GO HOME~警視庁身元不明人相談室~ (第3話・2024/7/27) 感想

日本テレビ系・土ドラ9『GO HOME~警視庁身元不明人相談室~』
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第3話『暴け!超人気インフルエンサーの謎』の感想。
佐伯太一(葵揚)は3年前に失踪した婚約者・田中美江(東野絢香)を探して『警視庁身元不明人相談室』を訪れる。三田桜(小芝風花)と月本真(大島優子)も美江の帰還を願っていたが、美江は海辺で水死体として発見され、名前も“峯岸美江”に変わり、自殺と断定されるが、太一はそれを否定する。
美江と結婚していた夫・峯岸晃(長田成哉)は、美江が結婚直後に失踪したと話す。葬儀に人気インフルエンサー『RILIKA』こと小澤梨々香(山本美月)が現れると、太一は彼女をカッターナイフで襲う。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:八津弘幸(過去作下町ロケット,陸王,おちょやん,VIVANT) 第1,2,3話
佐藤友治(過去作/ラストコップ,ブラックリベンジ,霊媒探偵・城塚翡翠) 第2,3話
演出:菅原伸太郎(過去作/君と世界が終わる日に,ハコヅメ,霊媒探偵・城塚翡翠) 第1,2話
大谷太郎(過去作/ヤスコとケンジ,35歳の少女,逃亡医F) 第3話
音楽:横山克(過去作/わろてんか,メネシス、最愛、転職の魔王様)
主題歌:ヨルシカ「忘れてください」
CP:松本京子(過去作/となりのナースエイド,ACMA:GAME アクマゲーム)
P:荻野哲弘(過去作/視覚探偵 日暮旅人,美食探偵 明智五郎)
鈴木将大(過去作/こっち向いてよ向井くん,すきすきワンワン!)
本多繁勝(過去作/ACMA:GAME アクマゲーム)
※敬称略
めでたしめでたしの"結論ありきでない物語"を作ってほしい
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
第1話、第2話では。
●三田桜(小芝風花)が何となく興味がわく引き取り手のないご遺体を見つけると、理由はともかく遺族に引き取りを迫る
●基本的に、遺族は引き取りを拒否
●(妄想による)結論ありきの調査をやって、再び遺族を説得
●急に物分かりが良くなった遺族が感謝して、遺体を引き取る
●めでたしめでたし
箇条書きにしてしまうと元も子もないが。
基本構造は、遺体の死因を視聴者に提示したお涙頂戴ドラマだ。
断っておくが、お涙頂戴ドラマを全面的に否定しているわけではない。
めでたしめでたしの「結論ありきでない物語」を作ってほしいのだ。
なぜ、もっと導入部分を丁寧に作り込まないのだろう?
今回は、前2回と違って、序盤で身元が判明して、遺族に引き取られている。
だったら、三田桜(小芝風花)と月本真(大島優子)が調べる必要がないのだ。
でも、ドラマとしては、調べて “ご遺体の事情” を描かないとならないから、「顔見知りの佐伯太一(葵揚)の関係者だから」を理由に動き出せちゃった。
これ、顔見知りの案件だから「警視庁身元不明人相談室」という立場を利用して、謎解きを楽しんでいるように見えてしまうのだが。
せめて、身分を証明するものが一切ない完全な身元不明者にするだけで、桜が動く理由になるし。
一捻りまでいかないが、当初から身分証明書と指紋が違うとか、
私が言いたいのは、桜が動き出す動機をもっと自然にしたほうが良いってことなのだ。
「起承転結」の「起」が不自然だから、その先も不自然になるのは当然のこと。
なぜ、もっと導入部分を丁寧に作り込まないのだろう?
もちろん、脚本家が描きたいのが「遺体の死因を視聴者に提示して、ご遺体に共感させて泣かせること」であって、「主人公たちの言動に共感させる」ではないからだ。
あとがき
出演者のファンが楽しむドラマなんでしょうね。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19049/
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