音無は死後の世界の救世主か?(Angel Beats! 第6話レビュー)
EPISODE.06「Family Affair」
★★★★☆
かなでの後任として生徒会長代理となった直井の策略により、反省室へ一晩監禁されてしまった戦線メンバー。
翌日無事に開放されたものの、これからの活動をどうしていくか悩むゆりは、まずは直井の出方を探るべく、好き勝手に授業を受ける様に戦線メンバーへ指示を出す。
授業中におかしを食べたり麻雀をしたりと、思い思いの行動を取る戦線メンバーであったが、直井からは、生徒会長代理としての当たり障りの無い行動しか引き出せない。
何の情報も変化も得られず、淡々と過ぎて行く日々に苛立ち始める音無。
だが、直井には、生徒会長代理とは裏腹の、別の顔があったのだった…。
(公式サイト「あらすじ&次回予告」より抜粋)
直井ラスボス化確定!と思いきや、音無の力技な説得で味方に引き込めたでござる、のまっき!
うーむ、唐突すぎる。なんぼ1クールで急ぎ足だとしても、直井のエピソードは二週に分けて丁寧に描くべきだったのではなかろーか?
自分は当然来週に持ち越すエピソードだと思い込んでいたので、あっさりと直井の過去エピソードに突入した事には正直面食らったよ。
もっと早く直井を登場させておけば感想も違ってきたんだろうけどなぁ。
天使騒動と並行して、早くからキャラの掘り下げを開始していれば、ラストの超展開も納得出来たかもしれない。
うーむ、今回は演出は悪くなかっただけに、ラストの超展開が悔やまれるよ。
とはいえ、大事な仲間を傷付けられてなお、直井の存在を否定しなかった音無には賞賛を与えるべきなのだろう。
過去の記憶が無い彼だからこそ、ひょっとしたら死後の世界に何らかの変化をもたらす存在にもなり得るんですよね。
まぁまだ世界観が漠然としているので、どのような変化をもたらせば良いのかすら定かでは無いんだけど。
兎も角、天使も直井も戦線メンバーに加わりそうな感じなので、現時点で敵と呼べる存在は皆無。
ひょっとしたら、この物語の目的は「敵と戦う」なんてありふれたものではなく、「自分自身とどう向き合っていくのか」という所なのかもしれませんね。
皆一様に酷い人生の結末を迎えてきたと思われる戦線メンバー。
その中で唯一過去の記憶が欠落している音無。
音無の記憶は、確実に物語の鍵を握る物だと考えられます。
今後は彼自身の掘り下げにも期待しておきましょう。
願わくば、1週で片付けられてしまうような安い記憶では無い事を願いながら――――
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