サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
CES 2025
yokichi.com
久しぶりの投稿ですが、本日、米TechCrunch、および日経新聞朝刊にて、立ち上げたスタートアップDrivemodeのシリーズA($6.5M / 7.2億円)の資金調達を発表いたしました。リードはPanasonic本社です。 おかげさまで、調達活動自体は極めて短く、各社とのタームシート調整なども瞬時に終わりでした。普通は調達活動っていろいろ回るのだと思いますが、ほとんど回らずさくっと終わらせられるのも、最終的にはうちの会社のみんな、特にエンジニアのみんなが日々頑張ってくれているから・・・みんなありがとう! Panasonicさん、お疲れ様でした。大変だったと思います。なんせ、スタートアップ投資が初めて、リードをするのも初めてである中、海外のスタートアップにベンチャーキャピタル部門を経由せずに本体から投資するのは難易度高かったと思います。それでもパナソニックさんのビジネスチームと一緒に不可
やーやーみなさんこんにちは。久々の更新です! いやー、僕は一つの事に熱中してしまうと他の事が全く見えなくなるという悪い癖があるのですが、完全にプロダクトデザインに没頭してしまって、世界のすべてから遠のいていました。昔から絵を描くのが好きなんだけど、プロダクトデザインもほとんどお絵かきみたいなもので、すっかり夢中になってしまいました。勢い余ってブログのデザインもアプリに合わせてみたりして(笑) とゆーわけで、あまりに久々なので一体お前は何のベンチャーやってたんだっけ?って感じになりそうなのですが、「今のクルマの中のダサいテクノロジーをスマートフォンのテクノロジーを使って、もっと自由でかっこよくしたい」という事でいろいろやってます。 特に日本の外では車のテクノロジーって信じられないぐらいしょぼいわけですよ。いや、TeslaとかかっこいいしiPhoneやAndroidが車内で使えるという技術が発
想像力が欲しいといつも思っている、という話。 先日、全盲なら電車に乗るなよ、とか、ベビーカーで電車に乗られても日本男子は助けないとかいう話が議論になっているのを見た。この手の「少数派が迷惑をかけている」っていうテーマって、いろいろあるよね。全盲や子連れの母親の話以外にも、車いすの人とか鬱病とかゲイとか外国人とかアレルギーとかの話も、みんな同じ。多数派が、「お前たち少数派は勝手だ!迷惑をかけるな!」っていう。少数派が、「そんな事を言う連中はひどい人間だ!」という。双方が正義を主張し相手の人格を頭ごなしに否定するんだけど、最終的には議論が噛み合わず憎しみ合って終わるパターンのやつ。 僕はこういった問題は想像力の問題だと思うんです。 誰しも自分の想像できる範囲でしか判断できない。だから、自分が想像できないことをされると、「相手が非常識だからだ」としか説明することができない。それはもうしょうがない
【応募終了しました】 Drivemodeのco-founderである上田が日本で講演するのでコピペしておきます。ハーバードMBAを卒業してから、Teslaにとっての最重要プロジェクトに常に投入されてきた若きイケメン格闘家。Drivemodeの戦略や提携を担当してます。 【スピーカー情報】 上田 北斗氏 / Hokuto (HK) Ueda – Tesla Motors Los Angeles生まれ。2011年にテスラ・モーターズ入社後、Model SのLaunch ManagerとFremont工場の立ち上げを担当。 2014年初頭には、Co-founderとしてDrivemode, Inc.を設立。University of Washington 機械工学、Harvard Business School MBA卒。
Drivemodeは今日もがんばっています。 さて、遅れましたが、今日は採用のアップデートであります! 起業時のチームメンバーは、 古賀洋吉 (Globespan Capital, Zipcar, Harvard MBA) Designer & CEO HK Ueda (Tesla Motors, Harvard MBA)Business Development & Strategy Jeff Standard (スタートアップ色々, Kellogg MBA) Product Manager 中河宏文 (Mixi, Cerevo, Miracle Linux) Engineer でしたが、そこに Joao Orui (Mixi) Engineer 横幕圭真 (Mixi) Engineer を追加いたしました。そろそろMixi出入り禁止になる日が近いです。二人とも、すごい会社からオファーもら
