バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

集団練炭自殺のニュースに思う「究極の辛さ」

2006å¹´03月22æ—¥ 17時38分25秒 | ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ã‚¹ã§äºŒè¨€ä¸‰è¨€
乗用車内で男女3人死亡、集団自殺か 山梨・上野原 (朝日新聞) - goo ニュース


練炭自殺図り雑草に引火 4人軽傷 神奈川 (産経新聞) - goo ニュース

 二十一日午後一時ごろ、神奈川県愛川町の中津川河川敷で、雑草から煙があがっているのを通行人が見つけ、一一九番通報した。火は約十六平方メートルの雑草を焼き、約十分後に鎮火。近くにいた無職男性(32)ら男性三人と十六歳の少女が煙を強く吸って病院へ運ばれ、いずれも軽傷を負った。

 厚木署の調べでは、四人はインターネットの自殺サイトで知り合い、河川敷に止めた軽乗用車内で練炭自殺を計画。男性が練炭をおこしていた際に火が風にあおられ、雑草に引火したとみられる。

 救急隊がかけつけたところ、男性はペットボトルの水で消火活動中で、ほか三人は数メートル離れた車内にいた。四人は三日前に平塚市内で落ち合い、練炭自殺を決意していたという。同署は四人の回復を待って詳しい事情を聴く方針。

2006年 3月22日 (水) 02:38



同じ集団練炭自殺でくっきり明暗が分かれたケースではあるが、どっちが明でどっちが暗なのかと問われると、かなり難しい話ではある。

良く「頑張れ」を意図する言葉として「死ぬ気になれば何でもできる」という台詞があり、要は「死のう」という選択を「究極」として規定しているからこその言葉なわけだが、しかし今回の場合、文字通り「死ぬ気になったけど何にもできませんでした」という話である。「死のう」という「究極」を選ぶに至った果てに、「それすら失敗」という更なる「究極」という構図を考えると、どちらが地獄かで言う限り、結局「生き続ける方がより地獄」なのかも知れない。でも、だからといって死んだほうがマシという結論にはできないところが難しいわけだが。

しかし、ペットボトルの水で消火を試みる無職男性(32)を、ひたすら車内で見守っていた3人の心境やいかに。「危ないから車の中にいて」とか男性から指示されていたのだろうか。なんにせよ、これ以上あり得ないドンヨリムードだったことは想像に易いところだが。通り一遍のことをいうなら、これを機に全員が立ち直るのが最善ではあるけれど、万一不本意なことにまた皆で同じこと試みるとしても、火起こした彼には多分声かからないかも。「だって使えないし彼」みたいな。「一緒に死のうと決めた仲間からハブられる」。これも相当な究極。残酷な話だが、でもせっかく拾った命、大切にしてください。


最新の画像[もっと見る]