2017年7月21日

DSC_0145_resize
使用機材:Nikon D90 + SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DG
F16 ISO200 1/3秒 f=105mm(35mm焦点距離は、70mm)

「figma レーシングミク2015 TeamUKYO ver.」の記事です。


DSC_0012_resize
DSC_0006_resize

  プ  ラ  モ
組み立てか・・・。

DSC_0008_resize

こんなので始まってアレなんですが、私が箱を開けた瞬間を再現するとこんな
感じでした。

一部塗装済みプラキットって、そう言う意味かよ・・・(ぇ

まあ、ちゃちゃっと組み立ててしまいましょう。

DSC_0019_resize

じゃーん!
私は極普通の一般人。なのでプラモデルを組み立てるノウハウや、きれいに
作るコツなどは全然知りません。なので、組み立て説明書とにらめっこしなが
ら、ランナーのバリを処理するための爪切りを片手に、えっちらほっちら一生
懸命組み立てました。

DSC_0036_resize
DSC_0025_resize

一部塗装済みと言う事ですが、他にどこか色を塗らなければいけないのでしょ
うか。・・・もうこれで良いよね?完成だよね?

DSC_0049_resize

なんて気持ちだったのですが、どうやらデカールのシールを貼るとカタログの
通りの自転車になるそう。ふむむ。

DSC_0061_resize
DSC_0074_resize
DSC_0076_resize

T a - d a !

頑張った。
頑張ったよ俺。

・・・でもね、気になる所が沢山あるんです。
例えば。
デカールシールの貼り方が悪いせいか、空気が中に入ってしまい、透明な部
分(余白部)が白くなってしまっていたり、小さいシールがはがれやすくなって
しまったり。

いかにも、
トーシローが作りました感丸出しになってしまいました。


( ;ω;) カナシイナー


でもまあその。
自分の手で完成させたせいか、なんと言うか愛着感が。

DSC_0084_resize

と、言う感じのスタートで写真を撮り始めたのが本作なのです・・・。

DSC_0088_resize
DSC_0097_resize

ポーズを取らせて最初に「おや?」と思ったのは、このミクさんの髪。
なんて言うか、非常に外ハネ気味なんです。自転車に乗っていると分かるので
すが、ヘルメットをしていないと、髪はこう言う風にボッサボサになるんですよね
。ただ、縦構図で収めようとすると必ずはみ出ちゃうのが難点でした。

DSC_0103_resize

次に気付いたのは、胴体のジョイント(可動部)の数。
実に、4箇所もあります。内訳は胸・アンダーバスト・腹部・腰です。
ロードレーサーのキッツイ乗車姿勢を、シフトボディ無しで再現するために、こ
うなっているのだと思われます。また、腰のジョイントはラブライブのfigmaなど
で採用されている、下に張り出すタイプでした。

まさにもう、可動に全振りって感じです。

DSC_0105_resize

腰のジョイントは、横にもかなりぶん回せます。

DSC_0107_resize
DSC_0115_resize

腰をクイッと上げ、胸をグッと張り出すポーズも得意でした。

DSC_0117_triming_resize

ただ、ジョイントの数が多いせいで、ポーズによっては上半身の安定が悪い場
合があること、そして足がピンディグペダル(足とペダルを固定してしまう世に
も恐ろしいロードバイクのペダルのこと)用の靴になっており、平らでないことか
ら、片足立ちは出来ませんでした。素直に台座を使いましょう。

DSC_0119_resize

で、その台座なのですが、今回はいつもの穴に差し込むタイプではなく、ドール
などで見る胴に挟んで立てるタイプのものになっております。

恐らくですが、胴にジョイントを設けることを優先したがため、台座穴を取り付け
る余裕が無かったのだと思われます。

なので、背中に思いっきり力を入れると、ジョイントがスポーンと抜
ける
と思いますので、ご注意下さい。

(この子に限ってはそんなことする人は居ないか・・・。)

DSC_0121_resize

「撮りためろ写真!」にしては珍しく、横構図ばかりの写真が貼られて行きます。

DSC_0123_triming_resize

精一杯内側に寄せてコレです。
もうね、跳ねちゃってます。ぴょんぴょんと言うか、びょんびょんです。
ネギみたいな色しやがって!

