受験老人日記~高齢で医学部と司法試験に大挑戦~

還暦を迎えた男が、医学部と司法試験を同時に合格することを目指すという無謀な冒険に乗り出した

経緯(18)~合否~

(前回の続き)


こうして、受験老人の医学部受験は終わった。
今回は、筆記試験ではほとんど準備はしていなかったとはいえ、
過去2回よりも、まずまず力は出せたと思った。
そして、面接を3回も受け、最後は学長と直接話をすることもできた。
学長も、受験老人の思いはある程度、受け止めてくれたと思う。
その意味で、思い残すことは、何もなかった。


両親の介護があり、受験老人は
たとえ受かっても通えないという思いは変わらなかった。
だから、気楽に合否を待つことができた。


合格発表の日になった。
大学のホームページにアクセスした。
既に合格発表者の受験番号は掲載されていた。
受験老人は、自分の番号を探した。
結果は
















「不合格」だった。


まあ、悔しくなかったというと、嘘になる。
しかし、ちょっと、ほっとしたのも確かだった。
前途ある若者が、受かっても行けない受験老人の代わりに合格したのである。
これは、全体としては、よいことに違いない。


この不合格は、学長が面接の終わりに
「うちの大学附属病院の研修医の受け入れの年齢は60歳までだからね」
とつぶやくように言ったとき、ある程度予想できてはいた。


ただ、受験老人としては、実力的には、合格したものだと思っていた。
だから、前々回の時のように、点数開示を行えば、
合格者最低点を上回っているにもかかわらず落とされたという事実がはっきりするだろう、
そう思った。


そして、その後しばらくして、点数開示の結果が送られてきた。
受験老人は、その結果を楽しみにしていた。
実際にどんな評価だったのか。


しかし、開封した結果は、意外なものだった。


(次回に続く)


(12月20日)
朝:再掲
・腕立て 41回
夜:
・腕立て 41回
40回を超えると、さすがに毎日1回ずつ増やすというわけにはいかない。
だから、2度続けて同じ回数をやり、その次は1回増やすということを考えた。
そして受験老人は、朝と夜にそれぞれやり、次の日に1回増やす
という作戦を立てたが、やはり1日2度やるというのはキツい!!
まあ、試技は1日1度にしたい。