが主導してムジカ復活する流れになるのか、全然想像もつかない展開があるのか、っていう可能性も考えられる。

若葉睦

8話で睦がまだCRYCHIC再結成を望んでいることが判明。さらに、【睦ちゃん】も無数の役の中の一つに過ぎず、ギターを手にしたことで【睦ちゃん】が他の役を駆逐して表の人格になったこと、その睦を助ける役としてモーティスだけは生き残ったこと、など衝撃の事実が発覚。モーティスに対してレスバつよつよの睦がモーティスを飲み込み、睦が主導権を取り戻したのかと思いきや、海鈴と接触したのはどうやらモーティスで、いやどうなってるのこれ?と思う。

8話で海鈴の家に行ったのはモーティスの演技をした睦ではないかとも思った(直前でモーティスが飲み込まれてる描写あったし、ムジカ再結成のためにモーティスが動くことを睦が許すはずないと思っていたため)。でも結局、あれは本当にモーティスだったっぽくて、9話では睦とモーティスがギターを取り合った末に、睦が落下して消えてしまう(じゃあ8話のカラオケ屋のシーンはマジで何だったのかという気にさせられる)。

それにしても、このモーティスという存在がどういう着地をするのか、全く想像がつかない。モーティスは苦しんでる睦ちゃんを助けたいけれども、睦ちゃんが苦しまなくなったら存在意義を失う。ムジカを再結成しなければ睦ちゃんは苦しまなくで済むけれども、そうしたらモーティスは消えちゃうからモーティスは必死にギターを練習してムジカ復活を企む。消えたくない一心で睦ちゃんから役を奪っても、そもそも睦ちゃんが居なかったらモーティスの存在意義も無くなるという事態になる。あっちを立てればこっちが立たずという袋小路。ここ数話、睦関連の予想は全く当たらず、1話ごとに目まぐるしく状況が入れ替わっている。なので10話も、たぶん想像を超えた展開になっていくと思う。

あと意外だったのが、初華と鉢合わせしたシーン。「初華黙ってて!」の台詞、一瞬モーティスかと思うくらい珍しく睦ちゃんが語気強かったし、初華も睦のこと敵対してるけど、睦も睦で「こんな奴に祥子は渡さない」とか考えてそう。というか初華自体が、ムジカメンバーから祥子のことしか眼中にないアカン奴って見下されてただけかもしれん。

祐天寺にゃむ

にゃむは今、睦の才能を見せつけられて自信を失いかけてるけれども、同時に、どうすれば自分が芸能界で生き残れるかを必死で考えて、ムジカ再結成に乗るかどうするか考えてると思う。youtubeでの人気にも陰りが見えてきて1話の「昨日好きでも今日飽きた」が我が事として振りかかってきてる状況で、一人でタレントとしてやっていくことに限界も感じ始めてるけど、このままムジカに人生預けることにも不安を感じていると思う。

にゃむとしては、一緒に組む相手にも芸能界で生き残るために貪欲さや決断力を求めてるからこそ、4話で「睦に戻ってきてほしい」とか泣き言言ってた祥子に愛想をつかしたし、いつも他人事で責任を取ろうとしない海鈴のことも信用できないと言う。おそらく、祥子のことしか見えてない初華のことなどマジで眼中にない。逆に、圧倒的な演技力がある睦のことは一目置いてるし、祥子は睦の足枷になってると思ってる。

それを念頭に9話ラストの「キモっ」を考えてみると、海鈴が本気でムジカやりたいって言い出して「ああようやく信用できるようになってきたかな」って思ってたのに、出されてきたのが睦の演奏の真似してるモーティスだったと分かって失望して「キモっ」ってなってるのかなあと思う。あるいは、祥子に対しても、未だに睦のことしか見えてなくてCRYCHICという過去に執着してる姿を見て「キモっ」ってなってる可能性ある。そして睦に対しても、圧倒的な才能があるのに祥子に固執して「祥とバンドができればそれでいい」とか言って自分の才能を無駄にする選択してるのを見て「キモっ」って感じなのかもしれない。

モーティスが睦の演技をしてたことににゃむが気付いてたかは分からないけど、いずれにしても、今のムジカメンバーの姿を見て失望とか嫌悪を覚えているのは確かだと思う。それでも、にゃむは非常に計算高い行動を取ってくるので、最終的には自分の感情を抜きにしてここはムジカ再結成に乗った方が得と判断する可能性もある。

