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映画館散策

見る映画は決まっているけれど、どこで見ようか。 映画好きならば、誰もが一度は感じたその悩みを解決すべく、 東京都内を中心に、主が赴いた映画館についての感想をまとめるブログです。

都内の名画座一覧

映画は高くてそうそう見られない。

見ようと思っていた映画がいつの間にか終わっていた。

あの映画をもう一度スクリーンで見たい。


そんな時に活躍するのが名画座です。


名画座の特徴としては、

・新作はやらず、一般映画館で上映が終了した作品を扱う。
・通常の映画館よりも安い。
・一回入場してしまえば一日中いられる
・二本立て(二種類の映画が交互に上映される)
・約一週間で上映作品が変わる
・持ち込み自由(定番はおにぎり)
・古く、施設的には期待できない


なんかが挙げられます。
中には、特集上映なんかをしているところもあり、この特徴が全てに当てはまるわけではありませんが、
概ねこんな特徴を持つ劇場です。


小規模単館・ミニシアターがどんどん閉館していますが、都内にも頑張っている名画座たちがまだまだあります。

ということで、都内の名画座たちをまとめて見ました。


では、まずは、一般的な名画座たち。


<早稲田松竹>
JR高田馬場駅より徒歩5分
一般¥1300
153席

早稲田大学の近くにある、都内でも有名な名画座。
二本立ての組み合わせが絶妙で、ついつい興味を惹かれてしまう。


<目黒シネマ>
JR目黒駅より徒歩3分
一般¥1500(WEBクーポンで¥1300)
100席

目黒にあるオシャレな名画座。
名画座とえいば、昼間からビールを飲んでるオヤジがいそうなイメージだが、ここはそんな気配が一切しない。
大作とミニシアター作品とをバランスよく上映している。


<飯田橋ギンレイホール>
JR飯田橋駅より徒歩3分
一般¥1500
206席

飯田橋にある名画座。
同時期に上映していた大作を二本立てでやっていることがあり、それが大変ありがたい。
(片方を見ているとちょっと残念なのだが。。)
ここは、値段がちょっとお高いのだが、年会員になると話は別。
一年間、10500円で映画が見放題。
比較的新しい作品を積極的に上映している劇場なので、これはお得。


<浅草中映劇場>
浅草ロック座となり
¥1300(HPのクーポンで¥1000)

浅草の名画座群のなかで、一般作品を扱っているのはこの中映劇場。
HPからのクーポンを印刷すると、一枚で2名まで1000円になって大変お得。
かならずプリントしていきたい。


<下高井戸シネマ>
京王線下高井戸駅から徒歩3分
¥1200~1600(毎週火曜日¥1000)
126席 スクリーンサイズ:3×7.15m

世田谷の住宅街、下高井戸にある名画座。駅に広告が出ているのだが、全く気づかなかった。
大作というよりは、ミニシアター作品、ドラマ作品を中心に扱っている。


<三軒茶屋シネマ>
東急田園都市線三軒茶屋駅より徒歩3分
¥1300(火曜男性¥800 金曜女性¥800)
155席

三軒茶屋の一角に中央劇場と並んである名画座。こちらは、邦画専門。
かなり古い作りは、名画座の気分を存分に味わえる。
しかし、上映作品は新作を扱っているため、環境を気にしなければお得。


<三軒茶屋中央劇場>
東急田園都市線三軒茶屋駅より徒歩3分
¥1300(金曜¥1100)
262席

三軒茶屋の一角に三軒茶屋シネマと並んである名画座。こちらは、洋画専門。
こちらも古い作りだが、上映作品は新作。アクション作品というよりは、ドラマ作品が多い。
なぜか、こちらはちょっと割引率が低め。


