ネット上で音声や動画のデータファイルを公開する、
ネットラジオの一種である「ポッドキャスト」。
誰でも番組の配信者になる事が出来、
自由なテーマで語ったり議論が可能で、
聴取者も自分の好みに特化した番組を選べる事から、
世界中の人々から支持されています。
その中で「ポッドキャストを1週間に1時間以上聴く」
と超えた成人の割合の国別データが話題に。
世界平均は40%で、50%を超える国もある一方、
日本は10%と、突出して低くなっています。
なぜ日本人はポッドキャストを利用しないのか。
様々な意見が寄せられていましたので、
その一部をご紹介します。
「日本はどうなってるんだw」 先進国の中で日本だけ菜食主義の普及が特殊だと話題に
翻訳元■ 毎日1~2時間電車に座る人の多さを考えると、
確かにこの少なさは奇妙だな。
+2 タイ■ そういや俺も一度も聴いた事ないわ、
ちなみにやっぱり日本在住🤔
+4 日本在住 ■ 俺も。眠りたい時だけ聴く。
+2 日本在住■ 自分のアナリティクスを米国人リスナーより、
日本人に多く聴いてもらえるよう努力してきた。
だけどなかなか大変だよ。
カナダ(日本在住)■ 日本語のポッドキャストも聴いてみたけど、
正直言ってかなりつまらなかった。
英語のポッドキャストの素晴らしい点は、
人々がじっくりと腰を据えて、
フィルターゼロの状態で、
長くて面白い政治的議論をするところ。
一方でポッドキャストに出演してる、
ほとんどの日本のタレントは……。
+16 カナダ■ 日本人はラジオを聴く。
ポッドキャストじゃないんだよ。
+2 スペイン語圏■ 日本ではラジオの方が強いって話は聞くね。
+4 ■ 日本にはレベルの高い声優が沢山いるから、
声が良くないと飽きられちゃうんだ。
プロのラジオやトーク番組だってある。
日本はそういった背景があるから、
太刀打ち出来ないのかも。
+4 ■ ポッドキャストを聴く時間がないもん。
読書、マンガ、ツイッター、仕事。
そういうのに充てる時間の方が長い。
マレーシア「ようやく日本に追いついた」 欧米における漫画の浸透度が一発で分かる写真が話題に■ Voicy*はポッドキャストに入るのかな?
別の回答者が指摘してるように、
日本でもラジオは人気があるみたいね。
+12 アメリカ (*日本発の音声プラットフォーム)
■ 日本人はユーチューブのショートとか、
TikTokを観てる事の方が多いから。
+2 マレーシア■ 俺は日本人ではないけど、
ポッドキャストを聴くのは好きではない。
聴くのはもっぱら音楽。
人の話を聴きたい時は動画で観るだけで、
音声だけってことはないな。
+4 イスラエル■ この前英語を教えてる日本人の生徒たちに、
友人と本の番組を配信してるって話したんだ。
その場にいた生徒の80パーセントは、
ポッドキャストが何なのかさえ知らなかった。
■ 日本ではいい印象ではないのかな?
オーディオブックはどうなんだろう?
香港■ 日本はオーディオブックも人気がないみたい。
オーディオブックは車で聴くもので、
都市部では電車通勤の人が多いから?
■ 自分は歴史を学ぶ日本の番組を聴いてる。
歴史系は専門用語とか議論されてる人物、
あとは単に話題に全く精通していないから、
時々2回聴かないといけないけどね。
+14 海外「日本史面白い!」 鉄砲伝来から開国までの流れに外国人が感激■ (※日本人の方が以下の分析を紹介。
「ポッドキャストの需要が高い国は書籍が不足。
それがポッドキャストの需要急増を促している。
一方日本では書籍や他の質の高いコンテンツに、
比較的簡単にアクセスする事ができる」)
+226 ■ いくつかの調査結果によると、
僕らの大半は読書が嫌いで、
リール動画やポッドキャストのような、
魅力的なフォーマットを好むらしい。
長時間の通勤時間(3~4時間)も、
影響を与えてる可能性が高い。
+6 インドネシア (※渋滞などの影響で通勤時間が長い。
特に首都ジャカルタなどの話かと思いますが、
往復3〜4時間は決して大袈裟ではないようです)
■ 日本のテレビのトーク番組が、
彼らの「ポッドキャスト」なのかも。
+1 シンガポール■ 日本ではまだラジオ放送が人気でしょ??
運転中はラジオを聴く方が好きだし、
スマホを持ってれば動画だろうし。
+3 日本在住■ 日本人の同僚にポッドキャストの話をすると、
全員「何それ? 聞いたことない」って感じ。
みんな知ってるものだと思ってたw
+3 ■ おそらく日本人は読書の方が好きなだけで、
私たちとは真逆なのかもしれないw
+2 インドネシア「生まれる国を間違えた」 たった1枚の写真に日本の凄さを見出す海外の人々■ 日本だとラジオと書籍は今でも超重要。
自分が見てる限りはそう感じる。
+2 日本在住■ 単純に面白い配信がないからなのでは?
+2 ■ 日本は本当に不思議な国だよね。
日本語で興味のある番組を探すのに、
かなり苦労した経験があるもん。
日本ではラジオ番組が人気。
+2 イギリス■ 日本人は代わりに動画を観てるはず。
電車の中でもYouTubeを観たり、
アニメとかを観てる人をよく見かけるし。
Tiktokも人気があるみたいで、
一般のクリエイターに加えて、
多くの有名人もアカウントを持ってる。
ブラジル■ 日本人はあまり議論を好まないよ。
ポッドキャストの複数人による議論とかよりも、
1人が話す動画を視聴するのが一般的。
+2 ■ 街中の日本人の多くはイヤホンを付けてる。
だから何かしらかは聴いてるはず。
+2 日本在住■ 日本ではオーディオブックも市民権を得てない。
僕がアメリカで本を出版したとき、
オーディオブックは大々的に話題になったが、
日本で出版する時に出版社の担当者は、
「オーディオブックは状況次第で」
という感じだったよ。
+2 アメリカ (※コメントは作家のロナルド・ドラブキン氏)
「日本の影響を受け過ぎだろ…」 フランスで売れた書籍の7分の1が日本の漫画という事態に■ 自分は運転中だけで、頻繁には聴かない。
そうじゃないと効率が悪いと感じるから。
俺は聴くよりもっと速く読むことができるし、
ビデオには視覚的な要素だってあるわけだ。
……あれっ、もしかして俺、
大事な何かを見逃しちゃってる?
+3 ■ 東京でそれなりの時間を過ごした。
東京が常に日本を代表するわけじゃないが、
電車の車内ではスマホでアニメを観たり、
マンガを読んだりしてる人が目立った。
ポッドキャストは東京のテンポには、
少し冗長すぎるのかもしれない。
+2 ■ トークのプロたちが話すラジオ番組の方が、
日本人の好みに合ってるんじゃないかな。
ブランディングが全てなんだよ。
+2 ■ Radikoのようなサービスのおかげで、
日本ではラジオのリスナーが復活してる。
日本人は世界一熱狂的な音楽消費者でもある。
つまり日本には「オーディオのパイ」が、
それほど残ってないんじゃないかな?
+3 イギリス
シンプルに面白ければ人が集まるはずですが、
結局需要側も供給側(主に芸能人や有名人)も、
「映像はなく聴くだけ」という媒体であれば、
様々な理由からラジオで十分なのかもしれませんね。
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