八幡海鈴

それまで秘密のベールに包まれていた海鈴の内面が、8話以降、まるで霧が晴れたかのようにクリアに見えるようになってる。海鈴としては、信じあえる仲間と本物のバンドをやりたいという切実な願望がある。でもそこに至るまでの過程があまりにも歪で、周りが見えてないという点に、海鈴の問題点があるのかもしれない。

海鈴は本質的に中二病なのだと思う。普段はクールぶって感情を表に出さないけど、心の奥底ではずっと誰かから必要とされたい、自分の居場所が欲しい、信じあえる仲間が欲しいと願ってる。それでも、失敗して傷付くのが怖いから、自分からは本気で踏み込めない。立希の言葉とCRYCHICの演奏を聴いてようやく一歩踏み出してみるけれども、そうしてとった行動が結局、自分の居場所になってくれるかもしれない人の周りをうろちょろするだけ、っていうのがもう本当に自意識をこじらせた悲しきモンスターやなあと思う。

モーティスに睦の演技をさせることでムジカ復活を目指してるけど、それで本当ににゃむや他のメンバーを説得できると思ってるのか。「睦に何やった?」って問い詰められて言い淀むようなやり方で、本当に自分の望んでいたバンド活動になるのか。兼任バンド全部辞めてきたって言うけど、そもそも海鈴個人の覚悟でどうにかなる話じゃないだろ。やるべき事をやらない奴は信用されないけど、勝手に余計なことをやっちゃう奴もまた信用されることはない。

同じアニメ内に見切り発車で強引に行動して何故か上手く行っちゃう愛音という化け物がいるからこそ、余計に海鈴の不器用さが際立つ。めちゃくちゃ辛辣な評だけど、あまりにも人間臭くて直近2話で一気に好きになったキャラ。

三角初華

CRYCHIC再結成したいという祥子の意向を聞かされた上、Ave Mujicaは祥子がCRYCHICを忘れるために作ったバンドでしかないと知らされたことで、ついに怒りが爆発しそうになり、想像の中で睦を突き飛ばしてしまう初華。海鈴・立希の会話に割り込んで「私、Ave Mujicaやるから」と言って、去り際に立希を睨みつける初華。いよいよもって初華さんの精神が限界に達しつつある。

クラスメイトの中で一番祥子の事情を知ってそうなのは立希なのに、これまで一向に立希と話そうとしなかったのは、CRYCHICの元メンバーに対して敵意を持ってるからというのがようやく分かった。MyGO編の10話で燈に優しかったのも、祥子と関係ない所でMyGOやってる分には問題ないしむしろ歓迎っていうことだとすれば合点がいく。でも9話で燈の詩の才能を目の当たりにしてしまい(「詩って伝わる気がするよね」が最悪の形でブーメランとなって跳ね返ってくる)、祥子のそばにいる人達(燈と睦)の圧倒的な才能に対して、自分は何者でもない(CRYCHICを忘れるために利用されただけの存在)という事実を思い知らされて絶望する初華。

初華からしたら睦のことは突き飛ばしたいくらい妬んでるんだけれども、9話ラストの睦(実際には睦を演じてるモーティス)はムジカ再結成に向けて動いてるから、初華とは利害が一致している。なので初華としては、祥子と睦が仲睦まじく手を取り合ってても、黙って見てることしかできないというあまりにも哀れな状況になってる。

睦ちゃん突き飛ばそうとしたのは確かにヤバいけど、ラスボスとして超えちゃいけないラインはまだ超えてないし、今後さらにヤバいことやってくる可能性高いと思う。長崎そよがMyGO編でやらかした悪事(ライブ後にキレ散らかす、CRYCHIC再結成のために愛音らを利用する、燈との一生の誓いを破る、睦ちゃんを脅す、電停で燈をわざと無視する)に比べれば、まだまだ全然いける。

『BanG Dream! Ave Mujica』第6話の感想・疑問・良かった点など

豊川祥子

  • 燈からの付箋をちゃんとノートに貼って保存していた祥子。その後、下駄箱に付箋貼ってなくて悲しそうにしてる祥子。←燈は今モーティス対応でそれどころじゃないんだよ、察してくれ。
  • 「CRYCHIC、Ave Mujica、そんなもの知りません」「睦など知りません」←完全に人間関係リセットして過去を忘却しようとするフェーズに入ってる祥子。
  • 祥子にとってバンドはもう忘れたい過去となっている。だが、睦の動画拡散で「ムジカ再開するかも?」みたいな噂が広まってることからも分かるように、外堀を埋められてムジカから逃れられなくなってるようにも見える。

