2010.09.17 Fri
黒執事II #12 黒執事 (最終回)
今回のお話はシエル・ファントムハイヴの魂を巡って、三人の悪魔が戦う物となっておりました。セバスチャンはシエルの魂を手に入れる為に、彼の復讐の相手を探し、悪魔でありながら執事に身を落としていた訳ですが、彼が待ち望むその魂の行方は一体どうなるのか……!?
【 今日の印象深かった場面 】
・ OPはハンナの歌うWelsh Lullaby
・ アロイスはシエルの身体を支配したまま、ハンナと契約した
・ 取り戻す為には、セバスチャンとクロードが死闘を繰り広げ、勝者となった者がハンナと戦い、彼女の中にあるシエルの魂を貰い受ける事
・ 彼女が持つ悪魔の剣を利用しての決闘
・ その剣によって付けられた傷は悪魔と雖も癒えず、また魂も復活せず死に至るという
・ 別次元(精神世界?)のような場所で、背中合わせに座って会話をしているシエルとアロイスの場面
・ 意味深な子供達の会話の数々
・ 足場が崩れ落ちた際に、セバスに遅れをとりトドメを刺されるクロード
・ 情熱を不実に、偽りを真実に、野良犬を伯爵に。それが…の執事。
・ クロードの死を知り、消えていくアロイス
・ 満たされた気持ちのままあの世に旅立つ、そんな彼が最後にハンナとした契約の内容とは?
全員、全部全滅!ではなくて、幸福(しあわせ)と言い切ったアロイス・トランシーの場面が良いですね。彼は亡くなる間際に、クロードの愛は手に入れられなかったとシエルに云っておりましたが、彼の執事はどう考えても自分の主の名前を呼んであの世に旅立っている感じの演出が素敵でした。それを受けて、ハンナが涙を流しながら、彼の愛を旦那様が手に入れた事を喜んでいた場面が印象深かったです。
【 今日の印象深かった場面02 】
・ 悪魔が契約をした人間の為に、器用に貴族が食べる料理を用意するも、それは色がついているだけで食べられるような物では無かった事
・ セバスが分かるのは、人間の魂の味だけ
・ 蘇ったシエルは、セバスチャンにとって死人も同然という意味
・ 目を覚ましたシエルが「紅い」目をしていた事
・ その場でシエルの腹を引き裂いたセバスの意図
・ 何時もと様子が違うシエルに戸惑うメイリンやエリザベス
・ 片時も離さなかったファントムハイヴの蒼い指輪をせずに、客人の前に出て行ったのも、彼が既にある事を決意していた為?
・ 婚約者であるリジーの為に、洋服を変えようとしたり、一緒にあの日のようにダンスをと云ってくれたシエルの場面
・ 記憶が戻った事を知り、嬉しさ一杯のリジー
・ でもダンスの途中で蓄音機の音が不協和音を奏でるシーン
(現実との暗喩っぽいですよね)
・ シエルが縁のあった方々に、白黒のリボンで贈り物をし、そのメッセージカードに 暫くロンドンを離れると執事に云わせておいて、実は己の死 を知らせた場面
・ 何も入っていないティーカップに、「ニュームーンドロップ」ティーを淹れたと主に告げ、それを受け取ったシエルが美味しそうに飲む場面
・ 一話にも登場した新月の葉で作ったお茶
・ 第一期とは違い、浮かない顔でラストを迎えたセバスチャン
アロイスがハンナとした契約とは、シエルの魂があの二人の手に渡らないようにして貰うという事でした。ハンナが二人の悪魔を殺すという方法もあったのに、敢えてその契約にした辺りが彼らしいですよね。(さすが自分の弟を殺した[という嘘を聞かされた際に]、セバスを苦しめる為に彼が執心しているシエルに目を付けただけの事はあります)。人間としてではなく悪魔として蘇ってしまった坊ちゃんでしたが、それでも薔薇迷宮にて交わした契約は生きている為に、セバスチャンは未来永劫シエルの為の執事として、生きて行く事になるのですね。
復讐も終わり魂も悪魔に食べられる事の無くなったシエルは、凄く清々しい顔をしておりましたが、全ての呪縛から解き放たれた主とは違い、永遠の枷を手に入れたセバスの表情との対比が面白いですね。実は一回目本放送をリアルタイムに見た際は、消化不良だったのですぐさま録画していた物を見返しましたが、二度目に見た際はあちこちにヒントを散りばめていた事が判ったので、凄くすとんと胸に落ちて来るような内容だったのだなと思い知らされましたよ。
