矢守の麺許更新

文京区本郷に在る、春日通り沿いのハンバーガー店。1996年オープン。
私が訪問した日は開店24周年という事でレジ精算時に記念品（ボールペン）をくれた。
見出し画像：アップルバーガー 1420円＋税
5年前は同じ商品の販売価格が1300円＋税だった。当時より1割程度値上がりした印象。
10年前は同じ商品の販売価格が1250円＋税だった。当時より10数％値上がりした印象。
今日はオーナー（吉田大門さん）の姿が厨房に在った。正直ちょっと意外だったので
会計の時にその事を率直に伝えたところ「時々お店に立つ」のだそうだ。
パティはつなぎを使わない牛肉100％で1枚の量目は110グラム
粗挽き牛肉という記事を何かで見聞きした事があるが、粗挽き感はそうでもないかな。
赤身と脂身の割合はきっちり8対2で作るという。
そして最もこだわっているというバンズ。「ふわふわ過ぎ（上質過ぎ）てもダメ」
「パンが主張し過ぎてもダメ」とのこと。あえて上質のパンとは違う「ボソボソのもの」を
意図的に選び採用したそうだ。
この使用するバンズは通算40回も試作を繰り返したという。
「肉汁や蒸気がパンに入り込むもの」という計算。ハンバーガーにした時の最適解だそうだ。


千円を超えるハンバーガー（いわゆるグルメバーガー）をひとつのジャンルとして確立させた功労者、立役者であるので
FIRE HOUSE を敬う気持ちはもちろん私にもある。しかしながらいろいろ食べ歩きを重ねて来た自分の私見を述べると
バンズは今となっては他店に見劣りする。特にバンズについて、もう少し上質で、もう少しパンの主張が強くても・・・
でなければ競争力という点で見劣りしてしまう。№18 誕生前であればまだしも。今日の食後は物足りなさが残った。
№18の before と after で勢力図というかトップの中のトップの水準が変わってしまったので
№18の before と after でグルメバーガーのステージが一段上がってしまったので、余計にバンズの見劣りが顕著。
ただし FIRE HOUSE のハンバーガーというのはもう既にこれはこれで確立したものと言えるから
実際に御商売として成功されているように見受けられるし、優秀な数多のお弟子さん（独立開業者）も巣立っている。
そのようなわけで違う土俵、吉田大門さんに FIRE HOUSE とは別枠で今と異質のバンズで、その新しいバンズありきで
野菜や肉を挟む順番、塩胡椒やマヨネーズ、マスタードの量、ハンバーガーの組み立てまでに至る再構築を
新作を提示して頂きたい。誠に勝手ながら是非とも吉田大門さんに新しいバンズを使ったハンバーガー
よろしくお願いします。
最後に書き添えておきたい事。アップルはシナモン風味。これでアップルパイを作ったら確実なやつ。

神保町店
2020年3月4日オープン予定
東京都千代田区神田神保町2-2-38
靖国通り沿い。間口が狭く、奥行きのある店舗。
サーモンをメインにしたラーメンも神保町店では提供予定
開店日に向けてサーモンのラーメンの改良を重ね
完成度を高めて実販売では良い感じに仕上がっているはず
です。あと神保町店ではSuica電子マネーが使えるそうだ。
・真鯛らーめん、・サーモンのラーメン。この二本柱。楽しみです。

見出し画像：チャーハン大盛 800円
チャーハンを売りにしている。メディア露出も多いチャーハンの有名店。
前回は塩味（品名は玉子チャーハン）だったので今回は醤油味を食事。
炒めている時の様子をカウンター越しに眺める。高揚感。
粒（食感）がしっかりしている。べちゃべちゃしていない。
味もしっかりしている。くどくない。
味、油を纏っている、一粒一粒に。

見出し画像：醤油拉麺 800円
たけひこ君から教えてもらった新店です。

先ず麺が高品質で驚いた。中細のストレート麺。しっかりとした食感が印象的。
ただし野暮ったくない。するすると啜り易い。繰り返しになるが、野暮ったさが無い。
茹でのびしにくく耐久力がある、存在感のある麺。味も風味も良い。思わず唸ってしまった。

続いてスープの味、風味について。柴崎亭梅ヶ丘店さんの油そばの味、風味を私は連想した。

最後にチャーシューについて。昔の麺屋武蔵さんのチャーシューっぽい印象で懐かしかった。
青山一丁目、新宿西口にしかなかった頃の麺屋武蔵さんのチャーシューを私は思い起こした。

まあ感想は人それぞれなので、違うと指摘されたならば、それはごめんなさいね、と言いたい。
以上です。

見出し画像：ワイルドモンスターパレット 1350円
鶴岡さんの店。2019年から2020年にかけてテレビの露出が少なくない。旬の店。
先ずお店のコンセプトが良い！お肉が食べたい時この店が近所に在ったらなぁ
構成、組み立て、味付け等、鶴岡さんのセンスが冴え渡る。緻密さとワイルドの共存。
あと麺が好み。粘りコシがある。組織が密。太さも厚さもある形状。茹で具合も良い。
他所にない、Handicraft Works でしか味わう事のできぬ麺という感じでクセになる。

お肉の一つ一つ、ちょっとずつちょっとずつ、味、風味、食感が微妙に違うので飽きない。
ワンパターンではなく変化に富んでいて多様性があって飽きない。
味の濃さ、塩味、共に過不足なし。くどくない。食後感も良い。品格が備わっている。
最後に書き添えておきたい事。ライスもの。そぼろカレー（紀州鴨）。期間限定のやつ。
美味しそう。食指が動きかけるも今日は断念。次回は限定メニューを食べてみたい。