304: 本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 22:48:58 ID:I0jboWHw0
俺が体験した怖い話を2つほど・・・
もう15年前。大学生の頃、バーでのバイトあがりの帰りの車でのこと。
深夜2時過ぎ。池袋から自宅までいつものコースで20分の家路をいそいでた。

体が疲れてたため、FMから流れてくる音楽をボーっと聞きながら、ガラガラ
の道を快調に奔っていた。途中大通りからショートカットをかねて某神社前を左折。
1車線の道に入ったとき
「何で・・・」と女の声。

車はもちろん俺一人。あれ?空耳?と思いラジオの音を小さく絞った。
「・・・・」しんと静まりかえった車内は低いエンジン音のみで、他は何も
聞こえない。。
心霊信じない俺は、気に留めず、そのまま京浜東北線の某寂れた駅前を抜けようと
車を進めた。そのとき、ふと視線を感じた。

俺は不意にバックミラーをチラッと見た。
すると後部座席におかっぱの女の子の顔が見え、しかもこっちを見ている。
一瞬だった。すぐ前をみて、またバックミラーみたがいない。そして後部座席を見たが誰も
いない。なぜか怖くはなかったが、ただその顔が忘れられずにいた。

何日かして、朝、大学行く前に家のポストから新聞を出した。
そのとき、週一発行の区のローカル新聞を普段全く見ないのに
なぜか気になり、ページをめくった。
ゾクっとした。

俺が見たおかっぱの女の子がいて、その時と同じ顔で俺を見ている。
その記事には中学生の女の子かいじめを苦に自殺と書いてあった。
その日は俺が見た日で、時間は深夜1時すぎ。
俺が車で通った某駅前のスーパーからの飛び降りだった。
A_dark_and_eerie_urban_night_scene_featuring_a_car


305: 本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 23:12:29 ID:I0jboWHw0
もう一つ。
さっきは話の1,2年後。当時の彼女と河口湖に行った帰り、帰りが遅くなり、
中央高速を降りて相模湖のラブホに泊まることにした。
そして二人とも疲れて寝てた深夜2時過ぎ。

俺はなぜかふと目が覚めた。
すぐ寝ようとしたが、なぜか胸騒ぎがした。
「なんだろう」と思いシーンとした部屋で、胸騒ぎが静まるかな
と思って天井をボーっと見ていたそのとき、
「パタパタパタ・・・」とほんとにかすかだが、音がした。
「ん?」と思い聞き耳を立てると、また「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
と今度は遠くだが、はっきり空耳じゃないってわかった。

彼女は横で寝ている。
俺はむくっと起き上がり、どこから音がしてるのか探るため更に聞き耳を
たてた。目は暗闇に慣れてきた頃で、どうも音は部屋の外、廊下の置く殻とわかった。

俺は部屋のドアのところまで言って耳を付けた。「パタパタパタ・・・ガチャガチャ」
音はする。これはパタパタはスリッパの音。更にガチャガチャはドアノブをまわす音。
俺はすぐにそう判断した。しかも音は近づいている。

「おい。起きて」俺は彼女の所にいき小声で言った。「な~に」彼女がむにゃむにゃ
した感じでおきると俺はすぐにドアの前に戻って「フロントに電話。9番かかる」
と状況も言わずに彼女に伝えた。あせっていた。なぜならこの部屋は810号室で、一番
左端だったが、外の音の感じからもう前の部屋まで近づいていた。


306: 本当にあった怖い名無し:2010/08/30(月) 23:56:40 ID:I0jboWHw0
続き
彼女は俺のただならぬ感じを察したのか、薄暗い中、電話を探り当て、
フロントに電話してくれた。「フロントでた変な奴が廊下にいるから
すぐに来いといって」俺はドアをみながら、彼女に小声でいった。
外の奴に存在を気づかれたくなかった。内鍵がしてある。ここも通り過ぎてくれ。

「なんかでない・・」彼女も小声でベットから俺に言ってきたその時、
「パタパタパタ・・」この部屋のまでとまった。
「ガチャガチャ」ドアノブが回った。あく訳ないだろと心の中で俺が呟いた
そのとき・・・


308: 本当にあった怖い名無し:2010/08/31(火) 00:03:08 ID:I0jboWHw0
そのとき・・・
ガチャっと何かを指す音。すると内鍵が横向きから、縦にゆっくり回転しだした!
プチッ。その時俺は切れた。度はノブをガッと両手で押さえ、右足でドアを
けりながら「誰だてめえは!クソが!やんのか~!」と今までとうって変わって
大声で怒鳴りだし、威嚇した。何がなんだか、怖すぎてすごく腹が立った。

彼女は悲鳴を上げて、ベットでうずくまってたようだった。
しばらくドアを押さえつけ叫んでいたが、ドアノブ押さえるのが疲れてきた俺はは
開き直って「おら空けるぞ」と叫んで、20Cm位スーとドアを開けた。

あけた瞬間ぎょっとした。女がいた。隙間で暗かったが、うつむき加減で、
髪はロングでべたっと濡れた感じ。暗くて表情は見えないが、目線は俺を見ず
に斜め下をじっと見てた。よく覚えていないが、白っぽい服だった。
「なんだ・・あんた・・夜中に」一瞬怒りがとまってしまったが、そいつ
に俺が言うと、「鍵です。忘れてます。」といって俺に木の長い柄がついた
鍵を渡してきた。渡すというより突き出してきた。目線はこっちょみてない。

俺はそれをもぎ取り、バン。とドアを閉め、鍵をかけた。
「パタパタ・・」外でスリッパの音。遠ざかっていく。
俺はすぐにフロントに電話した非常識だと文句を言おうと
「はいフロントでございます」とすぐに出た。
「かぎ忘れたけど、ひどいじゃない?こんな夜中にさあ」と俺。
「はあ?なんのことですか?」と困惑気味の相手。
「いま鍵を届けにきたよ。木の奴。お宅に従業員でしょ?」
「今、私が宿直していますが本日は渡し一人で、他に従業員はおりません」
「・・!?」「鍵にいたってはお客様が入る際に渡しておりますし、木の柄ではなく、プアスチック
にルームナンバーが書いてあるタイプのものです。2~3年前にはそのタイプは
ございましたと記憶していますけど・・」と従業員。

「だってここに鍵が・・」といいかけて絶句した。俺の手には鍵なんかかった。
この部屋に入ったときから、もらった鍵で開けたのを思い出した。


大体なんで色んな部屋をガチャガチャやったり、事前に連絡もせずに勝手に
空けようとするわけがない。俺は怖すぎて、ドアを閉めたくて勝手に納得してたの気づいた。
大体こんな話です。でも2つとも実際ありました。






嫌いなら呼ぶなよ