DSC_0127_resize

閑話休題。

DSC_0130_resize

自転車に乗せるとこんな感じです。
余談なのですが、ヘッドチューブに取り付けるロゴのシール、貼り忘れています
。気付いてはいたのですが、そのままにしました。何故かその方が愛着が沸い
たのです。えぇ・・・。

DSC_0133_resize

このポーズでは、そんなに胴の全振りジョイントを使っていません。
では実際にどのようなポーズが取れるのでしょうか。

と、言う訳でやってみました。

DSC_0147_resize

ドドンマイ!

DSC_0149_resize

実は、この状態でもまだまだなのです。
まだまだに留めた理由は、本家のポーズは前傾すぎて、ツインテールが地に
付いて、ドドンマイじゃなくて、ツインテールで歩行するミクの図になってしま
い、怖くなって、許される限りでドドンマイさせたからです。

なのでつまり、フツーに本家のポーズが出来ます。なにこの子恐ろしい・・・。

DSC_0186_resize
DSC_0182_resize

こんな、ジャンプして身体をひねって、足の裏にターッチ!なんてこともできま
す。

余談ですが、髪がハートの形になるのが可愛いですね。

DSC_0187_resize
DSC_0192_resize
DSC_0193_resize
DSC_0205_resize
DSC_0211_resize
DSC_0209_resize

乗車姿勢です。
実際にやってみると、兎にも角にも、足に余裕がありません。
胴には余裕があるのに・・・。

まずはペダルと足の取り付け部。
ピンと取り付け部をくっつける際、ペダルがクランクからポロッと行きます。

あひ・・・。

そう言いながら、片方を取り付け「さて、もう片方を」と意気込み、足をペダル
の位置へとグイッと持ち上げる。するとその力は胴へと伝わり、そこからもう
片方への足へと向かっていきます。するとどうでしょう。もう片方の足がなんと
ポロリンチョ!ならばとも一度取り付ける。されどもやっぱりポロリンチョ!ポ
ロリンチョッたらポロリンチョ!あ・・・ああ・・・あ

あひひあひあひ!!!!

遊んでいてこんなことになったのは、ISシリーズのAGP以来です。
(思い返してみると、そんなことがあったから、あのシリーズには愛着沸いて
  いたのかな、なんてね。)

DSC_0042_resize

裏を返せば、足さえどうにかなってしまえば、後はどうにでもなるんです。
胴だけに。

DSC_0050_resize

難しいのは、足の付け根部分を、直角付近に持ってくる時です。
この時、どうしてもスパッツのV字ラインに太ももが被るので、どうしても胴の
方に力が行ってしまうので、アヒるんです。

自転車を床に固定してポージングしても同じですし、ケツをサドルへ落とそう
としても同じようなことが起こります。

正直これ、
上級者向けのfigmaです。

そんなのあるんかーい!と突っ込みたくなりますが、私はこの子をいじってみ
て、この一言に尽きると感じました。

DSC_0004_resize

だいいち、この関節の数。
いつもなら、胸を張り出させて、S字ポーズを取りやすくさせてあると言うのに
、今回はそう言うセクシー・アンド・ダイナマイッな方向のアシスト的要素なん
て、胴体の可動に全部もって行かれていて、殆ど無いのです!
敢て言うならば、走行時の様子を再現できる髪の毛です。でもそれだけです!

DSC_0014_resize

コイツぁ、ポーズの取り甲斐と言うものがあるぜ・・・。

ゲヒッ、ゲヒヒヒッッッッァ!!!!

DSC_0022_resize

なんてほくそ笑んでたんですが、実際はそんな事は無いので、初めての方も
安心して下さい。

ただ、無理せず、壊さないようにして可愛がってあげるのだけは、忘れないで
あげてくださいね。

DSC_0024_resize
DSC_0032_resize

「Good Smile Company」のロゴが入ったサイクルボトル、そしてそれを持たせ
るための左手パーツが付属してきました。

プロ用のサイクルドリンクって、なんか色々入っていてマズそうなんですよね・・・。

DSC_0036_resize
あなたも飲む?

