中国=異形の大国/天文学的な所得格差/蔓延る人身売買
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今日は、米国と覇権を争う構えを見せている中国の「身の程知らず」の現状について書きたい。
近年、躍進著しい中国だが、その実態は脆弱で、深刻な内部矛盾を抱えていることが解る。
共同通信によると、中国都市部の最富裕層(上位5%)と最貧困層(下位5%)の世帯年収を比較したところ242倍もの格差が存在し、格差の幅も急速に拡大していることが3日、北京大学の調査で判明した--と言う。
この報道は2013/08/03のもので少し古いが、実情はさらに悪化しているとみてよい。
中国には都市戸籍と農民戸籍があり、6割が農民戸籍だ。
農村では稼ぎが少ないため、その農民戸籍の者の多くが都市部に出稼ぎに来る。
いわゆる「農民工」と呼ばれる出稼ぎ労働者だが、彼らは農民戸籍のままなので都市住民と同じ社会保障は受けられない。
しかも都市部では非合法の存在なので賃金は安く、生活環境も劣悪である。
つまり万人が平等であるはずの共産主義国家中国で、極めて不合理な階層差別、地域差別がまかり通っているのである。
所得上位者と下位者の天文学的格差、都市住民と農村住民の制度的差別と出稼ぎ農民に対する非合理な仕打ち。
この現実のどこが「万人が平等であるはずの共産主義社会」なのだ?
まるで100年以上前の、弱肉強食の資本主義社会と同じではないか!
都市と農村の格差、都市内部の格差、この絶望的状況が解消されない限り中国の民主化はない。
逆の言い方をすれば、一党独裁をやめた途端、あるいは警察国家体制を民主化した途端、国民の暴動が頻発し、私腹を肥やし続けた共産党官僚は血祭りにあげられるだろう。
データは2010年のものだが、豊かな沿岸部と貧しい内陸部の格差がよく解る。
中国の人口は13億人だが農民戸籍を持つ者が9億人、都市戸籍が4億人である。
農民戸籍が圧倒的に多い。
そして農民は圧倒的に貧しい。
農民は格差社会の底辺にいる。
中国の奇跡の成長の恩恵を受けたのは13億人中の4億人でしかないのだ。(2013/06/10 JBpressより抜粋)
しかも、改革開放で市場経済が導入されて以来、格差は急速に拡大している。
貧富の格差という本来なら資本主義社会で問題視される事象が、万人が平等であるはずの共産主義国家=中国においてさらに深刻化しているのだ。
この矛盾がさらに続けば、「貧者のための国家」で「貧者による反乱」が起きる可能性が極めて高い。
だから共産党幹部は私腹を肥やし、家族を海外に住まわせる。
共産党の庇護下で異様な膨張を続ける中国企業も同様である。
華為技術(ファーウェイ)の末娘などは、パリの社交界の常連だ。
ファーウェイ(華為技術)一族の末娘=Annabel Yao。今年11月、パリの舞踏会にて
財閥の娘がパリの社交界でもてはやされている時に、一方で不自由な躰で物乞いをしている子供が街頭にいる。
中国では人身売買を目的とした子どもの誘拐事件が後を絶たない。
中国メディアによると、誘拐などで行方不明になる子どもは年間約20
万人に上るとの指摘もある。(2018年08月06日 西日本新聞)
そして、誘拐された子供たちは、未だに人力に頼る農家に売られたり、肢体を不自由にされ(手足を切られ)乞食をさせられる。
さらに言えば、中国の奥地や少数民族の居住地には、未だに洞窟生活をしている人々がたくさんいる。
もちろんガスも水道も電気もない。
住民たちの多くは、農業とわずかな家畜の飼育で生計を立てている。
まさに前近代的な社会が世界第2位の超大国であり、平等が国是であるはずの現代中国に存在するのだ。
この事実だけでも、中国共産党による統治が欺瞞に満ちたものであることがよく解る。
中国=異形の大国が陥る闇と絶望!
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