「どこどこにシリコンバレーを作りたい」といった話は、10年前から今まで何度もいろんな国の人が言っていて、全部が失敗しているんだけど、それはどういうお話なのかという事を適当に書いてみます。データでバックアップとかは割愛します、すみません。 さて、まずシリコンバレーとは何かというと、もちろん地域の名前なんですけど、イマ風に言うならエコシステム(生態系)というか、起業やITにかかわる環境としての全体的なお話であって、ベンチャーキャピタル(VC)や起業家といった個別の話ではないわけです。一瞬で頭の中をまとめただけなので抜けまくりかもしれませんがざっくり書くと以下のような感じです。 —- 「どこどこにシリコンバレーを作る」といった話を聞くと、上記の図のどこの部分の話をしているのか?というのが大事です。なぜならシリコンバレーというのはアメリカスタイルのVCが増えましたとか政府が特区を作りましたとかそう
基本的に仕事のことをブログには書かないのですが、車とITの未来について米国の動向はどうなのかという話を頻繁に聞かれるようになりました。僕はあんまりこのあたり調べているというほどでもないのですがいっぱいきます。ただちょっと個別に答える時間がないので、よくある質問とその答えをまとめておきます。 自動運転っていけてるの? 車のビッグデータ & OBD IIってどうなの OBD II を使ったUsage Based Insurance (従量制保険)ってはやってるの? AppleのCarPlayとAndroid Autoってもうすぐ出るの? 基本的に、この領域に詳しくない人がみても何を言っているかわからないと思いますので、興味のない人はスルーでお願いします! 1. 自動運転っていけてるの? 自動運転には、無人運転と、有人運転のアシストがあります。有人運転のアシストは果てしなく昔から研究されておりま
Y Combinatorという、アメリカで有名なインキュベータ(投資もしてくれるスタートアップの学校みたいなもの)がある。何かのついでにウェブサイトをたまたま見たところ、「3時間後が本日の締め切り」って書いてあった。Y Combinatorが具体的に何をしてくれるのか正直あんまりわかっていなかったのだが、調べている時間もないので1時間ぐらいで質問に穴埋めして適当に書いて出す。Co-founderのビデオとかないのでごまかし、穴埋めもよくわかんないので「わかりません」と書いて、さくっと出したら面接に呼ばれる。 うーむ、呼び出されてしまった以上、「なんでY Combinatorに入る必要があるのか」を考える必要がある。そこで、みんなでYC卒業生とかの話を聞いたりして、クイックにメリットとデメリットを考えてみた。
とりあえず会ったことないので、HKと一緒に中河さんに会いに日本に行ってみる。話がテクニカルすぎて何をいっているのかわからない事が多いのだけれどもきっと大事なことを言っているに違いない、程度にはお互いを理解する。とりあえず何を聞いても答えが返ってくるのでこの人すげえ。あと、顔が濃い。 ついでに、「日本に来たので挨拶に来ました!」と知人に回っていたら、「お金要る?」とものすごく聞かれるので、資金調達とかはしなくていいという恵まれた環境であることを理解する。 この時点では会社になるかどうかすらもわからない謎のプロジェクトだがとりあえず「なんかすごい事をしたい」という人がたくさん集まってプロジェクトが開始。みんなで楽しくいろいろな夢を語ったりして非常に楽しい時間。このプロジェクトメンバーに関しては言って欲しい人も言わないで欲しい人もいるだろうからとりあえずここでは言わないでおいたほうがいいんだろう
これだけサポートしてくれる人たちがいる以上は、ステルスとはいえDrivemodeの一部である皆さんに何も言わないのは申し訳ないので、今日はDrivemodeの設立についてちょっと書いてみたいと思います。ちょっとっていうか、時系列でぜーんぶ書きます!