<新橋文化劇場>
JR新橋駅より徒歩1分
¥900(女性¥800)
81席

新橋のガード下に古くからある名画座。
その安さと、なかなか他では扱っていない作品のラインナップがポイント。


<キネカ大森>
JR大森駅より徒歩3分
¥1300

テアトル系列の映画館、キネカ大森が、名画座もはじめました。
銀座シネパトスも同じように名画座をはじめましたが、小規模スクリーンを複数所有している映画館の生き残りサクとして一つを名画座化する、というのは、これからも増えていくのでしょうか。
ラインナップは、やや邦画寄り。
一般上映作品もあるため、HPを見るときはしっかりとチェック。




続いて、特集上映中心の個性派の名画座たち。
これらの劇場は、二本立てというわけでもなく、新作をやるわけでもない。
昔の良作たちを監督や俳優などで特集を組み、上映するタイプの劇場です。
まさに、「名画」座。
一般的な映画館とは大きく異なるシステムですが、ファンにはたまらないラインナップだったりします。



<銀座シネパトス>
地下鉄銀座駅から徒歩2分
¥1300

キネカ大森と同じように、一般上映を行いながら名画座のシステムも取り込んだ劇場。
銀座の地下にある、面白い立地の映画館。
邦画が多く、ピンク映画をやっていることも。


<新文芸坐>
JR池袋駅から徒歩3分
¥1300
266席 スクリーン:4.2×10m

池袋の路地にある、非常に綺麗な名画座。サンシャインシネマやロサなどの一般上映を行っている古い劇場よりも綺麗なくらい。
特集をやっていることが多く、邦画中心。特集の合間に一般的な名画座のような上映スタイルを行うことも。
女優の特集をしていることが多いように感じる。


<神保町シアター>
地下鉄神保町駅より徒歩3分
¥1200(毎週水曜女性¥1000)
99席 スクリーン:3×7.2m

新しい劇場なのに小さく、どうやら映画館のみの運営を目的としていないようだ。
古い邦画の特集上映が殆んど。DVDになっていないような作品も多く、往年のファンには貴重な機会となるだろう。
何気に、THXだったりする。


<ラピュタ阿佐ヶ谷>
JR阿佐ヶ谷駅より徒歩2分
¥1200(水曜¥1000)
50席

超小さい映画館。古い邦画の特集を主に行っている。


<浅草新劇場>
浅草ロック座そば
¥1000

さすが浅草、なんと三本立て!の映画館。上映作品は、60~70年代の邦画。


<浅草名画座>
浅草ロック座そば
¥1200(HPのクーポンで¥900)

新劇場と同じく、三本立ての名画座。上映作品も似ていて、昭和の邦画、仁侠映画や時代劇などを扱っている。


<シネマブルースタジオ>
JR北千住駅より徒歩7分
¥1000
294席

北千住の東京芸術センター内にある映画施設。映画館、という感じでは全くない。
古い邦画を中心に、古いヨーロッパ映画も扱う。特集を組んで上映するため、一度しか上映しない作品も。


<東京国立近代美術館フィルムセンター>
地下鉄銀座線京橋駅より徒歩1分
¥500
310席

名画座ではないのだが、案外穴場なのがここ。
他ではやっていないような作品の特集を組んでいることが多く、同じく他では見られない作品が上映されることも多い。
アート系ヨーロッパ映画が多め。
大抵、約一ヶ月スパンの特集を組み、上映される。小まめにチェックしないと見逃す可能性大。




BD・DVDの発売が早くなり、家庭でも大画面・贅沢な音響設備が整っている場合も多く、
お金を払って古い映画を見る、というのに抵抗を感じる人もいるかもしれない。

しかし、多くはフィルム上映であり、フィルム作品をスクリーンで味わう体験は、やはり家ではできないもの。
また、二本立てを活かして、退屈な日にぼんやり映画館にこもる、というのも名画座の使い方の一つ。

ラフに映画を見られる環境とコアな映画ファンが集う場所。
その両極端な立ち位置があるのが、名画座といえるでしょう。

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