サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大そうじへの備え
yaminomabot.hatenadiary.jp
誰か人を励ますときに、「きっとまたチャンスが来るよ」というような言葉を口にすることにあまり屈託を感じなくなったのは、案外最近のことのような気がします。 それまでだって本心から言っているのに間違いはないのですけど、心のどこかで『そんな保証はどこにもない』と悟っている自分がいて、しかしそれはそれで真実には違いなく、そうやって出て来る己の言葉の空疎さが嫌になることはありました。 今は? そういう抵抗は薄れてきたと思います。 周囲に若い子が沢山いるから、というのは確かにありますね。十代というのはやっぱり特別で、輝くような個性や才能、前向きさ、彼女たちにとっては躓きもまだ糧になるのだろうと思えます。 だけど、自分も含めた同年代から年上の人達はどうでしょう? 私達は未来の時間に限りがあることを知っていますから、次はないかもしれないという思いが段々と拭いがたくなっていくのですね。 「でも大丈夫」と、今の
こんにちは、橘ありすです。 今回は私が事務所代表として筆をとることになりました。 さて、藤井聡太四段をご存知でしょうか?もちろん知ってますか。 最近では毎日のようにテレビのニュースなんかで目にしますね。アイドルの私に言わせれば、そういう星の巡りの下にあるのが一番の才能ですよ。 藤井四段はプロデビュー以前から大器だといわれていて、将棋関係者やファンの間では知られた存在でした。しかしいざデビューしてみると……これが想像を遙かに上回る怪物でしたね。 事務所でもみなさんよく話題にしています。 何故彼はあんなにも強いのでしょう? 是非その秘密を解析し、真似できるように、具体的にノウハウ化して、マニュアル化出来るようにするべきです。 今回ではその強さの秘密について、デビュー後の公式戦の中でも特に大きな一番であった第30期竜王戦6組ランキング戦の将棋からレポートします。 文香さんのように上手く書けるかわ
二月十三日、午前九時を少し回ったあたりで、私はこうして文章を書いている。 まだ対局は始まってない。将棋の観戦記に予定稿というのもおかしな話だが、思っていること、感じる気持ちは、時と共に容易く移ろいでしまう。後から振り返ってみると、当時考えたことと、あとで理屈を付け足したこととが渾然としてよく分からなくなっていることがよくある。 人間の記憶なんてそんなものだし、普段はそれで問題はないのだけど、今日だけは、その時々に感じたことを綴じていきたいと思った。 三浦九段の復帰戦だ。 多くの人が、色々な思いを持って見ることになる。 この四ヶ月の三浦九段に起こったこと、今日の対局への思いは筆舌に尽くしがたい。 一連の経緯についてこの場で多く語るつもりはない。 何より強調したいのは、三浦九段が無実であったこと。地獄のような苦しみを抜けて、いまだにその渦中にいながら、公式戦に帰ってきたこと。 全てが元通りには
出不精の私でも、一日における時間帯は日時計で何となく分かるものだ。日が登ってきたからそろそろ正午近いなあとか、空が赤くなってきたから夕暮れ時だなとか、おおよそは判断出来る。 それが人の一生となると、どうだろう? 今が人生の何時頃なのか、誰に分かるというのか。 私がアイドルを初めて、何年と経っているわけではない。 おそらくまだ正午にもなっていないと思う。まだまだこれから、なのだろう。 だけど、私もいつか最後のステージに立つときはきっと来る。それがいつ、どんな形で訪れるのかは分からないけれど、必ずその時は来るのだから。 どんなことにだって、どんな人にだって始まりがあれば終わりがある。 先日、茜さんと買った雑誌に掲載されていた先崎九段のコラムが、のどに刺さった小骨のように、ずっと心に引っかかっている。 『羽生ほど偉大な棋士はいない。彼は1人で世界を変えて見せたのだ。彼はシェイクスピアであり、ニュ
こんにちは!神谷奈緒だ! 今回はあたしが観戦記を書いていくからよろしく……何だこのタイトル!? 凛の時は普通だったじゃん!どうしてあたしの時だけこんなのついてるんだよ! つ、ツンデレ過ぎるってどうすれば……。 べ、別にあたしが書きたかったわけじゃないんだからね!勘違いしないでよっ! あああああぁぁぁああああ……。 はい!この話は終わり!将棋の話するぞ! 棋戦:第75期順位戦A級1回戦 持ち時間:6時間 先手:森内 俊之九段 後手:渡辺 明竜王 ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲6六歩 △6二銀 ▲5六歩 △8五歩 今期の順位戦A級もついに開幕! しかも初戦からいきなり森内九段-渡辺竜王ときたら見逃せないよな! 戦型は3手目▲6八銀から矢倉。 だけど今まで当たり前だった▲6六歩に、今課題が突きつけられてるんだよな。 左美濃急戦。居角左美濃……名前は統一されてないんだけど、コンピュータ
こんにちは!日野茜です!好きな飲み物はお茶です!よろしくお願いします! はい!そういうわけでですね! 今日は!この私が!観戦記を書かせていただきます! いえ、正確には私がマイクに向かって叫んだ内容を、幸子ちゃんや奈緒ちゃんが文字に起こしてくれます!! 私は小学校の絵日記以来、まとまった文章を書いたことがなかったのですけど、これなら安心ですね! ちなみに将棋のルールは、駒の動かし方と棒銀という最強の戦法を巴さんから教わりました! はい!準備もばっちりです!さあ早速いきましょう! 棋戦:第57期王位戦挑戦者決定戦 先手:木村一基八段 後手:豊島将之七段 ▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲7八金 △3二金 ▲2四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲3四飛 おおおお!? 何ですかこれは! 棒銀じゃない?棒銀じゃないですね! よこふどり? 横歩取りです
