個人的な好みで言えば、冒頭の士郎とアーチャーの話は原作の方が好きでした。
あっちの方がアーチャーの無念や、恨み、諦めetcがひしひしと伝わってくる感じだったかな…。
時間ないからカットはしょうがないんですけど。
あ、あとは最後のNEWサーヴァントが二人も一気に登場という豪華な回ですね。
(注意)
・ネタバレには気を付けて文字を反転しています。
Fate/stay nightの原作はゲームで、3つルートが存在し、どのルートも全く展開が異なるのですが、他のルートで明かされた謎も一応ネタバレとしておきます。
これからゲームをプレイするので、知りたくないという方はご注意ください。
また、今回のstay nightの10年前のお話を描いた外伝のFate/Zeroに関してはネタバレしてしまっています…。

右腕の傷が痛々しいですが、これは警察に出くわしたら間違いなく職務質問をくらいそうですね…。
きょろきょろしてるし。

サーヴァントなしで夜出歩くのはあぶないので、凛がアーチャーを護衛につけてくれましたが、正直士郎もアーチャーも大迷惑なのであった…。
士郎の心境は原作では「肌には鳥肌が立ち、油断すれば胃液が口から出そう」と、とんでもないレベル…。
殺気立った護衛が後ろにいるもんね、仕方ない…。

「見直したよ。殺気を感じ取れる程度には心得があるらしい。
見送るおまえを襲うなという凛の指示には従うさ。」
最早、士郎が護衛に後ろからばっさりやられてしまいそうな勢いである…。

「たとえ半人前でも、俺は魔術師なんだから!」と啖呵を切る士郎。
アーチャーには好戦的な士郎さん…。
「血の匂いがしない魔術師など、半人前以下だ。
成果のためには冷血になるのが魔術師という生き物だからな。
遠坂凛を見習う事だ。やや甘い所があるが、あの歳で心構えは完成している。」
と返すアーチャー。
で、でも、ある意味、士郎も十分血の匂いするけどね…。
制服の右腕を見たまえ…。
アーチャーさんは凛を買っているからこそ、今回の凛の「体たらく」にイライラ気味なのですが、サーヴァントはマスターに従う「道具」だから仕方ないと諦めているのでした・・・。

「遠坂がマスターで良かったな。聖杯を手に入れるのに好都合で。」
煽る煽る。
最早、煽り合戦である・・・。

「人間の望みを叶える悪質な宝箱か。
私はそんなものはいらん。」
と険しい顔のアーチャー。
原作の台詞「私の望みは、そんな物では叶えられまい。」にある通り、アーチャーの夢は聖杯では叶えられない壮大なものなのである。

ここのミラー。
よく見ると、アーチャーが映り込んでるんですよね。細かい…!
サーヴァントは叶えられなかった願いを叶えるために呼び出しに応じているのだろうと問う士郎に
「まさか。成り行き上仕方なく、だ。
私たちサーヴァントに自由意志などない。
自らの意思で呼び出しに応じる者なぞ、おまえのセイバーくらいだろうよ。」
なんでアーチャーがセイバーの意思を知っているのか…という疑問は後に晴れます。
たぶん…。

自らの意思で現界したサーヴァントがセイバーだけと聞かされて驚きます。
アーチャー、それは曲論です。
確かに聖杯を純粋に欲しがってそうなのはセイバーだけだけど…。

「そうだ、英霊は他者の意思によって呼び出される。
使い捨ての道具と同じだ。
そんなサーヴァントが、心の底から人間の助けになりたがっていると、本気で信じているのかね?」
「いいか、英霊とは装置にすぎない。
不都合があれば呼び出され、その後始末をして消えるだけのな。
意思を剥奪され、永遠に人間のために働き続ける掃除屋。
それが英霊。
守護者と呼ばれる都合の良い存在だ。」
と英霊になってしまった後悔をここにきて、ぶちまけるアーチャーさんなのであった。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
でも英霊≠守護者だから、これはアーチャーだけの特殊な事情ではあるんですよね…。
アーチャーの主観入りまくりではありますが…。
かつては誰よりも「心の底から人間の助けになりたい」と思っていたのに、辿り着いた結論がこれ…。
本当にいたたまれないです。
↑ ↑ ↑
「サーヴァントの性格など考慮するな。支配権はおまえたちにあるのだから、道具の戯れ言など聞き流せ。」あたりの原作の台詞と共に、ちょっと切なくなる場面でもあります。
個人的に。

