私の親友!/恋愛ラボ13話他2013/9/28感想
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恋愛ラボ #13(最終回)「その手を重ねて」
ガッチャマン クラウズ #12(最終回)「collage」
1.夏期はさすがに視聴するアニメの本数が多過ぎた、減らそう。スパロボやりたい。
2.夏の16本から秋は11本に削減。ふう、これなら時間が取れそうだ
3.艦これをやろう
4.……あれ?
というわけで28日の新サーバ開放を機に艦これを始めてみたわけですが、いや、うん……これは危ないな!何もかも忘れて没入してしまいそうだ!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル ……遅くなってすいません。
とりあえず時雨を旗艦に指定してます。僕っ娘バンザイ。
恋愛ラボ #13(最終回)「その手を重ねて」
©宮原るり/芳文社・藤女生徒会
ずっとずっと言えなかったこと。それは自分が嘘をついてきたということだけじゃなくて。
最終回、「本当のこと」というのが恋愛初心者だけではなく、皆と一緒にいたい、マキと親友でいたいという気持ちだという二段構成が美しい。嘘をつき続けてしまったのも、結局はその奥の「本当のこと」があったわけだからなのだし。
嘘をついているという一点は長らくトゲのようにこの作品の進行にひっかかっていたわけだけど、外的な方向にはそこまでこじれなかったのは好印象。無駄に事態を広げてややこしくすることなく、ちっぽけなことはちっぽけなままで。でも、それはけして当人達にとって軽いことじゃない。エノとスズの影がちょっと薄いのは殘念だけど、始まりが2人であったことからも今期ここに収束するのは適当であったと思います。
ギャグとシリアスの切り替えや混載は戸惑うこともあったけれど、両面があることでキャラは1人の女の子としての存在感を増していて、未熟さ拙さも含めて単一の属性に留まらないかわいさを見せてくれていました。ギャグパートだけ思い返しても十分楽しいのだけど、それだけだと単純に女の子を愛でるアニメにしかなれなかったはず。
不満なところを挙げるとすれば、毎回まさに「To Be Continued」という感じで1話1話の区切りは必ずしも良くなかったことでしょうか。1つのエピソードの後半がもう1つのエピソードの前半に被さるようなものがあったので仕方ないといえば仕方ないのだけど、終わりのタイミングに首を傾げることも多かったです。
全体として、作品の個性が強味と弱味の双方として出ている作品であったように感じました。さて、恋愛研究の「実践」はこれからが本番。「アニメから入った作品は、長期作品を除いてアニメが終了するまで原作を読まない」というのが自分のルールなので、積んであった原作にやっと手が出せる。アニメとの差異も含め、楽しみに読んでいきたいと思います。……昨日終わったローゼンメイデン原作新旧シリーズと合わせて実に25冊あるわけですが、まあ追々。マイベストオブ佐倉綾音にエントリーしたエノの活躍に期待。無論、脳内アフレコ付きで。
スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
恋愛ラボ #01「出会ってしまった二人」
恋愛ラボ #02「恥ずかしがり屋とクールと変態」
恋愛ラボ #03「宣戦布告のサヨとエノ」
恋愛ラボ #04「恋愛研究再開!と思ったら……」
恋愛ラボ #05「こちら藤女恋愛放送局」
恋愛ラボ #06「最低伝説リコ」
恋愛ラボ #07「いざ倉橋家!」
恋愛ラボ #08「ワイルドな君へ……」
恋愛ラボ #09「その笑顔が……」
恋愛ラボ #10「よりぬき生徒会(撮り下ろし)」
恋愛ラボ #11「恋愛ラボ?」
恋愛ラボ #12「ずっと友達でいてくださいね」
ガッチャマン クラウズ #12(最終回)「collage」
©タツノコプロ/ガッチャマンクラウズ製作委員会
ヒーローが必要ないんじゃない、みんなでヒーローになっちゃおう――世界をアップデートするのは僕らで、ヒーローだ。
O・Dの最後やはじめとカッツェの最後の行動など、見せて欲しいけど描かれなかったものがあるとどうしても先週のAパートが引っかかってしまうなあ。オンエアでは空白だった部分にも見せたいものがあって、そこにこれまでの伏線も織り込まれてるのでは、と勘ぐってしまう。はじめが序・中盤で弁当を残していた描写とか……いやまあ、あのシーンの意味自体は精神的にはまだまだ食べ足りないって意味ではあるんだろうけど。
テーマ的な部分へのこの作品なりの回答は描けているけれど、どこか物足りない印象を受ける最終回でした。いやむしろ、過程が抜けているのにそちらが伝わるのがすごいのか?
世の中のことには皆でもっと関わらないといけない、けどそれは必ずしも真面目な方法である必要はないし、皆が同じ方向を向いている必要はない。カッツェの引き起こした混乱に対して秩序をもたらすのではなく、それ以上のユーザーの自発性のカオスで飲み込んでしまう流れは見ていて気持ちよかったなあ。
「科学忍者隊ガッチャマン」が放映されたのは1972年と実に40年前。再放送などで触れる機会もなかったので、完全に新規作品として楽しむつもりで見始めたのですが……作品に対するイメージ程度の知識しかなくても見られる、というか、その位の知識で見ることをむしろ利用した作りになっているのは一本取られました。「ガッチャマン=正義の味方」というイメージで見るからこそ当初のメスとの戦いがあっさりと対話解決に至ることに驚かされるし、そのイメージ自体はあるからこそ戦闘シーンがほとんどない本作でも彼らは「正義の味方」であること自体は視聴者から疑われない。一方でちょっと調べれば「ギャラクター」「X」「ベルク・カッツェ」といったキーワードが前作に登場していることが分かり、今度はそのイメージが視聴者を悩ませもする。「ガッチャマン」でやる意義は確かにあって、でも別にそれに囚われているわけでもない。原点との不即不離の関わり方からしてこの作品のテーマに沿っているというw 歴史ある作品をベースにしながら、よくこれだけ自由な発想ができたものだと感心します。
また、哲学的な要素を持ちながらも話自体は内向きにならず、どこまでもオープンで賑やかだったのも印象的。SNSという旬の題材が外向きなものということもあるし、主人公であるはじめがエキセントリックかつ力強いキャラだったのも大きい。彼女の存在は「熱血ヒーロー」でも「悩めるヒーロー(どちらかというとパイロット?)」でもない新たなヒーローの姿として、とても興味深いものでした。しかし、この娘については後追いで似た感じのキャラを作るのも難易度高そうだなあw そして、やっぱり巨乳僕っ娘は素晴らしい。
視聴番組決定時はそれほど期待していたわけではありませんでしたが、毎週強い関心を持って視聴できた作品でした。スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
ガッチャマン クラウズ #1「A vant-garde」
ガッチャマン クラウズ #2「Asymmetry」
ガッチャマン クラウズ #3「Futurism」
ガッチャマン クラウズ #4「Kitsch」
ガッチャマン クラウズ #5「Collaboration」
ガッチャマン クラウズ #6「Originality」
ガッチャマン クラウズ #7「Abjection」
ガッチャマン クラウズ #8「Genuine」
ガッチャマン クラウズ #9「Forgery」
ガッチャマン クラウズ #10「Crowds」
ガッチャマン クラウズ #11「Gamification」
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