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いじめもなく、みんなでテスト高得点とれる学級運営方法の提案

<てるやん>
たまにTVで素晴らしい先生を紹介してたりする。
ちょっと熱血入って苦労してるが、学級は素晴らしくまとまってる。

こういった先生達が独自に行ってる手法はとても名案だと思うが
なぜか他の先生や、他の学校は真似してないようだ。
もちろんこれまでのやり方を変えるのがめんどくさいからだろう。
(熱血の苦労もいやだろうし)

TVみた2人の先生。
エンカウンターと
生徒を先生役にするというシステム。
これに、少しばかりアイディアを足してタイトルの提案をしたい。

40人の生徒に対して黒板で教える従来型の授業はだめだ。
授業ペースが遅いと退屈して身に入らない。
授業ペースが速いとついていけない。
40人いてこれにあわせるのは不可能。
せいぜい小学校まで。
中等教育からこれはなりたたなくなっていく。

で、先生は教えないことにする。
授業がはじまったら、「今日は教科書のここを目標としよう」
として軽めのページを設定し、全員独自に学習をはじめてもらう。
もちろん、話し合ったり協力するのも自由。

そのページまで全て理解した人から先に、先生に報告しにくる。
ここで理解したと判断できたら、今度はその生徒が先生になる。
先生になって、みんなの指導側にまわる。
次に理解した人は先生にみてもらい、合格したらまた先生が増える。
延々と続けて、最後の一人が理解したら終了。
次の目標ページを設定する。
まあ、39人が1人に教えなくても、37人は先に次のページに入ってもいい。

エンカウンターの理論では、生徒同士のコミュニティがないほど
学級が荒れるそうだ。
共に何かを達成するという協力、共有のコミュニティがあればいじめは発生しないというデータ。

これなら全員自分のペースで進める。
しかも遅れるものはいない。
みんなで要領のいいやり方も覚えれる。
そして先生は別のサポートにつける。

従来型の授業だと、生徒個別のメンタルケアができない。
それは授業外に無理やり時間をとらなければいけないが
忙しい先生にそれは不可能。
すぐ帰ってしまう子供たちとしても、都合が悪い。

このシステムの授業の場合、先生は手が空く。
授業の時間まるまるを、生徒個別の相手ができる。
基本は、コミュニティの阻害とか、接し方が悪い生徒に対して
アドバイスをする。
コミュニティ内の潤滑油をしてればいい。

もうひとつのメリットとして、
先生は勉強を知らなくてもいい。
生徒が勝手に教科書を進めるわけで、先生はその中身を覚えてなくてもいい。
生徒に教えてもらうぐらいでいい。
先生に教えれるぐらいの理解が完璧に覚えたということだから。
つまり、教科の壁を越えてどこの授業だってやれる。
毎日の授業の準備すらほとんどしなくていい。

空いた時間を、全て人格者として生徒のよきアドバイザーとして接したらいい。
このシステムでは熱血も必要ない。
いじめもなくなる。
授業が速く進む。
教科書の理解は深まる。
当然成績もよくなる。
生徒のコミュニティが深まる。
何より先生が楽。

なんだ、こんな簡単なことだったのか。
という学級運営方法の提案でしたw
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  3. |2007/05/03
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コメント

<たっく> 

「先生は勉強を知らなくてもいい」が矛盾。

>そのページまで全て理解した人から先に、先生に報告しにくる。
>ここで理解したと判断できたら、今度はその生徒が先生になる。

理解したかどうかが判断出来なくなる。
知らなかったら勘違いしててもわからないからねぇ。


その他は概ねいいかもね。
教わるよりは教える方が身に付くもんだから。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/05/03

<てるやん> 

いやいや、何も知らない先生が生徒に教えてもらって
教科書の中身を理解できたら合格なんだよ。
それができるってのは、生徒が完全に教科書を理解してないとむり。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/05/04

