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映画館散策

見る映画は決まっているけれど、どこで見ようか。 映画好きならば、誰もが一度は感じたその悩みを解決すべく、 東京都内を中心に、主が赴いた映画館についての感想をまとめるブログです。

T・ジョイ 大泉

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T・ジョイ大泉。

練馬区の西武池袋線・大泉学園駅から少し歩いた郊外にある映画館です。
T・ジョイグループは、東映系のシネコンで、都内では新宿バルト9なんかを運営しています。
HPはとっても似てるのに、料金体系とかは全然違う、ちょっと不思議な関係です。
(バルト9は、T・ジョイとTOHOの共同事業体)

写真で分かるとおり地元密着型の素朴な映画館。。。

と思いきや、東映の底力が見える映画館でした。


アクセス方法
これがちょっと分かりづらい。というものの、駅からちょっと歩きます。10~15分ほど。
この日は暑く、小汗をかくほどでした。

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左下の駅から、赤いラインに沿って歩きます。
北口を出るとバスロータリーがあるのですが、右斜め前側の道を進みます。
ここが最難関かもしれません 笑

そのまままっすぐ進むと、大通りにぶつかるT字路になるので、再び右折。
このとき、T字路を渡ってしまうと後が楽です。

ここから結構長く大通りを歩きます。
道中は、昔ながらの商店街で、歩道も狭く、車も結構通っているため、二人並んで歩くのがぎりぎりくらい。自転車も多いので、注意です。

そのまま進むと、「石神井警察署東大泉駐在所」というオシャレ目な交番があるので、そこを左に進みます。
さらに歩道は狭くなるので注意です。
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あとは、信じて道なりに進んでいく。

途中(地図で緑の○)には、美味しいハンバーガー屋さんがあります。
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見た目に嘘偽りはありません。
普通に、美味しかったです 笑 ジューシーなパテにきちんと火の通った甘いオニオン。
そして、この手のハンバーガー屋さん共通なのか、コーラがアメリカンサイズ。
なにやら、都内指折りの名店として有名なところだそう。名店に偽りなし。
映画ついでにご飯をするなら、ここがおススメです♪

ここまでくれば、あと少し。
さらに進みます。

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なんと!東映の撮影所が現れます!
そう、このT・ジョイ大泉、東映の撮影所の敷地にあるのです!!びっくり。
まあ、撮影所が隣にあっても、撮影所見学ができるわけでもないのですが 笑

撮影所の隣にあるやたらでかい茶色いモールが映画館の入っている複合施設です。
モールの向かい側には、
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とっても特徴的な大型スーパーがあります。こっちじゃないので注意です。

ちなみに、最初の写真のとおり、外階段で劇場の入り口に入ります。
モール自体はとっても大きく見えますが、二階分しか施設はなく、
向かいの大型スーパーよりもだいぶショボイ 笑


行った日
2015/06/20

見た映画
MAD MAX 怒りのデスロード

見たスクリーン・座席
スクリーン4 G-10
経営スタイル
シネコン

スクリーン数
9
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座席数
順に、429、201、166、235、117、74、160、90、109 合計1581

音響設備
Screen1には、JBL 4WAYシネマスピーカー
他、BOSE製音響設備

館内の綺麗さ
館内は、外見とは裏腹に(失礼)、高級感あふれ、非日常の雰囲気をかもし出しています。
まず、入り口からロビーまでのエスカレーターがいい。
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薄暗く赤いライトが照らし出す、額入りの歴代フライヤーたち。
上映予定、上映中のものがメインでした。

そして、これが東映の底力。

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すごい!!!

邦画を築いてきた映画人たちの息吹きを感じられる展示があります。
これはね、ぽっと出のシネコンではできないですよ。
さすが、東映撮影所。

そして、ここが地元密着系の映画館であることも、この展示の魅力を引き立てているように感じます。
こうした空間が映画館にあって、子供のころから慣れ親しんでいたりしたら、とってもいいですよね。

ロビーは、こんな感じ。デザインもちょっとバルト9に似ている気がします。
(ちなみに、横浜ブルク13もこんな雰囲気と円形のホールデザインだったり。)

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 フードカウンターは広々しています。

DSC_0754.jpg グッズ売り場は、こじんまり。
と思いきや、奥のほうにグッズカウンターが続いています。
東映系の映画だと、ここにずら~っとグッズが並んでいます。子供達に大人気でした。

ご覧のように、かなり綺麗です。これは、良い意味で予想外。
少し古く感じるつくりの部分もありますが、しっかりと手入れがされている劇場です。

フードカウンターの横に、ファストフード店のような待合所があるのですが、そこがやや手狭なのが難点か。

トイレの綺麗さ
少し古めですが、広々としています。清掃は行き届いている印象でした。

スタッフの印象
一般的なシネコンと同じく、淡々とこなしていく感じ。残念ながら笑顔もなく、つまらなそうに仕事をしていた。子供の多い劇場なので、もっと楽しく仕事をしてもいいのになぁ。

椅子の座り心地
前列との通路が激狭で、人が通るとすごく邪魔。この敷地でこのスクリーンを入れているなら仕方ないとも言えるが、ちょっとこれは人が通れないぞ。。。
中央の席を取った場合は、早めの入場を心がけましょう。