ボランティアもCo-founderもコンサルタントもブログ一発で調達できましたが、引き続き、オフィスも皆さまに作ってもらいましたのでお礼と共にご報告であります! これがヤシの木が2本ニョキっと生えた我らのアジトだ!毎日晴れだ!真冬でも暖かいぞ!家賃は2,000ドル。 オフィスに入ると、はぐれメタル、ゴールドマン、1UPキノコ、リリースのだるまさんなどが出迎えてくれます。チュッパチャップスも寄付で頂いております。ありがとうございます。 ワーキングスペースです。見えている全てのものがほぼ全部、皆さんからの寄付や借り物。あとはあまったものの持ち出しばかり。買ったのは、プラスチックの机と、プラスチックの引き出しぐらいでしょうか。 僕の机。しばらくパイプいすを使っていましたが、アクセンチュア時代の先輩の松田さんが社長いすを買ってくれました、ヒャッホウ!!!ちなみに、かっこいいデスクライトもエンジェル
またしばらくブログの更新が遅れてしまいました。前回、秘密プロジェクトでボランティアを募集してからの短い期間、めまぐるしい日々が続いています。 結局、ボランティアの応募があっという間に殺到してしまって、すぐに応募を締め切りました。上場企業の役員の方など、みなさんすごいバックグラウンドの方ばかりだったのですが、まだ大企業で実力を発揮するタイプの人にお願いするのは早かったり、そもそもあまりにも応募数が多すぎたりとかで、結局ボランティアなのにほとんど全員お断りさせていただかねばならず、申し訳ない限りです。ようやく全員に返信したと思いますが、メールアドレスがエラーで返事ができなかった方もおります。もし返事が来ていなかったらごめんなさい。 にしても、結局数日間ひっそりとブログで募集しただけで、すごいメンバーが集まってしまい、驚きました。結局、みなさんハーバード、スタンフォード、MIT、Kelloggあ
取り組んでいたディールが終わったので、ベンチャーキャピタルを正式に辞めます。月曜日に投資先の取締役も辞任し、火曜日にディールが成立し、今日から晴れて自由の身であります!もうGlobespanのメールアドレスはにご連絡いただいても、来週以降は見ませんので宜しくお願いします。さよーならベンチャーキャピタル! 魅力的なお誘いも頂いていますが、いつもどおり「無理そうな事からやる」ポリシーなので、手元にある秘密プロジェクトを進めます。Zipcar(世界最大のカーシェアリングサービス)とscanR(モバイルアプリ)での経験を活かして、領域は自動車×モバイルです。なぜか、いつの間にか強力なアドバイザーもそろってきて、投資したいというお声も頂いており、他にもすごい人たちにチームとして手伝って貰ってますが、まだまだやる気以外には何も無いレベルです。これからちゃんとしたチームとプロトタイプを作ろうと思っており
先に言っておきますが、読んでも何の足しにもならない話をします。 「愛の日記」というタイトルは、昔持ってたネタ帳の名前で、ネタ帳の延長でブログを書いている。まあ、めったに更新しないから、書いているというほど書いてないけど。 以前は自分で書いたプログラムを動かす用に置いてた自宅のLinuxのサーバーをブログにしてたのだが、今ではパッチとか当てるのが面倒でレンタルサーバーにした。だから毎月お金を払っている。アクセスが増えるとサーバー代が上がるが広告収入はゼロなので赤字にしかならない。そんなこともあってブログのタイトルはアクセスが集まらないようなタイトルにしているし、「ブログを成功させるコツ」みたいな方法の逆をするようにしている。 昔は家族や友人向けのつもりで書いていたんだけど、いつの間にかアクセスが増えまくってプライベートな事がかけなくなって、過去のブログの大半は消した。 投資ファンドというのは
僕の英語力は微妙なのだが、なぜかアメリカ企業の海外戦略をよくやっているので、多くの国の多くの会社を相手にM&A(買う側・売る側)、Joint Ventureなどのパートナーシップ、投資などに関わる事が多い。 そういう時は投資先であるベンチャーのアメリカ人のCorporate Development (買収部門) のヘッドと一緒に海外に出向いて英語でディールをまとめるわけだが、基本的に海外買収するぐらいのアメリカのベンチャーのCorp Devのヘッドは、上場企業等で海外M&Aを多く経験してきたシニア・エグゼクティブであり、彼らから学ぶ事はとても多い。そんな経験から「グローバルな英語」について考えてみたいと思う。 本当の意味でグローバルに活躍するエグゼクティブがどういう英語を話すかを僕の経験からまとめると、 「いつでもゆっくり話す」 「わかりやすく、難しい表現を避けて話す」 「イギリス・アメリ
