2008年の11月20日に発売され、
アキバBlog 様で“恐ろしい出来”の戦極姫 「こんなに売れるとは思わなかった」と紹介された。美少女ゲーム 戦極姫 ~戦乱の世に焔立つ~ が 神吉 先生によって萌えっと本格コミカライズされました。
今回は、その
「戦極姫 ~ Princess of war master ~」 第1巻のレビューをお届けします。
このコミックのレビューは、話の性質上申し訳ないが
ネタバレ注意でお願いしたい。
時は戦国 焔の時代――
十年に渡る内戦「応仁の乱」により 京の都は焼き尽くされ、幕府の権威は失墜 諸国に下剋上の風潮が蔓延する―
自らの力で台頭する真の実力者たち・・・ 人々は畏怖と尊敬の念を以てこう呼んだ‐ 「戦極姫(せんごくひめ)」と――!「戦極姫」第1巻 背表紙より |
漫画化されたのは、「武田・上杉シナリオ」なのですが、このシナリオ、
目の付けどころが素晴らしい。
1巻では、美少女化された、『武田信玄(ちゃん)』と、『真田幸村(ちゃん)』が主に登場し、信玄の祐筆『天城颯馬』を主人公とした話。天城は、武田信虎の子である。つまりは、
武田信玄の兄であり、名は
『武田 信繁 (たけだ のぶしげ)』であり、
武田典厩 (たけだ てんきゅう)と呼ばれた人物である。
かつて、典厩にスポットを当てた、作品があっただろうか。管理人が記憶する限りでは、無い。戦歴物としては、サブキャラとしての登場は、間々あるが、主人公としては無い。
この作品、ただの“萌”を狙った作品ではない。 以前、「陰陽師」で有名な、夢枕獏 先生が、
『歴史物を書くためには、その歴史人物(陰陽師なら清明)に会って対話しなければならない』 と言われていたが、この作品のストーリー展開は正にそれを感じさせてくれる。
しかも、
美少女化しているためその難度は高いにも関わらず、それをキャラの個性とさせるところは、
驚きのセンスである。言葉使い一つとっても、実によく考え抜かれている。
いろんな意味で楽しめる逸冊である!!【 公式サイト 】
FlexComix Web [PS2][PSP]『戦極姫~戦乱に舞う乙女達~』オフィシャルWEBページ zarzarana:神吉先生のBlogです。【 紹介サイト 】
随時追加予定。Blog管理人の方、トラックバックお待ちしております。
戦極姫 ~PRINCESS OF WAR MASTER~ 1 (フレックスコミックス) [コミック]戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~(限定版)