2019年12月5日から8日の全7公演。
特命戦隊ゴーバスターズのレッド、桜田ヒロム役の鈴木勝大さんと、同じくブルー岩崎リュウジ役の馬場良馬さんの7年振りになる再共演である舞台『死ねない無人駅』が上演された。
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(画像は舞台の行われた築地本願寺ブティストホールの本堂。こちらの隣にホールがある。)

あまりにも共演の気配の無いまま時が無情に流れていたので永遠に再共演の日は来ないのではないか、あってもあれでしょ、同じ作品内だけど一緒のシーンは無いけどエンドロールに二人の名前があって……などと半ば諦めの境地に立っていたゴバスオタ達。
忘れもしない仮面ライダージオウファイナルイベントの大楽の10月13日夕方、ショーが終わって休憩が開けるスペシャルトークパート直前、再共演、それも二人芝居というワードがTwitterに投下されタイミングー!と一緒にいた友人達(全員ゴバスオタ)と動揺したまま暗転してトークに入った事は記憶に新しいです。
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(画像はメインビジュアルで撮影されたロケ地の駅のホーム。無人駅ですが住民で賑わっていました)

チケットを取ってからも開幕してからも終幕してからも、あの4日間は集団幻覚だったのではないか?グッズのパンフや写真を見てはこれは我々の念写ではないか?とレッドラムでもキメてる絶望団地の住人のようになっていた為、今回は舞台というジャンルではありますが記録しておこうという手段の為の記事です。
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(写真はメイキングで撮影していた道端。使用はされなかったよう)

宣伝媒体用のメインビジュアルの他にパンフレット、物販のフォトセットなど準備期間が短かったであろうにも関わらず作品と二人のキャラクターの雰囲気に合った写真の数々。
事前に流れた撮影風景などを含めロケ地を探して辿ってきました。
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パンフやフォトセットをご購入された方はお手元で見比べながらどうぞ。
こちらは歩いていた道のり。フォトセットにて使用。
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(こちらはメイキングで歩いていた道。駅から歩きながらメインロケ地へ向かっている途中なのだと思います。)

舞台は地方と思われる無人駅。
死を決意して遺書を片手に無人駅のホームに訪れた三島哲也(馬場良馬)。
友達との飲み会へ向かう途中、電車に乗り遅れた相内(鈴木勝大)。
駅員もいなければ乗客も二人以外誰も現れない。
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(こちらはパンフで数枚撮影している道。柵に寄り掛かったり、二人並んだり。)

脱いだ靴の上に遺書を置いて、ホームの端っこ、強めに轢いてもらえそうな場所に立ってみたものの電車は一向に現れない。
なぜなら一時間に一本しか来ない電車には飛びこめず見送ったばかり。
三島の様子をスマホで実況していた相内に、ボソボソと乾いた三島の声が掛けられる。
「実況、やめてもらえないかな……。」
ここから二人の奇妙な関わりが始まる。
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(ピンぼけているけど、三島の後ろに咲いていた紫色の小さな花。)

死ぬつもりでここへ来たのにあからさまに話を聞いてもらいたがる素振りの三島。
長身でヒョロっとした体躯の背は弱気に丸く縮み、沈んだ色味のカーディガンを羽織っている。
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(二人が歩いた線路脇の小路。メイキングより。)

三島より幾つか若そうな(といっても30)相内。
スウェットのようなこちらも曇り空色のアウターを着込んでいる。
いかにも安居酒屋へ向かうといったラフな格好だ。
憮然とした表情に、飄々とした口調。
しかし話しているうちにどうやら彼もまた迷える人生を送っている事が露呈する。
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(メインビジュアルの他、パンフ、フォトセットなど大活躍の壁。人様のご自宅の壁の為全貌はカットして掲載)

すぐに調子に乗りワーワー騒ぐ大人げない三島と、頭の回転は早いが気も短い相内。
お互いにいい大人で会話のテーマは重たいわりに、小学生のような口喧嘩。
1時間に1本の電車の合間に繰り広げる膨大な台詞量の二人芝居。
……と、いつか再演を夢見て導入部分のみ記します。

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(Googlemapより。2019年5月に撮影されたデータ。)

あたりをつけてストビュ探索中絶対この壁だ!と確信したものの家建ってっけど!?
解体後たまたま空いていた時に撮って何かしら建設が始まってもう地面見れないのではと慌てて駆け付けました。セーフ。
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(パンフ、フォトセなどで寄りかかっていた柵)

地面見れないかもってどういう感情だよって話なんですけどね。
前に別作品のロケ地に行ったら駐車場だったはずがマンション建っててショックを受けた事があり、それも完成したばかりで。解体されたロケ地数知れず。
いつまでもあると思うな親と金と体力とロケ地。

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ここもパンフと、あとなぜか馬場さんの先行だけ特典で写真が付いてきてそのカットがこのアングルでした。チケット手数料も馬場さんの方がお安かったのになぜなんだ。
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車内が反射してなんだこりゃって一枚ですが。
線路沿いの為、場所がわかっていれば電車内からもこの通り見る事ができます。
むしろ撮影中通過した人はあの兄ちゃん達ファッション誌の撮影かなとか思われていたんだろうか。
私の場合は空き地と壁を撮る不審者に見えていたと思います。事実。
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上演中に飲んでいた微糖の方。
ブラックの方はマニアック過ぎて見かけない。
上演では微糖だブラックだの話してましたが、台本には冷めたかどうかしか記されていないのでアドリブだったのか途中で書き足されたものだったのかな。
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パンフなど。夕陽に淡く照らされている二人の写真が印象的でした。
夕方に撮ったのかなと思いトワイライトを待ってみたんですが、撮影から一ヵ月以上は過ぎている為沈む角度がずれていました。地球は丸かった。
夕陽に照らされるレールも電車も綺麗です。
これにて死ねない無人駅ロケ地巡り終了。
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最後に。
ブティストホールの脇に置かれていた蓮の器にかかっていたプレート。
青と紅(赤)が名前に入っていたので。
花は時期ではなく咲いていませんでしたが。
青菱紅蓮

※リンク先は三重のお寺のサイトですが蓮についてめちゃくちゃ詳しく載っていたので。