今日はアメリカのMBA(経営学修士)に関するお話をしてみたい。 MBAを取得すると年収が上がりやすいのもあって、生活費含めて二千万円ぐらいかかるくせにアメリカではMBAは人気の学位である。でも、日本からの合格者は少ないので、実態がわかりにくく、なんかお高くとまっているイメージがあるので批判の的になりやすい。「MBAは時代遅れ」とか「自己啓発セミナーみたいなもんだ」とか「MBA卒を採用したけどあいつら使えない」と批判をすると頭よさそうでオシャレでクールな感じだ。しかし、こういった話はほとんどがMBAを持っていない人の想像に過ぎず、実際はどういうものなのかわかりにくい。 結局、MBAとは何をする場なのか。今日はそんなMBAの実態について卒業生のおじさんの考えを語ります。(注:ハーバードに行ったのでハーバードの経験がベースになっていますが、学校によってフォーカスに違いはあります) MBAとは【決
今日は、とある女性の話を書いてみます。 ここのブログの読者は30歳前後の人が多いのですが、この話の主人公は同じ年代のふつうの人です。 彼女は、素敵な男性と出会い、長い間付き合っていて、結婚を前提に、二人で家を買って住んでいます。 まだ結婚していない人はこれから自分に起こることだと想像してみてください。 もう結婚した人は自分が結婚する直前の事を思い出して、自分にこれが起こったと想像してみてください。 ——————- 彼の誕生日を二人で祝った数日後、彼はステージ4の肺癌であると診断されました。つまり、末期癌です。 最初、彼は「なんだか胸のあたりが痛いからお医者さんに行くね」いっていました。お医者さんも、単なる胸焼けか何かでしょうと言っていたので私も彼もあまり気にしていなかったのですが、実はその時にはもう彼の肝臓や脳に転移が進んでいたみたいです。みんな「タバコ吸ってたからでしょ」って言うから言っ
学ぶ姿勢のある人は、様々な文章から、自分にないもの、学ぶものや感動するものを引きずりだし、身につけて成長しようとする。学ぶ姿勢のない人は、同じ文章から、相手は間違っている、だから自分は変わる必要はないと言える部分を探し、批判して満足する。 学ぶ人は、誰からでも学ぶ。例えアドバイスしている相手からでも、教え子からでも、子供からでも学ぶし、学ぶ機会を探しては吸収していく。自分を変える機会を探している。学ばない人は、見下せるターゲットを通じ自分は正しいと主張できる機会を求めている。自分を変えない理由を探している。 学ぶ人は、自分が変わる事が目標であり、誰が正しいとか正しくないとか、上とか下とか好きとか嫌いとか関係なく、学んだかどうかに貪欲にフォーカスしている。学ばない人は、批判を通じて自分が他人より優れていると主張し、「そうですね」と共感してくれる人を集める事に貪欲にフォーカスしている。 学ぶ人
と、いうわけで、うわさの「君ワク」が遠路はるばるボストンまでやって参りました。送って頂いた田村さん・マガジンハウスさんありがとうございました。 さて、僕は書評なんてやったこともないのですが、今回は僕のインタビューもちょっと載っているのもあって反応してみようと思います。 この本は、田村さんご本人のごとく、ポジティブパワーと日本・世界への愛がミナギリまくった時速180キロのアツい本で、海外で活躍したい、という人には必読でしょう。「なぜ今海外なのか」「海外で生きるとはどんな世界なのか」「具体的なアプローチはどうあるべきなのか」といった内容。それだけ見るとまあよくありそうな構成なのだが、この本の最もアツいところは、 これは田村さんが自分自身の足で歩いて見て来た世界について、自分自身の肌が吸収したことがそのまま書いてある そして田村さんほど世界の面白そうな人に直接会いまくった日本人は世界にほとんどい