若葉睦

  • MyGOç·¨8話の構図でそよに縋りつくモーティス。
  • 三日三晩そよを軟禁するモーティス。←セックスしないと出られない部屋かよ。
  • てっきり自分のせいでムジカ解散したことを反省して睦ちゃんを起こそうとしてるのかと思いきや、睦ちゃんがギター弾けばムジカが元通りになる(演奏以外の時は寝ててもらえばいい)みたいなこと言ってて草。思考がクソガキすぎる。
  • 愛音のスマホを見てメッチャ警戒してるモーティス。
  • 楽奈についていくモーティス。踏切でちゃんと左右確認してるの最高に萌える。
  • 起きてきた睦を閉じ込めて再び眠らせるモーティス「私、何のために…」←もともと睦ちゃんのために入れ替わったのに、完全に睦ちゃんをただ支配するだけになってるモーティス。

祐天寺にゃむ

  • 「こらど~し」
  • 演技の勉強してたのに(5話)、結局食レポみたいな仕事しかしてない祐天寺にゃむ。←睦の才能を目の当たりにして自信を失っているのか?

八幡海鈴

  • 立希「本当にムジカやってたの?」、海鈴「何が言いたいんだよ」

MyGO組

  • 立希「幸せって何だと思う?」
  • 愛音も燈も同じ時間にスタジオ来たのに愛音にだけ怒る立希。
  • 愛音「これ絶対あれだよね。そよりん、ま~た一人で病んでるよね」、立希「落ちる時はアイツ、とことん落ちるから」←メンバーから完全にそういう人認定されてるそよりん。
  • そよ「私、三日三晩いっしょだったのに」
  • ついに祥子の事情を察するにいたるMyGOのメンバー。
  • 祥子の「知りません」発言に理解を示す愛音と、逆にキレてる長崎そよ。

『BanG Dream! Ave Mujica』第5話の感想・疑問・良かった点など

豊川祥子

  • もちろん祥子も残りの人生全て捧げる覚悟でAve Mujicaをやっていたのに、ライブ中止の損失を豊川グループが肩代わりしたことによって、実はにゃむが言っていたように「お嬢様のごっこ遊び」でしかなかったことが分かってしまう展開、あまりにも辛い…。
  • 人形みたいに感情を失って何も言葉を発さない祥子を10分以上にわたって描写し続けた後の第一声が「私は、私が嫌いですわ」
  • 通学前に流し台に置いた湯呑みが帰宅時には無い(親父が片づけたから?)。荷物をまとめて出て行く祥子を窓際から見つめる親父。←親父は、祥子の前でだけ情けない姿を演じている? 祥子にはもう父親のことなど忘れて豊川家で幸せに生きてほしいと願っている?
  • メッチャ早い時間に登校してくる祥子(理由はたぶん、朝に燈からの付箋を見たくないから)→でもそれより早い時間に付箋が貼られてる。
  • 「祥ちゃんは幸せ?」の付箋を祥子が見たのは帰宅時 →祥子がメッチャ早起きして学校に来てるから(あるいは電車通学から車で送り迎えに変わったから)発見時刻が帰宅時になった。でもそのおかげで燈・愛音と鉢合わせできて3人で豊川家へ行く流れに。
  • ムジカ解散後、感情を失った人形みたいになっていた祥子が、燈が貼った付箋でようやく感情を取り戻す描写。燈への怒りという負の感情ではあるが、それを原動力として再出発できる兆し。
  • 今後ありそうなこと… 燈・愛音らと何らかの形でライブをやる→そのことが初華に知れて初華ブチギレ。MyGOç·¨7話をなぞるような展開が来るのか?
    • MyGOç·¨7話…春日影ライブは成功するが、そよ・祥子は深く傷つく
    • AveMujicaç·¨7話予想…祥子が再出発を果たすが、初華はブチ切れる

若葉睦

  • 自室で廃人のようになってるモーティス。それを見て怯えるそよ。前回の祥子相手につよつよだったモーティスはもう出ないの!?
  • 正直、睦を一番気にかける役は幼馴染である祥子であってほしかった。(モーティス化でショック受けてるのは分かるけどさあ…)

祐天寺にゃむ

  • ムジカ解散してタレントとして活躍しているのに、ドラムの練習だけは続けているにゃむ。→まだバンド活動に未練があるのか?
  • 舞台のオーディションの話が来るが「演技はまだ勉強中なので」と言って断るにゃむ。「今はまだバラエティ方面で頑張りたい」と言っているが、本棚には演技に関する本が大量にある。→睦への強い執着、そして、その睦が芸能活動を止めてしまったことへの憤りが感じられる。

八幡海鈴

  • 祥子と連絡取ったか聞いてきた初華に「ご自身で確認すればいいのでは?」と言って消える海鈴。
  • 初華さん、海鈴には聞いたのに立希には聞かないの何で?(立希が以前祥子とバンドやってたことは流石に知ってるよね?)