「セイバーは一人の人間だ。
こっちに出てきてからの選択肢はあるはずだ。」
と憤慨する士郎ですが…。

「まあな。
サーヴァントという殻を与えられた英霊は、その時点で元の人間性を取り戻せる。
かつての執念、かつての無念と共にな。」
ということで、アーチャーは執念と無念の塊な感じをぷんぷんさせます。
アーチャーの無念とは一体何なのか…気になるところで立ち去ってしまいます。

「私には叶えられない願いなどなかった。
私は望みを叶えて死に、英霊となった。
故に叶えるべき望みはない。」
「背中で語る漢」に定評のあるアーチャーの背中が珍しく頼りない…。

みかん、食べ過ぎですがな…。
段ボール二箱分のみかんが衛宮邸に襲来したらしい。

行方不明だった美綴さんが見つかりました。
「ちょっと記憶が混乱してるらしいけど、外傷もないし、命に別状もないって」by藤ねえ
とのことですが、完全に心の方が傷だらけになってないですか…?!
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
ちょっとライダー!
何やってんの…。
↑ ↑ ↑

昨日のライダーが頭によぎる士郎。
ライダー、自重しろよ…。

なんだか物騒なので、しばらく桜に家に泊まっていけとお願い。
桜ちゃん、この顔である。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
「計画通り」ですね…。
しかし、本当に桜の演技力すごいな…。
間違いなく女優になれるよ、あなた。
↑ ↑ ↑

日が暮れるまでに帰ってこなかった上に、凛との休戦協定という大事なことを勝手に決められ、激オコなセイバーさん。
遠坂邸にいたアーチャーも蚊帳の外だったけどね…。

士郎制裁のために竹刀を傍に置いているようにしか見えないのですが…。

完全に厳格なママに怒られて正座させられている息子の図。
「確認しますが、学校のマスターを倒した後は、凛との休戦協定は白紙に戻る、間違いはありませんね?」
でも甘々な士郎と凛ですからね…どうでしょうね…。

アーチャーの言葉が胸に引っかかり、ついセイバーの目的を尋ねてしまう士郎ですが、セイバーは答えてくれません。
Zeroのときに、どこぞの征服王と英雄王に散々憐れまれたり、馬鹿にされたりしたからね…。
そりゃ、もう答えたくないよね…。

「これからは実践形式で経験を積むべきです。」
と士郎を鍛える気満々になったセイバー。
なんか生き生きとしてて楽しそうだね。

翌朝、謎の人気を誇るワカメさんの姿を見ることとなった。
なんだかんだ言って、衛宮は大好きなので、事あるごとに話しかけてくる慎二。
あれ、慎二って同性の友達が士郎しかいないんじゃなかったっけ…?

用件は美綴さんをコケにしたかっただけのようです。
絶対一年生の噂の火種はこいつですよね…。
ゲスい顔ですもん。
慎二を疑う士郎に「憶測で話すなよ。」と怒る慎二ですが、そのままブーメランな発言なのであった…。

「トレース・本!」
ということで、学校に張られた結界の呪刻を凛と消しまわる士郎。
場所の異常には敏感らしい。

「魔術師はね、一定以上の魔力を帯びた者しか、魔術師って認めないの。」
ということで、凛にとっては士郎も慎二も感知できませんでした。
今回のマスターはそんなヤツらばっかりで嫌ね…。

「わたしの見立てでは、明日にでもボロを出すわよ。」
呪刻を消されたマスターは、きっと明日にでも正体を現すはず、と確信する凛。
しかし…。

うん、もう凛を照れさせるポイントはわかった。
とりあえず、かわいい。

なんと、凛の見立てを上回り、その日のうちにボロを出したマスターなのであった!
しかし、さっきの凛との学内デートみたいな一連のシーンを見てた慎二は嫉妬の炎を燃やしていることでしょう…。

「僕もさ、魔力もないのにマスターをやらされてるんだ。」
慎二も自分の意思でマスターになったわけではないご様子。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
よく言うなー。
↑ ↑ ↑
「おいおい、信じてくれよ。
僕は誰とも戦いたくはないんだ。」
慎二だけにしんじてくれよ…。

「僕に協力しないか。」
と士郎に協力を持ちかける慎二。
なんだかんだ言って、全ルート士郎に共闘を申し込むだけあって、やっぱり慎二は士郎を友達だと思っているんだろうな。
歪んでるけど。

「魔術師の家系は長男にしか秘技を伝えない。
あんなトロい女に魔道を伝えるもんか。」
と桜は聖杯戦争に関わっていないと発言。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
この屈折した感じ…。
桜ルートを見た後だと、よくわかりますね。
↑ ↑ ↑

士郎にあっさりフラれます。
個人的には慎二が学園を二分するほどの人気を誇り、「眉目秀麗」であることに疑問を感じざるを得ないのですが…。

どんな打ち合いしたら、こんなことに…。

ここのセイバー、美しいですよね。

ここのセイバー、かわいいですよね。

セイバー、近い…はきっと誰もがつっこみたかったポイントでしょう…。
これを無意識でやっている…だと!?