最近の学生と直接交流してみると、僕が想像していたよりもかなり安定を重視しているように感じる。だから、クビになったり転職したりしながら生きている僕の人生はやたらリスクが高いように見えるらしく、「そんなリスクとって不安じゃないんですか」「古賀さんの考え方は変わってる」みたいな話をいっぱいもらう。それを見て、正直言うと、「なんだか今の学生は老人になってしまったな」と思う。(もちろん人によるので「学生」とひとくくりにするのは問題があるとは思うけど、割合として)。心配なのはよくわかるし、合理的だと思う。しかし、安定を求める方法が「過去に安定してた企業に今になって入る」じゃ、むしろ不安定まっしぐらに見えるわけでありまして。
「こういう仕事がやりたいのだが、どうすればよいか」というアドバイスを求められた時、やりたいと言っている事に関して行動が伴っていない人が多い。そしてこういう人の特徴は、「今やっていることがやりたくない」ということだ。本当は「これがやりたい」ではなく「これならやりたくなくないかもしれない」という希望なのだと思う。でも「やりたい仕事」がどんな仕事なのかという現実に興味があるわけではないので、行動は伴わない。 これはとても怖い事だと思うから、ちょっと書いてみる。 あくまで例だが、「どうしても保母さんになりたい」といっていた人が、保母さんになって1年後に「やっぱり保母さんなんて全然やりたくなかった、実はエジプトで考古学者をやりたいと思っているが、アドバイスが欲しい」と言ってきたら、あなたはどう思うだろうか?「あまりに違う選択肢だけど、本当かな」とは思うだろうか?僕は、その時点では「本人の中ではつなが
5月18日にFacebookが時価総額$100B強で株式上場し、Googleの$27Bを大きく抜いてテクノロジー企業の史上最大の時価総額での上場となった。最近では弊社の投資先であるカーシェアリングのZipcarやオンラインゲームのZyngaも上場を果たしたが、まだまだ大型の上場は続きそうな勢いだ。 弊社では少なくとも43社の非公開企業が$500M以上のValuationで評価されていると見ている(これは、「最後の資金調達の際のValuationが$500M以上であった」という意味であり、現在のポテンシャルの評価がもっと高いものもある)。ベンチャーキャピタリストはValuationが投資後3倍以上になることが見込めない案件には投資しないのが一般的であることを考慮すると、これらの企業が上場の際に$1B以上の時価総額で上場する可能性はそれなりにあるだろう。 弊社のリストの一部はForbesやWa
自己投資、という言葉がある。何かを投入することによって、意義のあるアウトプットが再生産されるものを「投資」というんだと思う。 つまり、アウトプットの伴わない「自己投資」は投資ではなく消費である。消費もとても良いことだと思うんだけど、「投資のつもりで消費しているのを気づいていない状態」は良くないと思う。 時間やお金を自己投資に向けなきゃな、とは思う。でも、「自己投資」という魔法の言葉のせいで、がんばっているだけで意味があることをしている気がしてきて、ゆっくり思考が停止してくることってあると思うんだ。そうすると、百万円を勉強(英検一級取るとか)に使おうと、遊ぶ(ゲーム買いまくる)ことに使おうと、特にアウトプットがないなら趣味の消費に等しいという事実を、少しずつ忘れてしまう。 何かを学ぶということと、自己投資をアウトプットにつなげるということには、実はそれなりの壁があると思う。だからこそ、アウト
自分がやったとバレなければいいと思っている人はとても多いと思う。匿名だと失礼な人とかいっぱいいるし。 バレなければ、社会的な罰はない。バレなければ、許されない事も許してもらえる。 まあそうなのだが、はっきりいって僕はそんな人生をすごすのは嫌です。 まず、何度か書いてるけど、そもそもの僕の価値観の前提として、人生の価値とは、その人が生まれた世界と生まれなかった世界の差だと思っている。つまり、「僕」とは、「僕が死ぬまでに行った全ての行動が世の中に残した影響、変化、差の合計」である。それゆえに、僕の人生において重要な問いは、「結局、僕って、世界にとって生まれたほうが良かったんだっけ?」というものだ。 この考え方が正しいのかなんてことは知らないけど、死ぬまでに生み出した「差」こそが人生の価値であると考えるならば、「バレたかどうか」というのは自分の価値とは関係がない。バレずに「いい人」と思われていた