えっ、いいの!?

DSC_0038_resize
うわあ・・・。

いただきますんべろべろじゅーじゅーちゅーちゅー。
ミクとの関節キス。ごちそうさま。

DSC_0102_resize

閑話休題。




DSC_0052_resize
DSC_0054_resize

ミクと言う事で、初代ミクと並べてみました。

DSC_0063_triming_resize
DSC_0067_resize

ここまで来ると、別シリーズのものです。
何せ初代、まだ手のジョイントが球状の時代のものなんですもの。

また、腕や足の関節も、基本や構造は同じでも、大きさや、機構が持った意
味が、全然違うものになっています。

DSC_0069_triming_resize

2.0までくると、同じに見えてきます。
そりゃあ天下の新機軸。それが出来てから以降、現代のfigmaは皆、それを
ベースに作られています。

DSC_0076_resize

ディテールが大分よくなっているように感じます。が、これは再現する服の影響
もあるかもです。ただ、他の300番台も服の印刷部や装飾部のディテールがア
ップしているように見えますので、やっぱりそうなのかもしれませんね。
(と言っても、私が確認したのはリーファとプリンツだけですが)

このまま行くと、400番に初音ミク3.0とか出そうな感じですね。テーマは何だろ
う。圧倒的ディテールアップ?なんてね。

DSC_0078_resize

レーシングミク2013と並べました。2014をどうしたかは忘れました・・・。
胸に谷間がある2013。今回のミクは、残念ながら初代寄りの方でした・・・。

くっ。

DSC_0084_resize

こうやって並べると、皆同じミドリ色の髪に見えて、実際はちょっと違うのが分
かります。年々明るくなってるような?

DSC_0088_resize
DSC_0094_resize
DSC_0096_resize
DSC_0100_resize
DSC_0103_resize
DSC_0106_resize
DSC_0107_resize
DSC_0112_resize
DSC_0120_resize
DSC_0115_resize
DSC_0124_resize
DSC_0132_resize







DSC_0082_resize
使用機材:Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G VR
F16 ISO200 1/3秒 f=66mm

いやあ、楽しかった。
以上、レーシングミク2015さんでした!


【感想】
撮っても書いても楽しいフィギュアでした。

さて、このfigmaですが自転車、しかもロードレーサーの乗車姿勢をさせるこ
とが出来るfigmaです。ロードレーサーと言えば、前傾姿勢ですね。空気抵抗
を減らす為、かなーり前のめりになります。するとどうでしょう。通常のfigma
の頭部ジョイントでは、目線が道路に向いてしまいます。

過去、このように天を仰ぐほどに首に角度を付けられるfigmaは多数ありまし
たが、今回は下の写真のように、うなじを削ることで上を向けるようにしてい
るものでした。

DSC_0136_resize

初音ミクの見た目を利用した、無駄の無い機構です。
見た目が全く犠牲になっていません。

DSC_0084_triming_paint_resize

レーシングミク2013も、バイクに乗るため上を向く姿勢を取らせる為に、同じ
ような構造になっていたのですが、ジョイントが細く、隙間ができていて、うなじ
が犠牲になっています。

しかし今回のレーシングミク2015はジョイントを太くし、隙間を埋めて、見た目
を補完しています。

2014がどうなっているかは分かりませんが、これは明らかな改良であると言
えます。

こう言う設計で改良されたマイナーチェンジがあるのは本当に面白いです。

そして胴の盛りに盛られたジョイント。
自転車の乗車姿勢は猫背なので、普段のS字ポーズとは逆の反りなんです
よね。なのでこの機構は、それを再現するために、必要と考えられて付けら
れたものなのだと思います。

ただ、これは肌の露出が無いサイクルジャージだったからこそ出来たことで
しょう。もし、肌の露出が多い服を着ていたら、一体どう言う風になっていた
のでしょうね。

と、言う感じで、この子は設計に色々な気づかいがされているのだなと、素人
ながらに感じていました。

感想より上で伝え忘れたことですが、顔は口をすぼめた「クール顔」と、大き
く口をあけた「笑顔」の2種類でした。

何がともあれ、とてもご機嫌なフィギュアでした。

それでは~