gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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Angel Beats!第6話『Family affair』の感想レビュー

2010å¹´05月10æ—¥ 14時18分36秒 | ä»Šã¾ã§è¦‹ã¦ããŸã‚¢ãƒ‹ãƒ¡
天使ちゃん、マジ天使!そして大山くん、マジポテトチップスw

本性を表した直井のやりたい放題回でした。
でも、催眠術使えるなら副会長の地位で満足してても良かったんじゃないかな~と思ったり。
裏で暴力を振るっていたというのも、確かに痛いですが致命的では無い気がするというか、反省室に閉じ込めた相手を毎日殺すぐらいの猟奇展開にしないと釣り合いがとれていないというか。
いや、最後に音無の言葉で救われたり、そこまでの悪人では無かったという余地を残しておくために必要な設定だったんだろうとも思いますが、何年もかけて準備をしていたにしては、ちょっとヌルい展開だったかなと。
高名な陶芸家の息子として辛い思いをしていたのには同情出来ますが、ゆりっぺ達にも重い過去はありますし、自分が受けた孤独や苦悩と、神になって他の魂を自由に救済することとの直接的な接点は希薄かなと感じたり。

神の思い通りにならないために神に抵抗するのと、死んだ世界と自分達の置かれた状況を分析した上で、ルールを利用しながら神になろうとするのでは、理念が全く逆というあたりは面白かったと思います。
NPCの行動からそれるという意味では、共に逸脱した行動をとっているわけですが、ぶっちゃけ烏合の衆な感も否めない死んだ世界戦線のメンバー達よりも、ある意味必死に、真摯に生きる意味そのものを模索し続けた態度は嫌いじゃなかったり。

NPCだと思っていたら、実は人間でした!というのは、物語的にかなり大きなインパクトだったと思いますが、天使ちゃんも人間でしたし、直井自身が特殊な位置づけのNPCだった!と説明されるよりはわかりやすかった気もします。
ゲーム風に考えるならば、実は中の人がいました!的なオチなわけですが、このままNPC全員が実は人間でした!みたいな展開になったらどうしようw
でも、催眠術が効くという事実自体が、NPCの人間っぽさを感じさせますし、冒頭でゆりっぺがNPCについて解説していることを差し引いても、やたら人間臭い気がします。

その一方で、授業中に麻雀をしていたりしても平然とした反応しか返していないあたりはコンピューターっぽい、と、捉えどころがない感じでモヤモヤしてるのが個人的に苦手かも。
ゆりっぺの分析や、直井の解説を全て真実だと仮定しながら見ていくのが正しい見方なのかも知れませんが、シナリオ的になるほどと思いつつもどこか腑に落ちない感じが残るのが気になります。
謎があることを宣言しながらヒント的なものが少ないのは、ちょっとフェアじゃないかなと。
確定情報を出す前に、ミスリードでも良いので色々予想すべきポイントを提示して欲しいかな~と思うのですが。

今回は天使ちゃんのガードスキル、ハンドソニックのヴァージョン違いが披露されたわけですが、音無の機転で別の効果が生まれてドアを破壊出来た、というあたりは興味深かったですね。
普通のゲームなら、ひとつのスキルはひとつの効果しか生まないものがほとんどですから、戦闘用のスキルが構造物の破壊に応用出来たのは、かなりイレギュラーな結果だったと言えるかと。
イオナズン使えたらアバカムなくても扉ぐらい破壊出来るんじゃね?と想像することは容易ですが、実際にはそういう事態は起こりえないというのがゲームのルールでもあるわけで。
その辺りが単なるお話上の演出だったのか、天使ちゃん、或いは音無の存在と何か関係していたりするのか気になったり。
…最近は深読みしすぎな感が否めませんがw

天使ちゃんの物忘れが酷かったことも、単なる笑いとして考えるべきなのか、何らかの事情で記憶に不全があると考えるべきなのか。
天使ちゃんにかつて友達がたくさん居て、楽しく暮らしていた時期があったのだとしたら、そんな友達が消えてしまう死んだ世界に対して理不尽さを感じることもあったりしそうなものですし、機械的に生徒会長として仕事を続けることも出来ない気がします。
逆に考えれば、そんな風にたくさんの友達を成仏させたにも関わらず、天使ちゃん自身が死んだ世界に留まり続けなければならない理由がなんなのかが気になりますね。
感情を押さえつけているというよりも、感情が欠落している、もしくは何らかの力で封印されているようなイメージの天使ちゃんですが、やはりその辺りが今後のキーになってきたりするのでしょうか?
そもそも、人間だったとしたら、銃弾で撃たれているのに痛そうにしていない時点で痛覚はどうなっているんだろう?と考えるべきところのような。

また、あくまでも自衛用であり、人を傷つけるために作っていなかったハンドソニックが、あっさりと音無を貫いたことも普通にスルーしていいのか気になります。
いや、ゆりっぺと戦ったり、銃弾を弾き返したりする強力な力ですから、ドアは無理でも人ひとり貫くぐらい出来そうでもありますが、殺傷出来ない設定にしているのに殺傷出来た、ということなのだったとしたら、そこに何らかの隠された意味があっても良いかなと。
『音無自身が人間ではなく、死んだ世界を管理する為に神が送り込んだプログラムだったんだ!』『な、なんだってー!!』ぐらいの超展開があったりしても良いかな~、みたいなw

ゆりっぺがあらかじめ無線機を音無に渡していたのは、何らかの動きがあると予測していたからでしょうし、そこは凄くやり手っぽかったのですが、その割にはあっさり直井に負けてしまったのがなんとも。
NPCに手出ししてはならないというルールを守ってのことだというのはわかりますが、そういう事態が起こりうる可能性も考えておいてこその指揮官という気もします。
直井の実力行使の方が一枚上手だったということでしょうが、意外と組織としての脆さがある感じですね。
結局、音無の語りかけに涙した直井なので、和解&天使ちゃんが復帰してもおかしくないところですが、死んだ世界戦線と生徒会がなぁなぁになってしまうのか、ここから新展開ということなのか、次週以降が気にかかりますね。
涙の演出で直井満足→消滅っていう意味なのかな?というイメージもあったのですが、そこも確かめないと。

次回、第7話、『Alive』

ここにきてこのタイトルなのが意味深な感じですね。
むしろ、逆に大量死亡とか?


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