問われているのは、民主主義の本分だ
左の写真の帯に曰く、「問われているのは、民主主義の本分だ」「派遣切り、雇い止め、均等待遇 混迷する論議に一石を投ずる」
http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0907/sin_k479.html
岩波書店さんによると、
>労働や雇用の問題を題材にした既刊書の多くは、格差や貧困の実態を明らかにするところで留まっていました。本書の一番の特長は、その一歩先に踏み込んで、具体的施策までも論じている点にあります。一人ひとりの利害状況を考えたうえで、だれも排除することなく、「ひとりはみんなのため、みんなはひとりのため」という原理にもとづいて問題解決をめざしていく感覚。その感覚にささえられた著者の現状分析と政策論は、きわめて明快で説得力があります。著者は自身のブログでも活発に問題提起をしています。ご興味のある方は、本書とあわせて読まれることをおすすめします。
ということであります。
このブログもリンクされております。
是非書店の店頭で手にとってみてください。ぱらぱらと中身を一瞥されると、かならずや興味を引かれることと思います。
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数日前のブログで期待してました。本日、落掌し、ゆっくり読み始めます。
本屋さんに向かいながら上司に「今日あたり出る本があるんですよ」と言うと「俺も買いに行くんだ」とのこと(「世界」で知ったそうです)。売れるんでしょうね。これは。
投稿: 岩田康晴 | 2009年7月24日 (金) 02時00分
ありがとうございます>岩田様&上司様
岩波書店の者ともども感謝申し上げます。
ある方のお知らせによると、他の新刊はおいてあるのに、拙著だけなくなってたとか。早速売り切れていたということであるならばありがたいことでございます。
投稿: hamachan | 2009年7月24日 (金) 08時01分