はてブのホットエントリー経由で以下の記事を読みました。
asahi.com:後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ - 暮らし
教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方、講義への評価は厳しかった――。産業能率大(神奈川県伊勢原市)の松村有二・情報マネジメント学部教授が約140人の学生を対象に調べたところ、そんな傾向が明らかになった。
どこかで聞いたような話だなと思い、書棚からパワープレイを引っ張り出してきたところ、案の定載っておりました。
この本のAM理論から「聴衆心理」を読むという節では、既にこの着席位置による傾向が理論として紹介されています。
座る位置で年収にも差が出る
パワープレイで紹介されている内容は、産能大の調査よりもショッキングなものです。
アメリカの調査によると、研修会や公演で一番前に座っている人と、最後列に座っている人のグループには、年収に倍の差があったという。一番前に座る人は、他人の話をありがたく拝聴しようとする人が多く、そういう人はビジネスで思考する確率が高くなる。それとは反対に、最後列に座る人は他人の話にあまり関心がなく、何をするにもいやいやながらやらされているように振舞う。こういう人は、決して成功しない。
ひとは座る位置によって、どのような人かがわかる。これを態度の地図(Attitude Map)の理論、略してAM理論という。
話を聞く態度に違いが出るという点ではどちらも同じことを言っていますが、こちらではそれが結果的にその人の年収にまで及ぶという話につながっています。
態度の地図
AM理論での座る位置による態度の分類は以下のとおり。
OBSERVER (右後ろ) YES FLAT NO (左) (中央) (右) (講演者)
パワープレイでは、この分布を利用して講演者の立場から効果的なプレゼンテーションを行うための方法が解説されています。
しかし逆に考えると、聴衆者としては座る位置によって自分の講演に対する姿勢を示せるということになります。
また、積極的な姿勢によって年収アップにつながるというのであれば、なおさら意識するべきでしょう。
参考ページ
Webサービス(SOAP/XML)の可能性 - 講演会に座る位置で年収がわかる?
同じくパワープレイからAM理論を紹介されている記事。
参考書籍
サブタイトルは「気づかれずに相手を操る悪魔の心理術」。その名のとおり、ビジネスでパワーを発揮する凶悪?な技が詰まっています。
追記@2008-05-23
教室のどこに座るかであなたがどのような人なのかがわかる図 - GIGAZINE
同じような図を見つけた。OBSERVER視点の動画が面白いw
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