2013年上半期(1〜6月)に読んだ130冊の中で最も影響を受けた本ベスト10

2013年上半期(1〜6月)に130冊の本を読みました。
大量に本を読んでいると、「どの本がよかったですか?」と聞かれることがあります。
そこで、タイミングが遅くなりましたが、2013年上半期(1〜6月)に読んだ130冊の中で、最も影響を受けた本ベスト10をまとめてみました。
※紹介する順番に意味はありません。
ひとを動かす技術

「ひとを動かす」というと何だか胡散臭く感じるかもしれません。
しかし本書は、相手が「自分から」動いてくれるようにするための考え方。とても役に立ちます。
特に、
- 「押す」より「引く」
- 「反応」せずに、「対応」する
ストーリー仕立てでとても読みやすい本です。
話す技術・聞く技術―交渉で最高の成果を引き出す「3つの会話」

日常生活からビジネスにまで、幅広く使える内容です。
問題が起こったときに、今までなら
と思ってしまったような状況でも(恥)、「私は間違ってない」
と考えることができるようになり、ずいぶんストレスが減りました。「相手も自分も問題に加担している」
世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア

「経営学なんて難しそう…」と思った方、ちょっと待ってください!
本書は経営学の最前線を紹介した本ですが、とても読みやすく、しかも役立ちます。
特に、以下が心に残りました。
- 組織で全員が同じ情報を共有するのは非効率。何(what)を知っているかよりも、誰が何を知っているか(who knows what)を知っていることが重要
- 「両利きの経営」:企業は「知の深化」に偏りがちで、「知の探索」をなおざりにする傾向があるが、イノベーションのために「知の探索」も必要
- 「弱い結びつきの強さ」:「ただの知り合い」のような弱い結びつきのネットワークのほうが多様な情報を効率的に伝播させる
知的好奇心が刺激されまくる一冊。
一瞬で人の心を誘導する技術

ちょっとした言い回しを意識するだけで、指示や強制をしなくても相手がスムーズに動いてくれると、実際に試して理解できました。
同時に、コミュニケーション能力の高い人はこういうことを実際にしているというのも分かりました(意識的か無意識にかは別として)。
余計な対立で、時間をムダにしたりストレスを感じたりするのを避けるために、ぜひマスターしたいですね。
伝え方が9割

同じことを伝えるにも、ちょっと工夫するだけで相手に刺さる伝え方ができます。
本書にはそのテクニックが紹介されており、カンタンなのに、ものすごく役に立ちます!
ブログやメールでも、何も考えずに伝えるより、「ギャップ法」で伝えれば効果は絶大。
以下の記事で紹介しなかった他のテクニックもとても便利で、意識して使うようになりました。
仏の心で鬼になれ。:「上司道」を極める20の言葉

部下の扱いに悩む方も多いと思いますが、逆に厳しい上司に悩む方にもぜひ読んでいただきたいのがこの本。
無機質なノウハウ本と違い、まるでドラマかドキュメンタリー番組を見ているように楽しめます。
上司が「愛」を持って「鬼」になることの大切さや、誰に対して「鬼」になるべきなのか。
それがわかる一冊です。
世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業

会議で意見を言えない。
講演や勉強会などで「良い質問」ができない。
そういう方にぜひ読んで欲しい本。
「自分の考え」を持つことができるようになります。
個人的には、あたりまえのことですがこれまで以上に「根拠」と「5W1H」を意識するようになりました。
また視点を増やすためにあえて「反対」を考えるようになったのも、本書からの収穫です。
メリットの法則――行動分析学・実践編

「なぜ、その人は○○をしてしまうのか」という問いへの答えを「心」ではなく、「外部の環境」に求めるのが行動分析学。
人は「直前」→「行動」→「直後」と分けたとき、「行動」によって「直後」にメリットがあるから、「行動」します。
たとえば、同僚が「はぁ〜もうダメだ」などとやたら弱音を吐くのはなぜか。
「直後」にメリットがあるからです。
「あいつはメンタルが弱い」「甘えている」などと考えても意味がないのです。
「直前」 | 「行動」 | 「直後」 |
上司・同僚の励ましナシ | 「もうダメだ」 と言う | 上司・同僚の励ましアリ |
困難な作業たくさんあり | 「もうダメだ」 と言う | 作業を減らしてもらえる |
本書には事例が豊富で、とても勉強になります。
まだ使いこなせていませんが、これを意識すると、自分の悪い習慣を断ち切ったり、他人の行動を変えることができそうです。
「編集手帳」の文章術

図書館で借りて読んだ直後、すぐに買ってしまった一冊。
特に、文章におけるユーモアの大切さ、ムダを省くことの重要性を、意識するようになりました。
それになんといっても、読みものとしても面白い。
プロがどのように考えて文章を書いているかを知ることができるのは貴重です。
アラン教授の世界一幸せになれる授業

『幸福論』のアランが、仕事、人間関係、恋愛、 おカネ……さまざまな人生の悩みをもった 登場人物の相談を受ける、というもの。
「上機嫌は最高の贈り物」、「笑って済ませると決める」など、いつも意識しています。
とても分かりやすく、読みやすいので、普段あまり本を読まない人にも薦めやすい本です。
まとめ
コミュニケーション関連本が多くなりました。特に「伝え方」について。何か人間関係に悩んでいたわけでもないのですが(笑)、「伝え方」の重要性について特に興味を持っているのは間違いありません。
ところで、私は本を読むメリットは、「知識」ではなく「視点」が増えることだと考えています。
「知識」や情報は、誰でもネットで検索すればすぐに得られます。
一方、「視点」が多くなると、何か問題に直面したときに「ダメだ」と決めつけずに解決策を見いだせたり、不快なことが起きても「別の見方」に気づくことができます。
ちなみに、上記10冊を選ぶための自分の中の「一次選考」には、他にも以下の本が残りました。
どれも良かったのですが、より私の考えや行動を大きく変えた本を上に選びました。














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管理人コウスケのひとこと
食べた肉が全部筋肉になればいいのに。 at 松庵ホルモン http://t.co/9Dc6WdjIjm #miil
— コウスケ@Ko's Style (@kosstyle) July 7, 2013
- [2013/09/03 12:00]
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