このトコロ、ポルシェの投稿ばかりでうつつを抜かしておりましたが、
ペダル動画も取り上げねばならないと思い、そのインプレッションです
Shin's music Blues Cat デュアルオーバードライブ - Dual Overdrive - Shin's musicはこのような限定モデルをたまに出しているイメージですが、
今回のBlues Catも限定生産
さらに昨年度(2018)の限定なので、ごく希少なペダルです
現在ほぼ数のない...いい時期に公開できたかな?と思います
動画はコチラ https://youtu.be/PfVaX4oHD68 VIDEO (曲中のどこかでフェラーリが駆け抜けるサウンドが入っております、探してみてください)(テプラスタイル、当初は??..でしたが、今ではShin's~の代表的な"トレードマーク"とも言える形)
この動画の撮りはTシャツ姿で行う予定でしたが、それを忘れてご覧のように部屋着のジャージを着たまま1テイク目を撮ってしまいまして...かといって撮り直しもしたくなく、そのままジャージで...となってしまい...ビジュアル的には残念な動画となった感は否めませんが、その他演奏など、やっていることはステキなことかと考えますので、何卒ご了承くださいませ...
Shin's musicのペダルを使用するたび思うことは...
Shin'sは車メーカーでいうトコロの
"ポルシェ Porsche" 、かと...
ちなみにIbanez TSシリーズが
メルセデス・ベンツ パーツ1つひとつのコダワリ 変わらないスタイルとデザイン 初心者にも扱いやすい ...など、
最高レベルな品質と操作性を持っていることを痛感します
その他、
試奏を何百回こなしたのか?と思えるほど、
どのように"ドライブ Drive"させれば弾き手が気持ちよく感じるか? を熟知している...
他社製ペダルとカブることなく我が道を行っている...
叩き上げのスキルをまとったヌカリのないペダルです
Shin's~のペダルは本当に、
伸びやかにしっかりとヒズむ これは代表的なペダル
「ダンブロイド -Dumbloid」 にも共通した個性であり、
ヒズみが実にスムーズで、弾いてて心地良さをもたらしてくれます
追従性は弾き手の意のままに操ることが出来るほど...
弾き損じた箇所もペダルがフォローしてくれるほどに吸いつき、
安定性バツグンです
操作系もまた、
各ノブの可変の効きやカーブも絶妙で精度が高い、
丁寧に作り込まれている感じはイヤというほど伝わってきます
Blues Catは
デュアルドライブ 「BOOST:スイッチ左側」 は単独でも使用可能で、
一瞬だけ
Zvex の
Super Hard On のようなブースト圧を思い起こさせましたが、
Super Hard Onより精度が増した感じ、と思えました
加えて
BOOST はあいまいにではなくしっかり音を"前"へ出してくれる
ヒズみを強くしたモード(GAIN High)でBOOSTをかけると
一部のファズによくある、
圧で音が半割れを起こしたような状態 を実現することができます
音のキャラクター を色で例えると、
Dumbloidのほうがもっと「黒っぽい」感じを受けます
Blues Catは黒っぽさを目指さずサッパリと、白っぽさを出した
音の伸び感は同じような印象を受けるのですが、
このような色の使い分けから、
"的確に差別化が出来ているな" 、と...
オーバードライブの場合、何かにインスパイアされアレンジを施しても、
それ単体でなかなか個性を得られないペダルが多いと思うのですが、
このペダルはしっかりした芯(しん)のある味で魅せてくれます
Blues Catの価格は新品で45,000円と、当然安くはない...
普段は「ペダル1個に3万円以上かけるなんて...」という僕ですが、
この完成度をもってすれば決して高くないのかな?と...
個性、精度、扱いやすさ 、ともになかなか批判するトコロがない
パーフェクトに仕上がっている感のあるペダルです...
Shin's musicといえば「Dumbloid」...
ただ、なにぶん高額なペダルであり、音楽サークルの学生の方はじめ、
なかなか初心者~中級者のギター弾きには手の出にくいペダルです
(海外では65000円前後が相場なようですので余計に敷居は高い...) そこへくると、Blues Catほどの完成度を持つペダルが
5万をキッてきた 、
というのは嬉しいこと...ではないでしょうか...?
「良いモノは売れる」、というのが世の定説ですが、
「本当に良いモノなら売れない」 僕はそんな印象をこれまでの経験から感じています
ただ
本当に良いモノ に触れるということは、
どこか
開花 に似ています...
これまで万人ウケペダルしか知らなかった方が、
「こんなモノがある」 「こういう世界がある」 と
気付く"キッカケ" をつかむこと...
Shin's~のペダルはポルシェ ...などと冒頭で言いましたが、
まさにポルシェに乗ったことある方なら、それと同じような感覚...
自分のギターへの考え方、サウンドの受け止め方を
もう1つ上のステージ に押し上げてくれる
...Blues Catはそんなペダルであるかもしれませんね...