三角初華

  • 「ずっとここに居ていいから。ムジカが無くなっても、一緒に、いてくれる?」→その後、置き手紙だけを残して立ち去る祥子。ショックを受ける初華。
  • 床に落ちるプリン。コンビニのとかじゃなくて、ガラス瓶に入ってる高いやつ。賭けてもいいけど、あれ絶対、純田まなが「一緒に食べよ~」とか言ってプリン買ってきてくれたことが以前あってそれを真似してるだけだと思う。
  • 祥子が出て行った後も2つのコップにコーヒーを注ぐ初華。3話のドーナツもそうだが、もはや祥子の心を繋ぎ止めるための呪術みたいでヤバい。
  • 燈と愛音は豊川家に入って対話を始めようとしてるのに、初華はただ待つことしかできない、という対比。
  • 初華と燈、どこで差がついたのか?(どちらも、祥子のことを大切に思ってるけど事情はよく知らない、という条件は一緒だったはずなのに。)
    • 燈は、祥子に幸せになってほしい。だから、祥子のことを知りたい。
    • 初華は、祥子と一緒にいたいだけ。だから、祥子のことを知ろうとしてない。(祥子は紅茶が好きなのに初華はずっとコーヒーを淹れ続けてる描写がそれを象徴している。)

MyGO組

  • 愛音「と・が・わ・グループ♪」←燈が興味なさそうに別の方向向いてるのが最高に萌える。
  • 燈「幸せって何だろう」、立希「えっ?わ、私は今、幸せだけど…」「な、なんでもない。じゃっ」(赤面、挙動不審、そのまま帰宅)←どう見ても童貞です本当にありがとうございました。
  • 普段はギャグ要員なのに大事な場面でメッチャ頼りになる愛音(後藤ひとりと同じ立ち位置)
  • ちょっと走っただけで息が上がり車の中でもまだハァハァ言ってる燈(今週一番の萌えポイント)

『BanG Dream! Ave Mujica』第4話の感想・疑問・良かった点など

豊川祥子

  • モーティスに怯える祥子。
  • 長崎そよに言った「ご自分の事ばかりですのね」等、過去の発言が全てブーメランとなって跳ね返ってくる状況。
  • 親父のために新聞配達のバイトまでしてた祥子が、にゃむからはお嬢様だと思われ「お金かけてライブに来てくれるファンの気持ちも考えろ」って言われるの、あまりにも皮肉で辛い。
  • モーティスがギター弾けないと分かり明日のライブどうしようかと話し合ってる中でも、ただ「睦に戻ってきてほしい」と願望を口にすることしかできない祥子。それを見てムジカを辞めると宣言するにゃむ。→にゃむはバンドを組むにあたってメンバーの技術力とかバンドの世界観とかは特に気にしておらず、「祥子が自分の人生をかけるに足る人物であるかどうか」を重視してる。リーダーとして何らかの決断を出来ていれば、にゃむも辞めるとは言わなかったのでは?
  • Ave Mujica解散となって、またしても行く場所無くなってしまったが、来週からどこで生活するのか? ムジカの中に祥子を救える人がいないので、ここで高松燈が登場してくる可能性が高い。

若葉睦

  • マカロン食べられてふくれっ面になるモーティス萌
  • 「健康に良くない!」萌
  • タクシー内での会話「今の祥子ちゃんには内緒だよ」←いまいち真意が見えない。裏で睦がいろいろ手を回してることは内緒にしてっていう意味?
  • 祥子をいじめてる時の楽しくて仕方がないという感じのモーティス
  • 解散の話が出てきて一気にクソ雑魚化するモーティス萌。おごれる者久しからずを地で行く展開。ギター弾けないくせに今まであんな偉そうにしてたのある意味凄い。
  • 睦ちゃんからしたら、自分では祥子の力にはなれないと悟ってモーティスと入れ替わったのに、そのモーティスがバンドを散々引っ掻き回してもっとメチャクチャにしちゃったという地獄のような状態。両方とも極端すぎるのがいけない。睦とモーティスを足して二で割る感じで折り合いをつけていくのが後半の展開になるのか。
  • 睦ちゃんの苦しみの一つが「ギターを歌わせられない」ことにあるのなら、睦とは対極の弾き方をしてる楽奈ちゃんが今後睦を救うカギになるのか。

