12月26日
問題の“カタカナの長い名前の人”です(笑)。
それでは、12月26日という事で、
“出席番号26番 エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル”にちなんで、一首。
「ながらえば ふじのかぜやみ なぎわたる ふくきているね またなしあした」
(永らえば 富士の疾風止み 凪わたる 福来ている音 また無しあした)
筈木 壮月
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<自主簡易(ではない)解説>
こんな長い名前、織り込める訳がありません(笑)。
上の句“永らえば”。
“永らえ”は“永遠の命を、“えば”は“エヴァ”と掛けます。
同じく上の句“富士の疾風止み”。
“富士”は“不死”を、“止み”は“闇”と掛けます。
※『竹取物語』では、
帝が月に帰るかぐや姫から献上された不死の薬を、
「この国で一番高い山で焼くように」と命令して処分させた事から、
この国の一番高い山は、
“不死の山=富士の山”と呼ばれるようになったとあります。
さらに同じく上の句“凪わたる”。
“凪”は、“ナギ・スプリングフィールド”、
“わたる”は“渡る”と掛け、世界を放浪する様を表します。
下の句“福来ている音”。
“来てい”をミドルネーム“キティ”と掛けます。
同じく下の句“またなしあした”をローマ字に変換します。
MATANASHIASHITA
赤字部分を読むと、“アタナシア”で、
これもまた、ミドルネームとなります。
最後に“止み”→“闇”と、
下の句“福来ている音”の“福・音”をプラスして、
“闇・福・音”→“闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)”で
彼女の通り名と掛けます。
さすがにマクダウェルまでは入りませんでした、残念。
“かぜ”が“風”ではなく“疾風”なのは、
ちょっとした遊び心というヤツです(笑)。