Amplitubeセッティングメモ 「Blues Cat」のようなミドルレンジのデュアルドライブペダルに用いるセッティングならば、原音はクリーンサウンドが解りやすい...だが曲の特徴とその後の変化を考え、最初からクランチサウンドへもっていった...ブーストがかかった時点(スイッチALLオン)で最も効果的なサウンドとなるようなセッティングとし(Amplitubeセッティングは動画の最期を参照...)、イメージはFender TWINアンプのクリーンch側、ボリュームを最大値にしたようなクランチサウンドを狙った...空間系のエフェクターはリバーブを入れずディレイでわずかながらの広がりを持たせている...Shin's music Blues Catでの音変化について、前半はGAINをHigh側に入れヒズミを多く効かせることで、少しの"割れ"を起こしたようなサウンドをワザと作り出し、逆にLow側では素直かつしっかりとヒズむオーバードライブサウンドを展開している...アンプセッティングそのものはいたってシンプルだが、エフェクター側の様々な変化を楽しんで頂けると思う...ご参考までに......HiromuShin's Music Blues Cat Amplitubeセッティング (.at4p) Youtube概要欄 よりダウンロードできますプリセットファイル (.at4p)の置き場所 Macの場合: Macintosh HD/ユーザ/(半角アカウント名)/書類/IK Multimedia/Amplitube 4/ Windowsの場合: C:\Users\(半角アカウント名)\Documents\IK Multimedia\Amplitube 4\Presets※ご自身で置き場所を変えていない限りは、以上の場所となります IK Multimedia Amplitube 4 ギターアンプシミュレーター https://www.ikmultimedia.com/products/amplitube4/?pkey=amplitube-4
関連記事: 以前制作した「Dumbloid」の動画作品はコチラYoutube : https://youtu.be/hTJKilNGQ5o
※「つづきを読む」へ、ペダル動画にまつわるちょっとした文章をまとめました 気になる方はお読みください...
先週のことですが、
こんなことを言われました...
「動画でオリジナルまで作って、どうして顔を隠すんですか?」 なるほど...この件について一度説明を入れているものの、
きっとその記事が古くなり、ご存じない方もまたいらっしゃるのでしょう...
ならば、ここでもう一度説明を入れなければ...と感じ、
追記 としてここへ書き足します
ところで、
僕は何も顔を隠しているワケではありません
僕が
"アーティスト" として動画を出すならもちろん、
全身で
表情巧みにギター演奏をする でしょう
しかし、ここで取り組むのは
「ペダルのインプレッション」 それには
顔で演奏することが「邪魔」 なのです
「自分を見て欲しい」、じゃなく、見て欲しいのは
「ペダルそして音」 ペダル動画である限り、
音ですべてを表現できるよう作っている からです
自分の腕、培った技だけを駆使した音の表現...
実際にこれをし出すと、とても難しいことが分かります
むしろ顔も入れて演奏できれば、どれほどラクなことか、と...
ゴマカしが顔の表情によって緩和されますゆえ...
(例えば若い女性や可愛い子が演奏するなら、腕や技に目がいかない、という現象と一緒...) それに関して、
「動画でそこまで徹底しなくても...」 ...と、以前言われたこともあるのですが、
いえ、徹底してるんです、僕は...
そういう「筋(すじ)」を通して音楽をやっておりますので...
これは昔から変わらず、ブレず心掛けている僕のスタイルです
それは動画を
一度でも観てくださった方なら解る ハズ...
当然誰かのコピーでもなければカラオケでもない、
「演奏してみた」的な気軽で楽しげな動画でもありません
音作りから曲、構成まで自身のスタイルとオリジナルをもって展開している、
一定のレベルを超えたクオリティで公開していると思っています
いいえ、これは自画自賛でも何でもありません、ただの事実です...
なので今
作っている のはあくまで、
「ペダル動画」 曲がオリジナルであっても自分ではありませんし、プレイヤーは二の次...
僕のアーティスト的表情を見せない、ペダル主体の音源を掲げ、音だけで楽しんで頂くもの
だからこそ、必要な方へは
"永久保存版" になると僕は思っております
僕のこれまで紹介したいくつかのペダルたち...
そのいずれかを
欲しい と思った誰かが、
この動画を何かのキッカケで知り、
何度も見返し、音を覚え、
あるときそのペダルを見つけ、入手する...
そういう
「至極の逸品」 を僕は勧め、
そして
手に入れた喜び を、同じように噛みしめて欲しい...
そしてその逸品を武器に、
今度は手に入れた誰かがプレイヤーとして
手に入れたペダルを駆使し、光を放ってほしい、と...
そう願ってやみません
プロフィール欄 にこれまで録ったペダル動画の一覧 を設けています 気になるモノからお好みに併せ、ご覧頂ければと思います・プロフィールのお話