わろてんか (第124回・2/28) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』(公式)
第22週『夢を継ぐ者』
『第124回』の感想。
※ 本作は、2018/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
リリコ(広瀬アリス)は四郎(松尾諭)がこっそり女性と密会している姿を見かけ、浮気を疑い四郎と大ゲンカになる。てん(葵わかな)と風太(濱田岳)は女が引き抜きのため四郎に近づいたのではと心配して、亀井(内場勝則)に調査を頼むことにした。25周年パーティーの企画を考える隼也(成田凌)はすっかり仕事に没頭していたが、突然つばき(水上京香)のばあやと名乗る人物が現れて、頼みごとがあると頭を下げる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
こんなこと、先週中に終わらせておけ!
一体、あの主人公のお節介による夕食会? から、どの位経ったのだろう。いつの間にか、つばきの婚礼直前になっている。さっさと退場すれば良いのに、わざわざ、馬鹿馬鹿しい花道を作る脚本家。杖を突いたばあや(森畑結美子)が北村笑店にやって来て、どこから聞いたのかこんな突拍子も無いことを言い出す。
ばあや「つばきお嬢様は
まだ あなた様の事が忘れられへんのです
どうぞ お嬢様の その想い
断ち切ってもらえませんやろか」
なに、この展開。つばきの潔白も証明されていないのに、つばき以上に図々しいばあやを登場させるなんて。その上、あっと言う間に隼也からつばきに手紙が届く。内容は、こうだ。
隼也(M)「実は 僕も 結婚することになりました」
こんなこと、先週中に終わらせておけ! と言う話ではないのか? ここまで引っ張る意味が分からない。でも、引っ張った理由は分かる。ネタが無いから。2月27日にクランクアップしてしまった今、ばあやと手紙を見て、残り1か月への期待が音を立てて崩れ落ちた。もしかして、史上最低の朝ドラになるかも?
リリコと四郎の中年恋バナも、早く結婚させた方が良い!
少なくともリリコは主人公と同い年以上だから、42歳以上と言うことになる。四郎の年齢は不詳だが、当時の40歳過ぎの恋バナをダラダラと描いて、その先に期待する視聴者がどれだけいるのか? 逆に1日も早く2人を結婚させて赤ちゃんが出来たところを描いた方がマシなのでは?
あとがき
異常事態ですよ。ここまで主人公が物語の何の役にも立っていないのは。存在感が薄過ぎます。そう見える理由は脚本の責任が重大ですが、演出(演技指導)にも大きな問題があります。例えば、終盤で四郎が楽譜を燃やすシーン。出ずっぱりの主人公よりチラリと映るリリコの方が存在感がありましたよね。
あんなシーンでも、「煙が目にしみるな」の直後のボーっとしているようにしか見えない主人公に芝居を付けたら良いんです。肩をポンと叩くとか。だって、表情で演技が出来ないのだから。それをしないで、主人公よりも大アップでリリコを繋ぐから、益々存在感が皆無になる。もう直らないでしょうけど…
最後に。前回の感想に、65回もの Web拍手やコメントを頂き、ありがとうございました。いやぁ、今回も安定して面白くないですね(苦笑)。完全に消化試合になってまいすもんね。これで、25周年が終わったら、あとは隼也とリリコ&四郎の結婚話をやって、亡霊出して、時間繋ぎかな? むしろ内容のお粗末さに笑っちゃいますが、それで良いのでしょうか?
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anan (アンアン)2018/01/31[選択の技術(テクニック)]
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/11074/
★「北村(藤岡)てん」のモデル「吉本せい」のについて書かれた本の感想
[読書] 笑いを愛した吉本せい - 吉本興業創業者の波乱万丈記 (洋泉社) 感想
[読書] 吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉 (坂本 優二/著・イースト・プレス) 感想
【これまでの感想】
●「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)
第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13 14 15 16 17 18
第4週『始末屋のごりょんさん』
19 20 21 22 23 24
第5週『笑いを商売に』
25 26 27 28 29 30
第6週『ふたりの夢の寄席』
31 32 33 34 35 36
第7週『風鳥亭、羽ばたく』
37 38 39 40 41 42
第8週『笑売の道』
43 44 45 46 47 48
第9週『女のかんにん袋』
49 50 51 52 53 54
第10週『笑いの神様』
55 56 57 58 59 60
第11週『われても末に』
61 62 63 64 65 66
第12週『お笑い大阪 春の陣』
67 68 69 70 71 72
第13週『エッサッサ乙女組』
73 74 75 76
第14週『みんなの夢』
77 78 79
第15週『泣いたらあかん』
80 81 82 83 84 85
第16週『笑いの新時代』
86 87 88 89 90 91
第17週『ずっと、わろてんか』
92 93 94 95 96 97
第18週『女興行師てん』
98 99 100 101 102 103
第19週『最高のコンビ』
104 105 106 107 108 109
第20週『ボンのご乱心』
110 111 112 113 114 115
第21週『ちっちゃな恋の物語』
116 117 118 119 120 121
第22週『夢を継ぐ者』
122 123