バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

【2010年版】ありがちだが、今年の流行語大賞を完全予想(その2)

2010å¹´12月01æ—¥ 03時36分09秒 | æµè¡Œèªžå¤§è³žï¼äºˆæƒ³ä¼ç”»
このページは、できればその1からお読み下さい。



3.今年度ノミネート60語を評価する

※さて、いよいよ今年度ノミネートの全60語について、カテゴリー分類した上で、5段階(A~E)の入賞有力ランクを個人的に付けていく。評価の結果は「A(非常に有力)2語、B(有力)16語、C(微妙)21語、D(確率低い)17語、E(非常に確率低い)4語」となった。

カテゴリー分類は、必ずしもこれが適当とは限らない場合もあるので、あらかじめご容赦いただきたい。



①【政治・行政】―11語

○家庭内野党
→【B】菅首相の「死に体」感がにわかに強まる中、現政権絡みであえて入賞させるなら、これか「最小不幸社会」が当たり障りない。

○ルーピー
→【D】いくら相手にされなくなろうと、独自の俺理論がますます進化を遂げて、それで今日も普通に生き永らえているという、こういう人のことを本当はガラパゴスというのでは。

○一兵卒
→【B】ただし、地下に潜って司令部とも連絡を絶ってしまうゲリラ兵であることに注意。あと、要所では地上に這い出て襲いかかる点で、俺ゾンビですよ宣言であることにも注意。

○壊し屋
→【D】こんな、10年以上前から代名詞のように使われ続けている典型的な呼び名を、なぜあえて今年ノミネート?その1。

○検察審査会
→【C】何を読んでもどこを調べても、結局最後まで、なぜ「不起訴不当」なんていう判定が必要なんだか解らずじまいでした。

○剛腕
→【D】こんな、10年以上前から代名詞のように使われ続けている典型的な呼び名を、なぜあえて今年ノミネート?その2。

○最小不幸社会
→【B】俺の不幸は人のせいだと叫べば叫ぶほど利益になる社会が、そもそも本当に不幸を最小にするのかと思ったりもするが、とりあえず「それっぽい」というだけでBランク。

○脱小沢/親小沢/反小沢
→【B】小沢関連でいくつ候補にすれば気が済むのかと思う一方、同じ小沢関連でも、今年一番虚を突かれた感のある「地球を覆うほどの愛」(谷議員談)は、まるでなかったかのように選外。

○アジェンダ
→【C】昨年「脱官僚」で渡辺代表が入賞しており、2年連続みんなの党から入賞はちょっと微妙。しかしそもそも、こんな、奔放な外人女みたいな名前、本当に使う必要あるのか。

○イラ菅/ダメ菅/○○菅
→【C】この半年を振り返っただけでも、「○○菅」のバリエーションとして「ズル菅」「キレ菅」「ダラ菅」「ネム菅」「メモ菅」「変節菅」など、枚挙に暇のない落とされっぷり。

○2位じゃダメなんですか
→【D】去年じゃダメなんですかといいたくなるような、ていうか去年「事業仕分け」が入賞しただけじゃダメなんですかともいいたくなるような、色んな意味で意図が読めないノミネート。


②【経済】―6語

○iPad
→【C】クールな外観に多彩な機能。見るたびに技術の進展を体感できるのだが、「・・・で?」という、このノーサプライズな後味は、私が慣れないせい?それとも老い?と自問その1。

○3D
→【D】キレイな映像に迫力ある立体感。見るたびに技術の進展を体感できるのだが、「・・・で?」という、このノーサプライズな後味は、私が慣れないせい?それとも老い?と自問その2。

○ガラパゴス(ガラケー)
→【C】お金を払うとか行き先調べるとか、そんな「携帯で何ができるか」なんて全く関心ないまま、その辺の事を全部周りがやってくれるという、朝丘雪路の幼少期みたいな人生が私の夢です。

○バイクコンシャスライフ
→【C】少し前までの中国なんて、みな否応なくバイクコンシャスライフだったわけだが。なんか「あえて」と「否応なく」は別物みたいな虚飾で、結局貧乏臭いもの勧める商売多くないか。

○見える化(可視化)
→【D】地方のヒマな市役所とかが、ただそれだけのために、また「見える課」などと余計な部署作って仕事増やしそうな予感。

○食べるラー油
→【C】いつ買いに行こうがどの店に行こうが、桃屋とヱスビーの棚は常に品切れというブームの横で、便乗狙った後発業者のラー油が、また悲しいほどいつも山積みだったのが印象的でした。


③【社会】―13語

○(クロス)カップリング
→【D】日本人の受賞を誇らしく思いつつも、受賞内容解ってるのかと聞かれると「えーカップルがクロスして・・・結合?」等と、最底辺の下ネタみたいなコメントしかない諸兄も多いのでは。

