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続ける仕組み

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無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
勝間 和代
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2007-04-05
おすすめ平均 star
star「正しい努力の方法」を教えてくれる、誠実な本
star『受験は要領』以来の「目からうろこ」
star勉強本の決定版


<てるやん>
こちらの書評があったので、気になるところを取り上げてみます。
社会人版ドラゴン桜!?「無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法」:[俺100]

勉強法において差別化できるのは、道具とやり方です。
人間覚える能力とか意思の力にはそんなに大差がありません。
そこを勘違いして、努力論に走るから、なかなか続かないのです。
著書は実際にすごい実績で勉強してるらしいですが
続く仕組みを作ることが重要であって、
努力や根性ではないとのこと。
で、その仕組みですが、、

続く仕組みの例としては
1、会社からの強制を利用する
2、成果がまめに測れる報奨制度を利用する(RPGの要領で)
3、ある程度までの投資をして自分を追い込む
4、勉強の成果をまめにアウトプットする


などが挙げられています。


この中で一番大事なのは4の
「勉強の成果をまめにアウトプットする」だと僕は思います。

ブログやSNSなどが無理なく続けられる、
続く仕組みをもってるとしたら
「毎日のアウトプット」があるからじゃないでしょうか?

これに反応があるから、アクセスがあるからまた続けられる。
英語などはアウトプットする場がないから、続かないのです。


▽アウトプットの仕組みはどうやって作る?

では勉強をつづけていく仕組みはどう作りあげましょう?
試験やテストや本番などは、決まった日にしかなく
こまめなアウトプットにはなりません。

ブログを書くように、
毎日自分の勉強成果をアウトプットするにはどうしたらいいか?


Yes!!Exactly!!
そのブログで毎日の勉強成果をアウトプットしたらいいんです!
何を勉強して、何を覚えたか、
それを同じように勉強してる人たちに向かって教えるように出力できます。

ブログに貼り付けられるはてなグラフ なども利用したらいいでしょう。
最初の頃に比べてどれだけ成長したかひとめでわかります。


▽そこで諦める人、まだ続ける人

ここで注意したいのは
「他人と比べない」こと、

そして
「高い目標を持たない」こと
です。


他人と比べた場合、
上には上がいるのであまりに大きなギャップを感じてしまいあきらめてしまいます。

高い目標をかかげても、
現状とギャップがあるとやはりあきらめてしまいます。


比べるのは、昨日までの自分。
目標は昨日の自分を超えることです。

その意味でも時系列で記録するブログは最適。
毎日これまでの足取りをザっと読み返すだけで、
たくさんのアラが見えて、
次はここを直そう、次はこうしてみよう、次は別のやり方を試そう
という気になれます。

未熟な過去の自分を振り返ることで、
余裕で未熟な自分を一歩超えることができるわけです。


▽一歩先しか実感することはできない

その著者のブログではまた別の本を紹介してました。

私的なことがらを記録しよう!!: 誘惑される意志


いわゆる双曲割引、すなわち、
人間は遠いことは思いっきり割引して考え、
近くに来るとあわてて実感する、
という仕組みを通して、なぜ、人間が
お酒・タバコ・ギャンブル・甘いものなどに対し、
自滅的な行動を行うのか、ということを示しています。 



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誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか
ジョージ・エインズリー 山形 浩生
NTT出版 2006-08-30
おすすめ平均 star
star双曲割引一本槍の怪書
starわかりやすい
star凄い理論です

頭でわかってても、遠いことには実感がわかない。
だから日々の継続ができない。
そして、いざその日になっても、チャンスが来ても捕らえきれない。
それが人間なのです。


であればそれを逆利用する、
一歩先の実感と成長を
ブログを利用して続ける仕組みのお話でした(o ̄∇ ̄)o


日本一のアメフト部、ラグビー部の秘密を探る - あるSEとゲーマーの四方山話
下のコメントにある根性論と、システム論について。

日本一となるぐらいのスポーツチームは、限界の努力を超えることでゾーンに達します。
そして、その上。ブルース・リー、クラスになる結論とは?
長時間の集中力方。
ある意味これこそが、究極の続ける仕組みかもしれません。
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  3. |2007/04/23
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コメント

<正人> 

全否定するようで恐縮です。

根性
          根性色付きの文字

自主学習する効率のよい勉強の仕方は、まずとにもかくにも


自分を知ることです
(朝型、夜型、文系、理系、体育系、集中力の時間)

客観的じゃなく俺の実体験で言わせていたただくならば下記を実行した。

・勉強は家ではせず、図書館、本屋で立ち読みをした。
 今思い出しても涙がTYOTYOギレ増す。

・苦手科目に時間をさいた。
 得意科目は不思議と家でも出来るのよね。図書館でやるのはもったいない。

・よく眠くなったら、立って参考書見てた
 結構座り続けることが苦痛なのです。

・休みたいと思ったら寝ました。
 寝るのが一番の回復法です。雑誌読んでも疲れるだけ。

どうして勉強続いたかというと、俺は結果主義者だからです。合格を勝ち取るまでは、「がんばった」等意味のないことはいいません。自分の為だと思えれば踏ん張れます。 ガンバレ!
  1. #saqCtuag
  2. [編集] |
  3. 2007/04/23