祐天寺にゃむ

  • 熊本出身で確定した祐天寺にゃむ。
  • 睦の才能に嫉妬を覚えつつも睦のことを考え「ここにいちゃダメだよ」というにゃむ。
  • 1、2話では散々場面を引っ搔き回しヘイトを集めていたにゃむ。だが、バンドの世界観を守ることに拘泥する祥子、自分の事で精一杯の睦、祥子のことしか見てない初華、未だに感情が見えない海鈴と違い、にゃむだけが唯一、バンドの事を冷静に見てどうすればファンが喜ぶのかを考えて行動できていた。
  • でもぶっちゃげ、ムジカが今こういう状況になってるの、元を辿ればにゃむが勝手に仮面外したからなんだけどね…。
  • 物語前半は優しくて良い人に見えた長崎そよが実はあんな感じだったように、にゃむも序盤は利己的でギラギラしてる奴だったのが実はメッチャ良い奴、となるのか。それとも、またここから反転することがあるのか。

八幡海鈴

  • モーティス「海鈴ちゃんだってムジカが自分の居場所になるといいって言ってたのに」
  • ようやく海鈴の内面が垣間見えた。立希に言った「燃え尽きる前の線香花火みたい」という言葉からは、ムジカもまた自分の居場所にはなり得ないだろうという諦めが見て取れる。だが、睦(モーティス)に自分の気持ちの一端を話すくらいには、Ave Mujicaという居場所を気に入り、メンバーにも心を開きかけていたように見えるので、本心では解散してほしくないと思っているのでは。

三角初華

  • 祥子のこと大好きなのに全然祥子のことが見えてない描写すごい。
    • 会議室で祥子が曇ってるのに全然気付かず「私、今のムジカ好きだよ」とか言っちゃう
    • 祥子が嫌そうな顔してるのに「この写真私も好きだな~」とか言ってうっとりしてる(それを聞いた祥子が「うわっこいつマジか…」みたいな顔してるのメッチャ良い)
  • モーティスに「祥子ちゃんのことよろしくね」って言われてメッチャ嬉しそうな初華。
  • モーティスから教えられた「健康に良くない」を早速使う初華。
  • 初華はぶっちゃげ祥子さえ居れば他はどうでもいい→でも祥子に嫌われたくない&喧嘩で祥子に加勢するために「一人でも抜けたら解散」って言う→でもにゃむが突然解散とか言ってきたからビビって「あの時はそうでも言わないと…」って口ごもる→これらを全部見透かされてモーティスに「初華ちゃん嘘ばっかり。祥子ちゃんと一緒にいたいからって」って言われる。
  • 最初初華は長崎そよ枠になるんじゃないかと予想してたが、4話までの流れはむしろ椎名立希に近いと思う。立希と初華をよく表す言葉は「憧れは理解から最も遠い感情」。立希は燈のことが好きすぎるがゆえに燈の気持ちを理解できない(勝手にそよを切り捨てて練習に海鈴を呼んだりしちゃう)。同様に、初華も祥子のことが全く見えてない。

MyGO組

  • 「私とはバンドやってくれなかったくせに」とか文句言ってたのに睦ちゃんが出てる番組はちゃんと見てる長崎そよ。
  • 海鈴にノートを見せてあげる立希。もうこの2人だけが癒し。

『BanG Dream! Ave Mujica』第3話の感想・疑問・良かった点など

豊川祥子

  • 「祐天寺さんこそもっと練習すべきですわ」とか言い出す祥子。MyGOの3話といい、今回といい、レスバに負けそうになると「練習しろ」って言ってくる祥子。
  • 「どうして味方になってくれないの!?」←睦のことを大切な幼馴染と思っている反面、いつも自分の味方をしてくれる従順な存在だと決めつけているように見える。「甘えないで」と言ってるが祥子こそ睦に甘えているのでは?
  • 祥子は一貫して睦の真意を聞こうとしてない。CRYCHIC結成の時も、今回の喧嘩でも、祥子は睦の意見を聞く前から自分についてきてくれるはずと決めつけて、睦の気持ちを考えていない。そこに祥子の傲慢さがあるが、自分の発言でバンドがダメになることを恐れて何も意見を言わない睦にも責任があるので、祥子だけが悪いとは言い切れないと思う。ゆっくり時間をかけて睦と話し合えば結果は変わっただろうが、多忙で追い詰められた祥子にはそれをする余裕が無かった。