○無縁社会
→【B】適度な世相反映感を感じる有力語だが、対象者の範囲が少し広すぎる気がするのと、「人間関係が希薄」自体、別に今始まったテーマでもないところをどう評価するか。

○名ばかり高齢者
→【B】「100歳以上のお年寄り、実はそんなにいないかも」という、まさに日本中が虚をつかれたというか、国内では今年一番の「その発想はなかったわ」的事件。

○生物多様性
→【C】COP10関連で2語ノミネートは要注意だが、根本的にこれ、そんなわざわざ改まって言われるようなキーワードでもない感じが、どうしても引っ掛かる。

○はやぶさ
→【A】リアルでこんな日本人の琴線に触れる結末はめったになし。ついでだが、これとノーベル賞の前後から、科学技術系の案件に対する仕分け人の態度が目に見えてヘタレ始めた感も。

○フェニックス
→【E】「その発想はなかったわ」的事件、海外編1位はこれか。しかし、別に「33人の奇跡」がノミネートされており、それを差し置いてこちらが入賞する理由は乏しい。

○ホメオパシー
→【E】今回初めて聞いた。とりあえず原価率良さそうだし、設備投資とかのハードルも低そうだし、法規制も緩そうだしで、商売が簡単っぽくていいですね位のコメントしかない。

â—‹é…·æš‘
→【C】何が「酷」といって、電車で薄着のデブ会社員と接近するたび、デブ汗と加齢臭とあと何だかわからないのがケミストリーを起こしたような、制御不能のワキの下に何度殺されかけた事か。

○生きもの会議
→【C】国際会議としては余り記憶にないほど、ゆとりテイストなネーミング。なんかクマさんとリスさんとネズミさんが、森の切り株の周りでドングリの配分巡って激論・・・みたいな光景が脳裏に。

○待機老人
→【B】子供の時は保育先がない「待機児童」、成人後は求人に出合えない「待機無職」、最後は入る施設のない「待機老人」と、振り返れば人生全てウエイティングでしたという日本人もじき出現か。

○年金パラサイト
→【C】老いた親に寄生し続ける年金パラサイトもゲンナリするが、それでも昔ながらの、子供を劇団などに入れてセレブもくろむ「子役パラサイト」の方が、ゲンナリ度では上。

○買い物難民
→【C】買物はともかく「ランチ難民」とか、何でも「難民」にしすぎ。そのうち、犬好きなのにペット可の家に住めない「アニマルセラピー難民」とか、毛深くて海行けない「ビキニライン難民」とか、本気で言い出すのでは。  

○33人の奇跡
→【C】世界中の鉱山作業員の間で、今後、万一の際でも「助かるかも」期待値が跳ね上がることは想像に難くないが、その分「・・・やっぱりダメ?」となったときの絶望も深い気が。安全第一で。


④【出版、マスコミ】―3語

○もしドラ
→【B】ドラッカーを一から勉強し直そうと思って、本屋で色々立ち読みして、いの一番にこの本買わないことにした私には、世間の流行をあれこれ寸評する資格などあるのでしょうか。

○モテキ
→【C】社会人2年目の時、朝の京王線で変な痴女みたいな女性が何かハアハア言いながら擦り寄って来て、かつそれが1ヶ月で2度という死ぬほど引いた経験があるが、あれも1回にカウント?

○断捨離
→【C】早速amazonで確認したら「ようこそ断捨離へ」は12冊、「新・片付け術『断捨離』」は26冊、「断捨離のすすめ」は19冊も中古品が出品されてました。皆さん着実に実践しているようで。


⑤【芸能】―7語

○AKB48
→【B】グループ名がそのままノミネート。その商売自体を含め話題になったという「現象」としての位置づけかも・・・って、位置づけるのは自由だが、こんな賞味期限縮めるだけの行事にそもそも誰か来てくれるか。

○K‐POP
→【C】格上のAKBを差し置いてまで?という判断はあるが、表彰式の華としてはワンランクお手頃というか、まだ持ちつ持たれつが成立しそうな気も。

○いい質問ですねえ!
→【B】流行語大賞的な意味での「今年の人」感は最高レベル。主催者的に入賞させたい雰囲気がとっても漂うが、AKB同様、肝心の池上さんに何のメリットもないのが難点。

○ゲゲゲの~
→【B】今年度NHKの嬉しい方の誤算といえばこれ。しかしどうでも良いが、「女房」と「鬼太郎」以外、「ゲゲゲの~」って付く言葉ほかにあるのか。

○白戸次郎もよろしく
→【C】CM界から唯一の候補。「面白おかしく」「余り深く判断させずに認知させ」「で契約」と、いいようにやられる下流消費者の姿が鮮明過ぎて、不快さは昨年「子ども店長」の比ではない。

