「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

デッサンが上手くなるには

2005å¹´05月03æ—¥ | Work's(dessin,drawings,Sketchies)
さて、デッサン力。
これがあるのとないのでは、
イラストレーターの寿命が全く違います。

どんなクリエイティブの現場でも
カタチにするためのどこかの段階で
デッサン力のある人が
何らかのイニシャティブを握って
仕事をしなければならないのです。

「デッサン上手くなるにはどうしたらいいでしょうか?」

何百回と聞かれてきた言葉です。
答えはいつも同じ。

「好きなモチーフ組んで、もうこれ以上何一つ描けない、
今の自分の能力の限界がここ、というところまで、
100時間でも200時間でも一度でいいから描いてみること」
です。

これを経験している人は
必ず、人より上手くなる。
それは経験的に確信を持っています。

あたりまえのことなのだけれど、
やってみて、これほど理解が
進むことも他にないので。

とにかく、もう描けない!
と思うところに辿り着いてから
少しづつ右を描き、左を描き
ひっくり返して描き、
前を描き、奥を描き、
しているうちに「自分」が
「描く」と感じていた行為の外側を
感じる時がくれば、しめたもの。

まあ、GW時間がある方は騙されたと思って
やってみるのもいいかもしれません。


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観察力 (hide)
2005-06-01 15:24:06
TETSUさん、久しぶりです。

腐れ縁のhideです。



「デッサン上手くなるにはどうしたらいいでしょうか?」について、小生なりに一言。

答えは『よく観る』です。もちろんTETSUさんの描き切ることと対になっていることは言うまでもありませんが。



最近、若いクリエイターと仕事を共にすることが多く(単に私が年を取ってしまっただけなのですが)、会話の中やラフ/カンプの中に、本当に確認(観察)したの?と首をかしげることが多くなってきました。



身近なこと(モノ)こそ見落としがちで、よく観ればこんな風に描けるはずのないデッサンは予備校の講師時代から山のように見てきました。。。



むしろ、見えることが表現できない(描けない)、このジレンマの中からこそ技術向上がのぞめると思います。



描けないからこそ、一度手を止めてみて穴の開くまで対象物を観てみてはいかがかと思います。

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ふむふむ (TETSU)
2005-06-01 16:13:33
ども。

素晴らしい補足、感謝いたします。

「観察力」つけるためにデッサンをする

といっても過言ではありませんしね。



「見えている」という

「思い込み」がいちばんこわい。
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デッサンを見せたいのですが (片岡 宏文)
2017-03-17 10:07:44
小生、色彩講師です。第三者に貴殿のデッサンを目のいい人はデッサンが上手な例として、教えてやりたいのですが。もちろん、授業料をとるような商業目的ではありません。
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