最終的に幸せだったのは、アロイスとハンナ(あとおまけでルカ)だったのかな?と思います。一番ツイていないのはセバスだと思わせておいて、実はソーマ王子なのかも知れませんね。(きっと一番にシエルの無事を祝い、駆け付けたかっただろうに、少し前に再会した折は自分の事は忘れており、ようやく記憶が戻ったと思ったら暫く留守にすると告げられた訳ですから……)。しかもそれが永久の別れを告げた物な辺り、シエルも罪作りですよね。
一度は見捨てられながらも、最終的にはクロードに認められたアロイスと、そんな彼の喜びを胸に、一緒に彼岸にまで行ってくれたらしいハンナには驚きました。記憶や思い出を否定したシエルでしたが、今期登場したトランシー組とは、良い感じに対比する構造になっているのですね。(永い刻を生きる悪魔の彼女が、ルカと出会った事によって心の中に小波が立ち、その後彼が執着していた兄に寄り添って行く訳ですから……)。シエルはバルドやフィニ達に、暇を与え屋敷も好きにして良いと行って旅立ちましたが、タナカさんと共に坊ちゃんと思い出が深いあの屋敷を、ずっと守って行って下さるのだろうなと思えてなりません。当ブログの感想をお読みになって下さった方々も、トラックバックを下さった方々も、誠に有難うございました。タナカさんがENDカードで云っていたように、またシエル達とは何処かで逢えると良いですね。
【 お勧めグッズ 】
■ 書籍関連
・ 9/27発売 New!
・ 黒執事 10巻
■ DVD
・ 1/26発売 New!
・ 黒執事 II DVD 5巻 完全生産限定版
・ 12/22発売 New!
・ 黒執事 II DVD 4巻 完全生産限定版
・ 11/24発売 New!
・ 黒執事 II DVD 3巻 完全生産限定版
・ 10/27発売
・ ミュージカル黒執事 DVD The Most Beautiful DEATH in The World 千の魂と堕ちた死神
【 今日の印象深かった場面 】
・ OPはハンナの歌うWelsh Lullaby
・ アロイスはシエルの身体を支配したまま、ハンナと契約した
・ 取り戻す為には、セバスチャンとクロードが死闘を繰り広げ、勝者となった者がハンナと戦い、彼女の中にあるシエルの魂を貰い受ける事
・ 彼女が持つ悪魔の剣を利用しての決闘
・ その剣によって付けられた傷は悪魔と雖も癒えず、また魂も復活せず死に至るという
・ 別次元(精神世界?)のような場所で、背中合わせに座って会話をしているシエルとアロイスの場面
・ 意味深な子供達の会話の数々
・ 足場が崩れ落ちた際に、セバスに遅れをとりトドメを刺されるクロード
・ 情熱を不実に、偽りを真実に、野良犬を伯爵に。それが…の執事。
・ クロードの死を知り、消えていくアロイス
・ 満たされた気持ちのままあの世に旅立つ、そんな彼が最後にハンナとした契約の内容とは?
全員、全部全滅!ではなくて、幸福(しあわせ)と言い切ったアロイス・トランシーの場面が良いですね。彼は亡くなる間際に、クロードの愛は手に入れられなかったとシエルに云っておりましたが、彼の執事はどう考えても自分の主の名前を呼んであの世に旅立っている感じの演出が素敵でした。それを受けて、ハンナが涙を流しながら、彼の愛を旦那様が手に入れた事を喜んでいた場面が印象深かったです。
【 今日の印象深かった場面02 】
・ 悪魔が契約をした人間の為に、器用に貴族が食べる料理を用意するも、それは色がついているだけで食べられるような物では無かった事
・ セバスが分かるのは、人間の魂の味だけ
・ 蘇ったシエルは、セバスチャンにとって死人も同然という意味
・ 目を覚ましたシエルが「紅い」目をしていた事
・ その場でシエルの腹を引き裂いたセバスの意図
・ 何時もと様子が違うシエルに戸惑うメイリンやエリザベス
・ 片時も離さなかったファントムハイヴの蒼い指輪をせずに、客人の前に出て行ったのも、彼が既にある事を決意していた為?