前回の検索ワードの発表で、「やりたい仕事がない」という検索ワードがあまりにも多かったので、今日はそれに関する、ちょー当たり前っぽい話を書いてみたい。 結論から言うと、僕の意見では、「やりたいこと」なんてのは、考えたってポンとわいて出てくるものではなく、自分の行動を通じた経験から、たまたま生まれるものだと思う。だから、悩んでもムダだと思うし、そもそも悩みですらないと思う。 突然だけど、すごく好きな食べ物ってあるよね。例えば、一時間列に並んでも食べたいものとか。でも、食べたことが無いものに一時間ならぶ努力するなんて情熱、ふつうないよね。だけどひとたび食べて好きになってしまえば、並ぶ努力が苦でも乗り越えられてしまう。 感情に関わるものって、大体そんなものだと思う。そうした、自分自身の直接の経験から生まれる感情(喜び、怒り、悲しみ)こそが、情熱をドライブするのだ。そして、その情熱こそが、何かすごい
先日、中国の政府系イベントにスピーカーとして招かれ、観光がてら行ってきました。旅費全部出してくれるというので・・・。 シンガポールの時と同様、数日しか滞在していないので、今回も断片的な情報をもとに、独断と偏見に基づく意見を書きますので、ごめんなさい。 天安門ね さて、実は本土に行ったのは初めてだったのだが、すごい国だわ。中国。 まず驚いたのは、大気汚染が半端じゃない。まず天安門に行ってみたのだが、あまりに暗くて晴れてるのか曇っているのかもわからないし、まわりの建物は全部白く曇っている。 日にもよるみたいですが。僕がいたときはひどかったのかも。 昼間の太陽が、肉眼でオレンジ色に見えます。慣れてわかったが、太陽の輪郭がきれいに見えるときが「晴れ」ぼんやりしているときが「曇り」と見た。どっちでも暗さは変わりませんが。 注)昼間です で、週末に、万里の頂上に人間観察に行ってきました。 万里の頂上も
「原発は安全」「原発は危険」といった議論が続いている。双方もっともな意見だけど、いくら議論しても、平行線になると思う。 原発って、僕を含めて、多くの人にとっては怖いんだよね。これは客観的な危険度に基づく恐怖じゃなくて、「何だかよくわからないから怖い」という主観的な恐怖だと思う。そしてそれは、生物として、とても自然な、自己防衛のために備わっている本能的な反応なんだと思う。ちなみに僕は、人間は本能レベルの恐怖に最終的に逆らうことはできないと思う。 子供のころ、暗闇ってお化けが出るから怖いって思ってた。暗闇を恐れなくなるためには、自分が自分自身で電気を何度もつけることで、「あ、お化けは出ないんだ」と自分の肌感覚を通じて理解するしかなかった。大人が「お化けは出ない」と論理的に説明したところで、「そうか、だったら安全」とは子供は思わないし、「怖いものは怖い!」と逆に不安になるかもしれない。 こういう
最近、世界一周中という若者がよくGlobespanのオフィスを訪ねに来る。ボストンで働いている日本人は数が少ないので、必然的に僕のところに来ているのだろう・・・あるいは、僕はボストンの観光名所になってきてるのか?(笑) てなわけで、ちょっと彼らをご紹介。(会った順) 一人目は、太田 英基(おおた ひでき)君。 彼に受けた僕のインタビューはこちら。 インタビュー中ほとんどメモしてなかったくせに、お前よく書けたな・・・。 1985年生まれ。サムライ・バックパッカー・プロジェクトという、海外で働く日本人にインタビューしまくるというプロジェクトを立ち上げて、ウェブサイトやツイッターで情報発信中。ユウニ湖訪問の写真・動画はすばらしい。 二人目は、三好大助(みよし だいすけ)君。 1988年生まれ。僕が立ち上げた飲茶会に来てくれたという感じなので、インタビューは受けてません。今は世界一周を終えて、バン
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『愛の日記 – from Silicon Valley』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く