どこが見やすいか
G-10。いいポジションでした。ここがベストでは?スクリーンサイズが座席との距離感のわりに大きいので、MAD MAXらしい迫力を感じることができました。
段差もしっかりついているので、前列も気ならない。

フード感想(POP&COKE)
ポップコーンがカップホルダーに入らない!!笑
この微妙なサイズのカップを採用した理由を知りたい 笑
味は、可も無く不可もなく。。。

画質・音質
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チケットカウンターに大々的に掲げられているこだわりの画質・音質。
Screen1は、「GOLD THEATER」と称した特別仕様になっている様子。
残念ながら、今回はScreen4。4Kでもないところ。
それでも、ベースの効いた激しい迫力ある音響でした。これは、なかなか。
画質は、特別いいわけではないのでしが、粗いことはまったくなく、光感がある綺麗な映像でした。

POINT・お得情報
T・ジョイ系は、割引の少ない劇場のひとつ。
レイトショー以外だと、男性は使いづらい。

ファーストデイ 1100円
映画の日(12/1) 1000円
レディースデイ(毎週水曜・女性) 1100円
レイトショー(20時以降) 1300円
SEIBU PRINCE CLUBカード割引 -200円

また、DOLBY3Dを採用していることを目玉としているが、3D料金は、一律。
一般 2000円
中学生・シニア・障害者手帳 1500円
前売り +300円

どうしても3Dは割高になってしまうため、前売り券1400円+300円が一番安いか。

周辺情報
大泉学園近辺に住んでいない限り、なかなか行かない場所にある映画館ではありますが、ちょっとした観光地が大泉学園にはあります。

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23区唯一の酪農場!!!
まさか、23区内で牛を飼って、乳を搾っている場所があるとは 笑

都内のびっくりスポットとして、テレビでもよく取り上げられるのだとか。

ただし、映画館からはちょっと遠い。歩いて20~30分くらい。

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再び地図に登場してもらうと、映画館からあるブルーのラインが牧場への道です。
劇場を出て来た道を戻ると、東映撮影所の脇に小道があるのを発見します。

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右の白い門が東映撮影所の出入り口。左側の通りが駅から来た道です。
この右斜めに進む小道を進むと、牧場方面に向かいます。
ここからは、ひたすら住宅地を進むのみ。特に面白いものもなく、また、木陰もないのでかなり暑かったです(T T)

二人で話しながらお散歩だと思えば、そんなに遠くは感じないでしょう。
一人で黙々と歩くと、結構ハードです 笑

住宅街を抜けると、大通りに出ます。
そこから、路地に入ると用水路のような小さい川を渡る、自転車一台ぎりぎりくらいの小さい橋があります。

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ここを渡ると、臭います 笑
この臭いで、牧場が本当にあることを実感できるという 笑
さらに路地を進むと、

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駐車場の向こうに牧場が見えてきました!
駐車場は通り抜けられないので、路地を抜けて通りを回って向かいます。

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ありました。23区最後の牧場・小泉牧場に到着です。

道の反対側にあるプレハブ小屋では、アイスクリームが売っています。
ソフトクリームではなく、アイスクリーム。
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これが美味しい!!
牧場の牛たちを眺めながら、木陰のベンチでいただくことができます。

DSC_0760.jpg 臭いますよ?もちろん。でも、涼しくて気持ち良い。

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クリーミーでいてさっぱりしている。「バニラ」ではなく「ミルク」のアイスクリームです。他の味もありましたが、やっぱりミルクでしょ。

牧場のおじさんがたまたまいて、少し話を聞かせてくれました。
古くからあるから、みんなが理解して応援してくれているんだそう。


さて、劇場から牧場まで片道20~30分くらい掛かります。
また、牧場から劇場に戻るよりも、駅に行くほうが近い。

ということで、

駅到着
→劇場でチケットを買う
→モールや大型スーパーをフラフラして上映時間を待つ
→映画を観る
→ハンバーガーを食す
→腹ごなしがてら歩き、牧場でデザートのアイス
→駅へ

といったコースがいいのではないでしょうか。
小泉牧場は、営業時間8時まで、となっては居ますが、5時には自宅に戻られてしまうそう。
となると、午前中から行ってみたりするのが良いコースかもしれませんね^^

また行きたい度(5段)
☆☆☆


☆総合評価☆
都内でありながら、ちょっとした観光気分で行ける映画館がここ。
そうゆう意味でみると、なかなかに楽しめるところでした。

ただ、劇場単体でみると、展示や雰囲気は好きですが、あくまで地元向けの劇場です。
地元の子供達がロビーでキャッキャしています。
GOLD THEATERを楽しみたかったのですが、ヲタアニメをやっていたため、次に大きいスクリーンの映画にしましたが、GOLD THEATER目的で再訪したいかと訊ねられると、わざわざまた行くほどではないかなぁというのが率直な感想です。

牧場も、一度行けば満足ですし 笑

ただ、ちょっとしたお出かけ兼映画という、初々しいカップルには最適なコースがあるのがこの大泉でした。
ハンバーガーもGood!

また、近所に住んでいるのであれば、レイトショーが使えるので身近な使いやすい劇場として親しめるのではないでしょうか。



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