・ 婚約者であるリジーの為に、洋服を変えようとしたり、一緒にあの日のようにダンスをと云ってくれたシエルの場面
・ 記憶が戻った事を知り、嬉しさ一杯のリジー
・ でもダンスの途中で蓄音機の音が不協和音を奏でるシーン
(現実との暗喩っぽいですよね)
・ シエルが縁のあった方々に、白黒のリボンで贈り物をし、そのメッセージカードに 暫くロンドンを離れると執事に云わせておいて、実は己の死 を知らせた場面
・ 何も入っていないティーカップに、「ニュームーンドロップ」ティーを淹れたと主に告げ、それを受け取ったシエルが美味しそうに飲む場面
・ 一話にも登場した新月の葉で作ったお茶
・ 第一期とは違い、浮かない顔でラストを迎えたセバスチャン
アロイスがハンナとした契約とは、シエルの魂があの二人の手に渡らないようにして貰うという事でした。ハンナが二人の悪魔を殺すという方法もあったのに、敢えてその契約にした辺りが彼らしいですよね。(さすが自分の弟を殺した[という嘘を聞かされた際に]、セバスを苦しめる為に彼が執心しているシエルに目を付けただけの事はあります)。人間としてではなく悪魔として蘇ってしまった坊ちゃんでしたが、それでも薔薇迷宮にて交わした契約は生きている為に、セバスチャンは未来永劫シエルの為の執事として、生きて行く事になるのですね。
復讐も終わり魂も悪魔に食べられる事の無くなったシエルは、凄く清々しい顔をしておりましたが、全ての呪縛から解き放たれた主とは違い、永遠の枷を手に入れたセバスの表情との対比が面白いですね。実は一回目本放送をリアルタイムに見た際は、消化不良だったのですぐさま録画していた物を見返しましたが、二度目に見た際はあちこちにヒントを散りばめていた事が判ったので、凄くすとんと胸に落ちて来るような内容だったのだなと思い知らされましたよ。
最終的に幸せだったのは、アロイスとハンナ(あとおまけでルカ)だったのかな?と思います。一番ツイていないのはセバスだと思わせておいて、実はソーマ王子なのかも知れませんね。(きっと一番にシエルの無事を祝い、駆け付けたかっただろうに、少し前に再会した折は自分の事は忘れており、ようやく記憶が戻ったと思ったら暫く留守にすると告げられた訳ですから……)。しかもそれが永久の別れを告げた物な辺り、シエルも罪作りですよね。
一度は見捨てられながらも、最終的にはクロードに認められたアロイスと、そんな彼の喜びを胸に、一緒に彼岸にまで行ってくれたらしいハンナには驚きました。記憶や思い出を否定したシエルでしたが、今期登場したトランシー組とは、良い感じに対比する構造になっているのですね。(永い刻を生きる悪魔の彼女が、ルカと出会った事によって心の中に小波が立ち、その後彼が執着していた兄に寄り添って行く訳ですから……)。シエルはバルドやフィニ達に、暇を与え屋敷も好きにして良いと行って旅立ちましたが、タナカさんと共に坊ちゃんと思い出が深いあの屋敷を、ずっと守って行って下さるのだろうなと思えてなりません。当ブログの感想をお読みになって下さった方々も、トラックバックを下さった方々も、誠に有難うございました。タナカさんがENDカードで云っていたように、またシエル達とは何処かで逢えると良いですね。
【 お勧めグッズ 】
■ 書籍関連
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・ 黒執事 10巻
■ DVD
・ 1/26発売 New!
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・ 12/22発売 New!
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