若葉睦

  • モーティスTVショー。二人分で14光。交差点で泣き叫ぶ祥子をただ見てることしかできない睦。
  • モーティス「私、祥子ちゃん嫌い」、逆さ吊りにされた鶏「健康に良くない!」
  • にゃむ・祥子による睦の取り合いに発展。
  • 東京駅からずっと黙って祥子の後ろをついてくる睦かわいい。
  • 「私がしゃべるとダメになるから」
  • モーティスに飲み込まれる睦
  • 若葉睦の中にいる【睦】と【モーティス】の対比
    • 【睦】無口で臆病(昔はもっと笑っていた)。ギターというアイデンティティ。祥子の力になりたい。
    • 【モーティス】人形のような存在。求められるパフォーマンスをやるだけ。祥子のことが嫌い。
  • おそらく睦にとって祥子は、森みなみの娘としてではなく睦本人のことを見てくれた唯一無二の存在であり、だからこそ今度は自分が祥子の力になりたかったと思う。本当は【睦】として祥子を支えたかった(祥子の方もそれを望んでいたから)が、「どうして味方になってくれないの!?」と言われてしまい、【睦】では祥子の力になれないと悟った睦は、【モーティス】に身も心も捧げるしかなかったのだろう。

祐天寺にゃむ

  • 家でメッチャ練習してるにゃむち。1、2話の頃とは打って変わり、睦ちゃんの才能を認め、それに嫉妬すらしつつある。
  • にゃむ「祥子、明らかにムー子の足かせになってない? このままじゃ2人で破滅だよ」←8割は睦を自分側に引き込むための策略なんだろうけど、残り2割くらいは本当に睦を心配しているのでは?
  • 仙台駅のホームでガチギレするにゃむ。
  • にゃむにとってAve mujicaがマルチタレントとして売れるための踏み台でしかないという認識は変わってないが、ファンの求めているパフォーマンスを追求し、必死にドラムの練習もするなど、Ave mujicaの活動に真摯に向き合うようになってきている。その上で、ファンが望むのであれば睦は【モーティス】としてステージに立つべきだと言う。にゃむ自身もこれまでずっと自分を殺してインフルエンサーとして視聴者が望むことだけを追求してきたからこそ、【モーティス】としての睦に共感・羨望しているんだと思う。それは、幼いころから睦を知ってる祥子からしたら受け入れがたいスタンスだろうが、にゃむはにゃむなりに睦と向き合い(自身の野望が最優先ではあるものの)睦のためを思って行動しているのではないか。

八幡海鈴

  • 「それで、誤魔化しもせず固まっていたというわけですか」←睦のこと責めたりはしないけど言い方がキツい。海鈴さん、基本的に仕事できない奴には厳しい。
  • 「喧嘩でしたら練習の後で好きなだけどうぞ」←やっぱりバンドメンバーと対立することをだいぶ恐れてるっぽい?
  • 「音楽番組なのにAve mujicaの音楽はいらないと言われたようなものですね」←さも不満あり気な言い方。やはり内心では睦のパフォーマンス(を前面に押し出す方針)を快く思ってないのでは?
  • 「祐天寺さんが練習不足だと思った事は無いです。豊川さんこそメンバーを見ていないのでは?」
  • ベースの腕前を買われてAve Mujicaに入った海鈴としては、どちらかと言うと祥子と同じ方向性(パフォーマンスよりも楽曲優先)で行きたいはず。けれども全面的に祥子の味方をするわけではなく、明らかに間違った発言に対して口を挟む以外は基本的に中立を保つというスタンスでいる模様。

三角初華

  • 祥子「睦がどういう子か、昔から知ってましたのに」→初華「昔からか…」
  • せっかくドーナツを用意したのに祥子に塩対応されて表情が曇る初華。
  • 祥子を助けようとにゃむに言い返すけど「練習参加してないの無責任」って反撃されて固まる初華←レスバよわよわで草。sumimiという温室にいた初華が、にゃむに口論で勝てないのはまあ当たり前ではある。
  • 睦と祥子の口論をこっそり聞いている初華。
  • 初華さんサイドからしたら、自分も昔から祥子のこと知ってるのに、祥子は睦ちゃんの方ばっかり向いてて私を必要としてくれてない、って思ってそう。その感情がいずれ睦へのヘイト感情になって爆発したりするんじゃないかとヒヤヒヤする。