IMAX vs ULTIRA 比較してみた
さて、川崎のIMAX、そして今月関東初登場のULTIRAで、幸運にも同じ作品「アバター」を見ることが出来ました。
そのため、ちょっとした比較をしてみたいと思います。
詳しい出力などは知らないため、あくまでも観てみた個人的感想に留まっていますので、ご了承ください。
誰かのお役に立てれば幸いです。
比較ポイントは、
・画質 : どっちが綺麗か
・音質 : どっちがいい音か
・3D : 3Dシステムの見え方はどうか
・環境 : 椅子、通路、スクリーンの見え方などその他鑑賞要因はどうか
の四点。
ざっくり比較すると、こんな印象でした。
俺のIMAX贔屓がモロに出てしまっていますが(笑)
ですが、正直な感想です。
では、細かく見てみましょう。
1 画質
ULTIRAも悪くはありません。
世間的に高画質といわれている一般スクリーンに負けない綺麗さがあります。
特大の画面でその高画質を実現しているのは十分に素晴しい点です。
ただし、IMAXの潤い感、新鮮さと比べてしまうと、やはり劣ってしまいます。
2 音質
IMAXが迫力を重視しているとすると、ULTIRAは繊細さ、クリアさが売り。
IMAX以上にクリアで一つ一つの音が細かくはっきり聞こえるのは驚きます。
IMAXも十分にクリアではっきりしているのですが、それ以上に迫力の強さがいい。
臨場感となるとIMAXで、作り手の細やかな部分まで感じたいというならばULTIRAでしょうか。
どちらにするかは、作品や好み次第といっていいでしょう。
3 3D
3D感では、Real-DのULTIRAが勝ります。飛び出す感じがはっきりと感じられます。
他方、IMAXは、自然な奥行き感が重視されているように感じます。逆に言えば、飛び出す感覚はしません。
もちろん、作品によっての違いもあるでしょうが、全体的にそう感じます。
もうひとつ大きな違いは、明るさ。
IMAXは、確かに若干は暗くなりますが、殆ど感じない程度の暗さ。
しかし、Real-Dは、明らかに、目に見えて暗くなります。
4 環境
全体として、どちらも綺麗でハイレベルにまとまっています。
どちらも新しい劇場で、綺麗で清潔感があり、特別不満を感じる点はありません。
しかし、やはりIMAXの方がシアター全体をIMAX用に設計しているだけあり、心地よさは一段上です。
座り心地もですが、何よりも「映画に埋る」感覚は、他では体感できない素晴しさです。
映画に対する衝撃的な革命と感じました。
これは、座席列の高低差の大きさが大きく関わっているように感じます。
品川プリンスシアターのシアターゼロなんかは、IMAXにとても良く似た高低差となっていますね。
(もともとフィルム版のIMAXがあった場所なので、当然ではありますが)
全体として、劇場自体の性能としては、IMAXがワンランク上にあるように感じます。
IMAXならば、遠出しても行く価値はあるでしょう。
ただ、ULTIRAもすばらしいスクリーンであり、あの大きさは圧巻です。
好きな作品があり、それをより細かく見たい、といった場合は、
ULTIRAのスクリーンの大きさと音質の細やかさが特に生きてくるでしょう。
ということで、コブテ的結論は、IMAXの勝利です!!!!
話は変わりますが、どちらのスクリーンも2Dの方がより素晴しさを感じられるように思います。
やっぱり、まだ3D技術は未熟なんでしょうね。。。