○ととのいました
→【A】お笑い界からの入賞が過去2年間途絶えているが、単にブレイクしたというだけでなく「結構使い勝手が良かった」という意味で、有力視。

○・・ぜよ!
→【D】今年度NHKの嬉しくない方の誤算といえばこれ。最終回までがあんなドンピシャのタイミングで残念なことになるなんて。


⑥【スポーツ】―8語

○なんで一段一段なんだろう
→【D】この上村選手のように、みんなが涙しつつ次を応援したくなる一段一段もあれば、どうしてこう結婚するたび確実にヨゴレ方向へ・・・とため息つきたくなる、広末みたいな一段一段も。

○パウル君
→【E】仮に入賞すれば、占い師としては1989年の「こんなん出ましたけど~」(泉アツノさん)以来、実に21年ぶりの快挙・・・ってバカか俺は。

○ブブゼラ
→【D】「ブブゼラの音がまるで蝿のようだと不評です。まあ確かに蝿の多そうな国ではありますが・・・」と、つい失言する局アナとかいないかなと注視していたが、結局見つからず。

○もってる
→【B】イチローがWBCで使用以来、本田が使い斉藤佑樹も・・・と、さすがイチローと言いたいところだが、半面「ほぼイキかけました」とか「ごちそうさまでした」とか、どう返せば良いか解らない一言が多いのも事実。

○岡ちゃん、ごめんね
→【B】ワールドカップ開催直前の段階では、ほぼ間違いなく「続けていいんですか」が流行語大賞にノミネートされると思ってました。岡ちゃんごめんね。

○国技を潰す気か
→【D】「天皇賜杯だけは頂きたかった」という白鵬のコメントに、いや本来それ「天皇賜杯だけは頂けません」という話ではという指摘が、ほとんどなかったのはちょっと不思議。

○本田△(ほんださんかっけー)
→【D】じゃあ、職業が旅人の人は、さしずめ「中田□」ということかと勝手に思ってたら、一部のサイトで本当にそう呼ばれてるの見つけて驚いた。

○(W杯)ベスト16
→【D】毎年見るパターンだが、いくらなんでもそのまんま過ぎ。浅田真央関連用語として「銀メダル」をノミネートさせるようなものでは。


⑦【その他】―12語

○~なう
→【B】「a・u」という間延びした音の響きに、わざわざ平仮名をあてる感覚。一昔前の「しませう」みたいな使いたくなさだが、何を言おうと実際に使われているのだから仕方がなう。(←使い方間違い)

○イクメン
→【B】適度な世相反映感、適度な人口に膾炙し具合に、現政権の政策とのマッチング感も程よく加わったイイ感じのキーワード。大賞は微妙だが入賞は有力。

○ダダ漏れ
→【C】私生活を中継するのはどうでも良いが、警察の取調べをタダ漏れさせようとか、逆に出したくなかった衝突の映像がダダ漏れとか、理解のキャパから漏れまくりの事案も多数あり。

○どや顔
→【C】「どや顔 典型」で検索すると、好楽だの川島だの色々出て来るが、正確な定義が解らず。要はあれか。アタック25の勝負所で正解して、ちょっと高揚してしまった文系顔の出場者みたいなものか。

○ネトゲ廃人
→【D】不況だ外交問題だ環境破壊だ高齢化社会だと、考えなきゃいけないキーワードが山ほどある中、正直廃人の入賞是非を考えている時間はない。

○パワースポット
→【C】正月、安室とセドナに旅行したロンブー淳。その後早々に破局したのは、運気的には「上げ」なのかそれとも「下げ」なのか。日本中誰もが「上げ」と思ってそうな気もするが。

○リア充
→【E】「ネトゲ廃人」と対をなすような形でのノミネートだが、つまるところ「ちゃんと生活している人」の意に過ぎない。

○山ガール
→【B】山ガールに質問、貴女はなぜ山に登るのですか?→「そこに山ガールから」・・・なんて駄洒落考える奴とかいるのかなと思いgoogle検索したら、あろうことか209万件も出てきて驚愕。

○終活
→【C】金も時間も健康もなく、カツカツの毎日をひたすら続ける以外、何の余裕もないお年寄りだって多いはずだが、そういうお客様はハナから眼中ありませんので・・・みたいな雰囲気が言外に。

○女子会
→【D】「何も来ない」世の中で「何か来てる」フリをし続けるにも限界が近いのか、昨年「女子力」に続き、普通すぎて何も言っていないに等しい女ネタが今年も候補入り。

○東京スカイツリー
→【D】例年「ワンテンポ遅め?」とか「なぜ今さら?」と疑問を呈される言葉が多数候補に並ぶ流行語大賞にあって、極めてめずらしい「なぜまだ出来てもいないのに?」なノミネート語。

○ゴルコン
→【D】「金が高い」「来た相手がハズレでも終日拘束」「人の内面が色々バレやすい」等、そんなリスキーな合コンやる気など毛頭ないが、たとえやる気があろうと相手がいないのも事実。



※さて、いよいよ次記事 (その3)では入賞10項目の予想と大賞予想を。

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