やっぱりメタなんですね(けいおん!! #8)
今回の本編中で、明確に語られるているのは、「軽音部の面々には、将来ミュージシャンになることを目指す」という選択肢が、実質的に存在していないということなのでしょう。
少しでもその気があれば、さわちゃん先生に「第一希望:ミュージシャン」という進路希望票を、軽ーくあしらわれることもなかったのでしょうし。
まあ、唯自体(そして一緒になって「第一希望:ミュージシャン」と書いた律も)到底本気で書いたというような感じでは有りませんでした。
これは十中八九、彼女たち自身、「自分たちはプロを目指せるような技量はなく、そこまでの努力もしていない」という自覚はあるのでしょうから、当然と言えば当然の話ではありますが。
しかし、そうなると1期で何度か触れていた、「目指せ武道館!」という話とは整合性が取れなくなります。
(武道館でライブをやれるようなミュージシャンは、ある種極めまくっている人たちなわけで、そもそもプロを目指さないようなバンドのメンバーが目指すような代物ではないであろうことは、完全なる門外漢である私でも想像に難くない所です)
……と、なるとここで言う“武道館ライブ”とは、作中人物たちが目指しているのではなく、作外人物が目指しているということになりますよね(笑)。
まあ、『らき☆すた』が実現したという実績がある以上、あながち絵空事ではないのでしょうし。
そういう意味では、「目指せ武道館」という掛け声は、非常にメタ的に響いてきます。
ちなみに1065日とは、1年365日で計算した場合、「365日+365日+335日」つまり2年と11カ月。
あと1065日と言っている日を、仮に4月30日の事だとすると、1065日後というのは、3年後の3月31日になるんですよね。
……ここで、なにか仕掛けをしてきたら、それはそれでとても愉快な話ではありますね。