最早、集中力ゼロ。
ところで、刃物の強化は割と上手くいく、とさりげなく言ってますが、士郎の魔術特性が剣だからという伏線ですかね…。

寝ている士郎の体に絡みつく糸…。
なんかホラー…。

糸に引っ張られ、拉致される士郎さん。
間にフラッシュバックするのは、下手人のキャスターさんの過去ですかね。
まさかこんな風に入れてくるとは…。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
船はアルゴー船かな。
人影は金色の羊毛の皮を持ったイアソン…?
ギリシア神話の魔女メディアの伝説の一場面ですね。
↑ ↑ ↑

ということで、お姿は初登場のキャスターにまんまと柳洞寺に拉致されてしまった士郎。
半人前魔術師なので、身体を支配するのは簡単だったとのこと。
衛宮邸の警備はザルなのであった…。

ここでようやくセイバーが異変に気づき、士郎を追います。
寝る時もブラウス…。
誰かセイバーにパジャマを用意してあげて!

でも、逆に士郎がパジャマで寝る人じゃなくて良かった!
ここからのシーンがずっとパジャマ姿だったら笑いを堪えられません、たぶん。

キャスターが無関係な人間を襲っていたことに激怒。
「この街の人間は皆私のもの。」とジャイアニズム発言をするキャスターさんなのであった。
#01の殺人事件もキャスターが加減がわからず殺してしまったせいということですかね…。
自分がピンチなのに怒るところはそこ。
士郎も揺るぎないな…。

柳洞寺のある山は、自然霊以外を排斥する法術結界を持っており、さらにキャスターが敷いた対魔術結界により、英霊の魔術や宝具は大幅に威力が落ちる場所となっているらしい。

最後のサーヴァント、アサシンの佐々木小次郎さん登場。
正直、初めて見たらこの侍がアサシン?って誰もがつっこみたくなりますよね…。
さっそく自分から名乗ってくれます。
なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け…。
そういえば、小次郎役の三木眞一郎さん、ポケモンのロケット団のコジロウもやってましたよね(笑)

サーヴァントが自分から真名を明かしたことに驚くセイバー。
名乗られてしまった以上、自分も名乗らないといけないらしいです。
騎士って難儀ですね…。
しかし、「名乗らなくても剣で判断するからいいよー。」と返してくれるアサシン。
「ここを通りたいのならば、押し通れ。」
とのこと。

妙に官能的なキャスター。
令呪を神経ごと無理やり士郎から引きはがし、セイバーを手中に収めようと目論みます。

「とうに命はないと思ったが、存外にしぶといのだな。」
士郎が絶体絶命の中、助けてくれたのはなんとアーチャー。
どこからどう見ても正義の味方です(笑)
「カッコイイとは、こういうことさ。」by紅の
今回は本当にアーチャーがアーチャーするルートなんだな…。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
こんなところで士郎を倒されたら、アーチャーの計画も狂っちゃうしね…。
↑ ↑ ↑

ただの通りがかりらしいです。
夜の散歩ですか…?
いや、そんなわけないよね…。
もっとまともな言い訳はないのか。
そして、このドヤ顔である。


門番のアサシンがあっさりとアーチャーを境内に入れたことに激怒するキャスター。
それを見て
「そら、見ての通り八つ当たりを食らう事になる。女の激情というのは中々に御しがたい。」
とコメントするアーチャーですが、それは経験談なのですか…?

「まったく、少しばかり手荒いことになりそうだ。」
とやる気満々のアーチャーさんでEND。
最早定番となりつつあるアーチャーの悪い顔…。
ちょっと駆け足気味と言うか、いろいろ詰め込み過ぎた感じがしないでもない回でしたが。
ひたすら今まで沈黙を続けていたアーチャーが少しづつ頭角を現してきましたね。
あ、あとサーヴァントが出そろいましたね。
柳洞寺にサーヴァントが4人も集まってしまったので、もう来週はバトルするしかありません。
ということで来週はセイバーVSアサシン、アーチャーVSキャスターのとんでもなく熱い展開になることでしょう(予想)。
ネタバレ反転↓ ↓ ↓
来週のサブタイトルは「死闘の報酬」ということですが、これはアサシンのことかな…?
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