<たっく> 

千里の道も一歩から。
遠い遠いゴールを見てばかりいたらそりゃ挫折するよね。
  1. #2NZBXl8Y
  2. [編集] |
  3. 2007/04/23

<てるやん> 

>根性

成功者の著書では
「練習は厳しいもの、勉強はつらいもの、これは絶対さけられないから
努力と根性で乗り切るしかない!!俺はそうやってきた!」

というのと、

「練習も勉強も、とくにつらいと思ったことはない。
いかにこれを楽しみ続けていけるか、要領よく工夫していっただけ」

というのがある。

前者は特にスポーツ選手に多く、
後者はそこまでルールがきちっとしてないビジネス書に多い。

ただ、一般人の目から見たらどちらも努力してることには変わらない。
やってることは同じに見える。
しかしこの2つの中身は結構違っていて

根性論派は、
「なんてつらく厳しいんだ!しかし、これを耐えることで俺はいつか!!!!」
という人間のマゾ体質を利用して
自分に酔うことでこれを克服する。
自分をいじめるのが気持ちいいのだ。

後者のシステム論派は
「毎日結果がでて反応があるのが楽しい♪ 明日もまたやろう♪」
というふうに、自分に報酬を与えるのがうまく
毎日結果が出るのが気持ちいいのだ。

それにどちらも根性とかシステムとかいっても、
お互いのいいところは取り入れてる。

根性派でも、多少の計画と目標と試行錯誤を繰り返し
極端な苦労を背負うことはしない。

システム派でも本文の引用にあるように
自分を追い込むようなシステムを取り入れてる。


しかしやはり決定的に違うのは、努力の方向を変える改善の比率。
これが得られる結果として大きく違ってくる。


根性論派は、いうなれば「従業員」
仕事の仕方を工夫しながらも、ひたすら根性でがんばる事によって
自分にできる範囲のことを誰よりも達成することができる。

システム派は、いうなれば「社長」
仕事は改善することが中心。
ひたすら根性でがんばっても、仕事のやり方が間違ってたり
会社の方向性が間違ってたら結果がついてこない。
いかに楽をして大きく利益をあげ、
それを続けていく仕組みを作るかが仕事。


根性論でもったいないのは、
「厳しくつらいのは当然のこと」と
レッドオーシャンに自ら進む傾向が強いから。

大きな壁があったら、必至でなんとかそれを乗り越えようとする。
システム論では、壁をブルトーザーで壊したり
横をちょいと迂回したり、
壁の向こうにある欲しいものを、壁を越えずに手に入れようと画策する。
雪合戦で遊んでたら、雪が壁を越えるぐらいにつもった、
ということすらある。
もちろんこれはスポーツの世界では通じない。

根性で目標は達成できるけど、要領の良さにはかなわない。


根性は、遠いと思ってた未来がいつのまにか身近にせまってて
もうどうしようもなく、改善案もでつくして、
ここは踏ん張るしかないというときの手段。

たぶん要領のいい人は、
そういう状態にもってこない方の改善をしているのだろう。
戦いに勝つよりも、戦わないでいい状態にもっていける
そんなしたたかさが見えない強さだと思う。
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/04/23

<黒服@かずき> はじめまして!

初コメントさせていただきます!!!
遠くのほうから飛んできました(笑)
なかなかおもしろいブログなので応援させていただきます!
これからも時々とんで来るかもしれないんでよろしくです♪
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/04/25

<ムギ> 

はじめまして、年収10倍アップ勉強法の著者で、システム論者の勝間です(笑)。今回は、ブログに取り上げてくださり、ありがとうございました。


いやぁ、ここまで恥ずかしいタイトルをつけて売れなかったらどうしようと思っていたのですが、ブロガーのみなさまのおかげで無事、アマゾンの人気が火が付き、リアル書店にも波及して、いま品薄状態、あわてて出版社が増刷しているところです。

タイトルは恥ずかしいですが、内容はしっかりとしたものを作ったつもりで、その意図をわかっていただいて、とてもうれしいです。

これを機会によろしくお願いします。

ムギ(勝間和代)
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/04/29

<てるやん> 

3人のお子さんを抱えながら、その驚異的な実績はおみごとですo(> w <)〇゛
まさにドッグイヤーのごとく自分が成長していける秘訣。
僕もいいところはどんどん取り入れて、もっと人生を楽しみたいです^^
今回はムギさんのおかげでまたひとつ気づきを得られました、
ありがとうございます。

ここ最近、個人でも企業でも、成長速度の差が極端に開いてる気がします。
だからすごく楽しいw
物理的、時間的壁を越えてよい知恵を共有できる
ブログやネットのシステムはほんとに素晴らしいです(〃 ̄▽ ̄〃)
  1. #XCrtMn7Q
  2. [編集] |
  3. 2007/04/29

<ikadoku> 

こんにちは。
勝間さんの本、読みました。
ブログでアウトプット。いいですね。
他の人と比べないっていうのも。
TBさせていただきます。
  1. #-
  2. [編集] |
  3. 2007/06/15
なまえ:


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