現在、イスラエルは、戦略問題省(Ministry of Strategic Affairs)と情報省(Ministry of Intelligence Affairs)を統合し、戦略情報省(Ministry of Strategic and Intelligence Affairs)を発足する計画となっている。1日付の『Haaretz』によると、この計画を進めるために、戦略情報省トップに元モサド(MOSSAD)副長官のラム・ベン・バラク(Ram Ben Barak)氏を任命することが明らかになった。
ベン・バラク氏は、もともと陸軍の兵士としてキャリアをスタートさせた人物で、モサドに移ってから工作部長、副長官を歴任した。その後、軍部の要請によって、モサドとの間で特殊工作に関する調整を行なうポストに就いていたのだが、モサドのタミル・パルド(Tamir Pardo)長官が来年、任期満了にともなって退任する予定であり、関係者の間では、その有力な後任候補の一人として見なされていた。
だが、ユバール・シュタイニッツ(Yuval Steinitz)情報相の推薦によって、モサド長官ではなく、戦略情報省トップを任されることになったようだ。それにともない、戦略問題省のヨッシ・クパルワセル(Yossi Kuperwasser)長官と情報省のユーバル・ウォールマン(Yuval Wollman)長官は退任することも決まった。
ベン・バラク氏の詳しい経歴については、今のところ、公的な情報に乏しく、よく分からない部分が多い。ただ、『Haaretz』が伝えたところによると、イスラエル国防大学を卒業した後、イスラエルのハイファ大学で政治学・安全保障問題の修士号を取得しているという。また、米シンクタンク、ブルッキングス研究所(Brookings Institute)で研究員を務めた経験があるとのことなので、アメリカとのコネクションも持っているようだ。
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Haaretz, December 1, 2014.
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Ys-K
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