<せんせい> 

『やる気のある生徒たち40名集まったら』
の話だよね。

卒業した後のベクトルが違う40名では
何を学んでるのか、何を理解したいのか、
他の生徒にどう教えたらいいのか、など

終わってみたら『授業放棄した先生のクラス』的な
イメージが残る気がする。
一方的に先生と言う立場から教わりたい人も居るしねぇ。

みんなオトナだから難しいはず。
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/08/06

<てるやん> 

やや、せんせい、コメントありがとうございます。

TV番組を見ての机上の空論なので
番組には映ってなかった見えないノウハウとか
実際には場所や規模や年齢でも、
もっといろんな工夫が必要かと思われます。

これ実は、学級崩壊を立て直した先生のやり方として
放送されてたんですよ。
個人にとっての最適なペースと、
それを支えるコミュニティが鍵だったと思います。

しかし超短期間で詰め込む授業の場合
各個人の興味が分散こそすれ、
収束していくまでの時間的余裕はないかもしれません。

ただ、最初の2ヶ月でそこを駆け抜けたあとの
最後の1ヶ月。

そこからは授業ではなくて
グループ分けして実践に移るというのは
まさにこのやり方と似てる気もします。
なので最後の伸びにちょっとワクワクです♪


これはGoogle社員の働き方の応用でもあるので
その意味で社内ブログや社内SNSが活発化すれば
充分なサポートになるんじゃないかと考えてます。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/08/06

<せんせい> 

たしかに2ヵ月後の学校は、これに近いものがあるかも。

「これを作りなさい」という漠然とした目標を与えて
自分たちで悩んだり、工夫したり、努力したり。

でも『いじめがない』というか
やる気の無い仲間に対しての、やり場の無い怒りみたいな感情は
沸いてたりするかなぁ。


あいた時間には、生徒にアドバイスしたり、自分の仕事したり
その仕事をみんなに見せたり、
3ヶ月目は、ほんとにあっという間に感じるようです。
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/08/07

<てるやん> 

>やる気の無い仲間に対しての、、、

そうなんですかw

でも過去のグループ作品見た限り、
ひとりでも制作可能なレベルだとは思います。

5人グループだとしたら、2人が稼動してたら充分かもしれません。

「ゲームばかりしててもいいけど、いちいち注意しないよ」
っていうのは、ほんとそのとおりだと思いました。
自分の力で飛ぼうとしない鳥を抱えて飛ぶ暇はないんですよ。
知ってることがあれば、
自分が前を飛んで空気抵抗を減らし
後ろの人が飛びやすいようにはしますけど、
疲れたり、自分の知らない雲行きは誰かに前を変わってもらいます。
(斎藤一人の本にそういう渡り鳥の飛び方がのってました)

自分主体でいけば、
そうやって他人に振り回されることも無いと思うんですよね。
ずっと後ろでばかり飛んでるから前が見えなくなるわけで。


SNSで、初心者から上級者までの質問が隙間無く揃ったら
ピンからキリまでのロードマップができると思うんですよ
(みんなに紹介したとき黒板で説明しました)
休みの人が出ても、
SNSで今日の授業を生徒に質問したり生徒が解説したりで
取りこぼしが無いように、
また、授業が速すぎてついていけなくなっても
ロードマップをさかのぼって質問すれば、
迷わずに追いかけてこれるように。
上級者同士は、ロードマップの先をみんなにさきがけて開拓したり。


5ヶ月終了したら、せんせいに管理権限プレゼントしますw
荒のあるロードマップでも、次の授業に使えたりするかもしれませんし
それを元に次の授業では
もっと洗練されたロードマップができるかもしれませんから。
(学習の高速道路の建設ですね)


>3ヶ月目は、ほんとにあっという間に感じるようです。

自分たちで動き始めて、知恵を出し合っていく経験が
ほんとに楽しそうですw
もっとこうすればよかった、ああすればよかったとか
あっという間というのは、ほんと時間足りなさそうですね♪
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/08/07

<せんせい> 

>でも過去のグループ作品見た限り、
>ひとりでも制作可能なレベルだとは思います。

グループ制作で学び取らせたい物は
作品の質ではなくて、複数人での作業時のファイル名のルールとか
話し合いとか、協調性だとか、妥協だとか
そういった部分を感じ取らせるためのものです。
その結果
「やっぱ一人での作業の方がいい」と感じれば、それはそれで。w



ロードマップ。

ちなみにwebスペシャリスト科は今年はこの1クラスだけだし
来年もあるかどうかは微妙。w
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/08/07

<てるやん> 

>話し合いとか、協調性だとか、妥協だとか
そういった部分を感じ取らせるためのものです。

うわ、これめちゃ大事w
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/08/07
なまえ:


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