関西電力、出力60万kWの姫路第二発電所5号機が停止

~再開は7月下旬の予定

 関西電力は、姫路第二火力発電所5号機(定格出力60万kW)が7月1日に停止したと発表した。運転再開は7月下旬の見込み。

 巡回点検中に、発電機励磁機のヒューズが断線していることが発見された。発電機の運転を停止し、ヒューズ切れの原因と思われるダイオードと、ヒューズの交換作業を行なう。

 関西電力は6月10日に発表した夏の需給見通しで、7月には最大電力が供給力を上回り、117万kWの電力が不足するとして、15%の節電を呼びかけている。なお、関西電力が公開している最大電力の予想値は、昨年並みの猛暑となった場合の想定であり、他の電力会社が公開している平年並みの予想値よりも、きびしい想定となっている。

関西電力の今夏の需給見通し(6月10日発表分)





(伊達 浩二)

2011年7月4日 00:00