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TARI TARI 総評 「歌ったり、奏でたり」

夏のアニメで一番ハマった作品は?と聞かれたら
間違いなく「TARI TARI」と答えるでしょう。
それぐらい大好きな作品でした。

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ブログを始めたばかりの私が言うのもなんですが、
「TARI TARI」は放送前から大注目しておりました。
理由は2つ。

1つ目はP.A.WORKSの作品だったからです。
前々作にあたる「花咲くいろは」が個人的に大ヒット。
何度も繰り返し見ましたし、今も時々見たりしています。
その「花いろ」を作った会社が同じような青春アニメを
作るとなれば、見ないわけにはいきません。

2つ目は歌に定評がある声優陣ですね。
高垣彩陽さん、早見沙織さんは以前からシングルやキャラソンを
出すなど歌手活動も勢力的に行っていますし、
瀬戸麻沙美さんは「ちはやふる」のEDを担当し、
見事な歌唱力を披露していました。
島崎信長さん、花江夏樹さんも歌と非常にゆかりがあり、
定評がある方たちです。
そんな豪華な声優陣ですから、非常に期待が膨らみます。

そんなこんなで放送前から期待していた「TARI TARI」。
予想以上に大満足なアニメでした。

ではでは登場人物を中心に振り返っていきます。


宮本 来夏
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明るく前向きな性格で、とにかく歌うことが大好き。
しかしポジティブ過ぎて、周りを巻き込むことが多く、
失敗もたくさんしてきました。
それでもめげずに頑張る姿は非常に好感が持てました。

物語は彼女を中心に動いていた気がします。
主人公ではないけれど一番主人公らしいキャラでしたね。
彼女がいなければ、合唱部もできなかったですし、
白祭も当然できなかったでしょう。

●お気に入りシーン
 2話・・・発表会の場面
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「そうだった。
 去年の恥、上書きしてこなきゃ。
 歌ってなんぼだ!恥かいたっていい!
 いけるところまで行こう!!」


過去のトラウマを克服するシーンが一番印象に残っています。
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紗羽と2人で歌う「心の旋律」は本当に素晴しかったです。
めげずに頑張る来夏にメチャクチャ心打たれました。




田中 大智
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バドミントン一筋の努力家。来夏達にかなり振り回されますが、
それがかえって良い方向に向かいましたね。
クラスメイトの前で1人で校歌を歌うなど度胸もあります。
最終的に歌うことが好きになったと言ってました。
そのセリフを来夏が聞いたら嬉しがるだろうな。

終盤は紗羽のことを意識していましたが、
その後どうなったのかな?
空港のシーンでは何を言ったのか、本当に気になる。

●お気に入りシーン
 12話・・・美術部・浜田に紗羽の写真を渡す場面
daichi_2.jpg
あの時はテレビに向かって、お前なにやってんだよ!?って
思わずツッコんでしまいましたw
私も男ですから、わからないわけではありませんが・・・。
大智のムッツリスケベな場面が個人的に一番印象に残っています。




沖田 紗羽
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さっぱりした性格で、世話好きなお姉ちゃん気質。
言いたいことがあると遠慮なしにズバッと言ったりします。
負けず嫌いな一面も持っていて、
我が道を一直線に駆けていく印象があり、
非常に気持ちのいいキャラクターでした。

海外留学も紗羽の性格がダイレクトに表現されていて
とても良い脚本・演出だったなと勝手に思っています。

●お気に入りシーン
 OP、1話etc・・・制服で乗馬しているシーン
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制服で乗馬ってエ(ry。




前田 敦博(ウィーン)
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12年ぶりにオーストリア・ウィーンから日本に転入してきた帰国子女。
普段から大人しめで、早く日本の生活に慣れようと勉強熱心。
しかし、『熱闘ヒーロー・ガンバライジャー』の大ファンで
一度ヒーロー魂に火がつくと手が負えなくなります。

最初はなんか影が薄いなぁと思っていましたが、
回を重ねるごとに存在感が増してきましたね。
なにげに空気も読めるし、歌も上手いし、
最終的にはいなくてはならない存在になっていました。

●お気に入りシーン
 10話・・・窃盗犯を捕まえるシーン
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この回のウィーンはホント熱かった。
「悪は断じて許さない!」とか
「ヒーローはくじけない!
 何故なら地球を回しているのは俺達だから!!」
とか。
特に気に入っているのは
「ダカダカダーダッダー」のシーンですね。
あの時は何が起きたのか全くわかりませんでしたw
まさか自分で『熱闘ヒーロー・ガンバライジャー』を歌い出すとはwww
ウィーン、マジ熱すぎるぜ。


はぁ~ウィーンのこと書いてたら妙に疲れてしまった。
よし!気を取り直して。




坂井 和奏
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本編の主人公。
人から頼みごとをされると断れないお人好しな性格。
少し天然な部分も持ち合わせています。

母親が他界したことをきっかけに音楽から遠ざかっていましたが、
来夏達の熱意、コンドルクインズとの出会い、
そして母親の本当の想いにふれ、
再び音楽と向き合えるようになりました。

●お気に入りシーン
 6話・・・母親の想いを初めて知った時のシーン
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この6話の最後はマジ泣きしました。
アニメ見てマジ泣きしたのは、「まどマギ」「あの花」以来かな。
って、ほんの1年前じゃんw

P.A.WORKSは和奏の心境を1話から本当に丁寧に描写していました。
「花いろ」の時もそうでしたが、P.A.WORKSの
こういうところが本当に好きです。
和奏が音楽に対して心を閉ざした理由を
1話ごとに少しずつ回想を交えながら明かしていき、
視聴者に感情移入しやすい環境を上手く作っていました。
まぁ~見事その思惑にハマってしまったわけですがw

特に5話の最後のシーン。
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「もう一緒に歌えない・・・
 ごめんなさい、お母さん・・・」

母親との思い出を捨ててしまったことを後悔するこのシーンは
本当に辛かった。
無くしてから気がつくことってたくさんありますが、
このシーンはまさにその象徴ですよね。
まぁ、このシーンがあったからこそ、6話が神回になったわけです。

6話以降の和奏は見違えるように可愛くなりましたね。
笑顔が増えたというか、無邪気になったというか。
もともと天然気質だったので余計に可愛く見えます。
TARI1317.jpg
音大生になった和奏もまた魅力的でヤバかったな~。
おや、誰か来たようだ・・・。



あと最後にもう一つ。
「TARI TARI」の中で一番好きだったキャラは
上野 みどりさんでした。
ueno.jpg
癒されるわ~。


とまぁ~、色々書いてきましたが、
夏アニメの中ではトップクラスの出来だった「TARI TARI」。
一度見た人も、何回も見た人も、もちろんまだ見ていない人も
週末の連休中にもう一度見てみたり、キャラと一緒に歌ってみたり、
してみてはいかがでしょうか。

それではまたー。


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