第74期名人戦七番勝負第2局 二日目 先手:佐藤 天彦八段 後手:羽生 善治名人 封じ手41手目 ▲4八銀 昨晩はもやもやと色々なことを考えているうちに夜が更けていた。 ベッドに横になってからも、美嘉さんから教わった早囲いの手順について反芻したり、封じ手は何なのかを考えたりしていた。 アイドルになってから、書物のこと以外について想いを馳せる時間は増えた。アイドルの仕事についてだけではなくて、人間関係とか、将棋のこととか。 一時は書の世界に閉じこもっていたのが無為だったように思えて、過去の自分を恨めしく思ったこともあったが、今はあまりそういう感情はない。それ以上に、かつて書物から得た知識や知見が実世界と繋がる瞬間を実感することがあって、それが何より面白い。 私という小舟が、不安定ながらも大海に向かって進みだしたということなのかもしれない。 感情の海を航海するということは、時には嵐に呑まれもす
みんなー!こんにちはにゃ! みくが活躍する動画、もう見てくれたかにゃ? まだの人は下記URLにジャンプにゃ! 神崎蘭子さんの将棋グリモワール 第3局《候補生みく》 http://www.nicovideo.jp/watch/sm28671349 さて、ここから先は動画のネタバレありにゃ!準備はいいかにゃ? まあストーリーや中盤以降の話をするつもりないから大したネタバレもないにゃ。気にしないで先に進んでもOKにゃ! じゃあ何の話をするって? ずばり、これにゃ! おっとおおおお!!違うにゃ!!これはNGシーンにゃ!! ブログ用ファイルにこの画像入れたの誰にゃ!? いやあ、動画版グリモワールは何もかもアイドルだけでまかなってる自主撮影ドラマだからどうしても行き届かない所も出てくるにゃあ……。 まあ、候補生で脱落したみくはいなかったってことで一つよろしくにゃ。むしろ総選挙中間総合五位だし。 はい、
私には、二人の親友がいる。 渋谷凜と、神谷奈緒。 同じプロダクションの同僚であり、ユニットのメンバー。 大切な仲間であり、同時にライバルでもある。 アイドルという職業柄、正面切って戦うわけではないけれど、競争意識は間違いなくある。 何となくでアイドルを始めた私が全力で走ることが出来るのは、彼女らに引っ張り上げられた部分もあるだろう。 二人に置いて行かれないように、肩を並べられる自分でいられるように。 凛は問いかけだ。 その姿勢が、私に疑問を投げかける。 「あなたはそれでいいの? それで本当に満足できる?」 奈緒は答え。 その振る舞いが、私に解答を教えてくれる。 「これがあたしの全力だ」 と。 彼女たちが全力でいるから、私自身もまた全力でなければいられない。 その関係がシビアだけど心地よくて、二人と並んで立てる私でいるために、私は頑張れるのだと思う。 翻って、渡辺棋王と天彦八段というかつてか
神崎蘭子さんの将棋グリモワール 第1局《真剣師幸子》 ‐ ニコニコ動画:GINZA 皆さんこんにちは!カワイくてカワイイ、輿水幸子です! ボクが書くのは随分久しぶりですね? 一応、このブログについては編集を手伝ったりしてるので、事務所の中では関わりは多い方なんですけどね。 んー、だからこそ逆に、ということかもしれません。 ああ、今回は観戦記じゃないです。 次の一手集でも戦法研究でもないです。 宣伝ですね! 上記URLにあるように、うちの事務所のみなさんで将棋のドラマを撮影しました! それの告知をやっていこうかと! まあ具体的な内容は動画を見て貰うとして、ここではアイドルのみなさんのキャストを紹介します! 監督:北条加蓮 監督は加蓮さんです!なんか妙に張り切ってましたね! 思いついたことを全部やろうとするので、みなさんひーひー言っていました。 脚本:二宮飛鳥 監修:鷺沢文香 神崎蘭子 何とな
やっほー!本田未央だよ!美嘉ねえ達とカラオケ研してきた帰りなんだ。えへへ~ ずっと将棋を指して、疲れたら歌を歌うんだけど、負けても歌ったらリフレッシュ出来るからいいかもね! あと、これを書いてるのは3月11日なんだけど、つまり囲碁のイ・セドル九段とAlphaGoに二局目が終わった翌日なんだよね。 結果はAlphaGo二連勝! と、これは衝撃的な出だしだよね! 人工知能が人類を凌駕するっていうのは……まあ言っちゃうと私の暗算より電卓の方が計算が速くて正確なわけで、そういうことは昔から色んな分野で起こってたことだと思うんだけど、それがまた一段か二段深い、複雑な分野で起こったってことなのかな? この調子で人工知能が進歩していくと、いつかの未来には私達の衣装もコンピューターがデザインして、歌う曲もコンピューターが作詞作曲した曲、みたいなこともありうるのかもね~。モーツァルトの楽譜のデータを取り込ん
ベルガモットのパルファム。 狭い室内に漂う。 カーテンに遮断されたままの個室。 日光で分解されちゃうから。 アップルティーの甘ったるい匂いと、混じり合って、溶ける。 深く、深く。 流転する臭気。 鼻腔に届けば、中枢神経を刺激する。 既知の香り。帰れる刺激。 逃げ出したくなるくらい、よく知ってる。 フレちゃんは私に問う。 「志希にゃんってさー。あっちの大学途中でやめちゃったんだよね~」 「そうだよ~」 正常な心音で答える。 「どうして?どうして?」 「なんでだろう?飽きたからかな~♪んふふ~、エクスタシー!が、足りないとね。ねむーくなっちゃうんだなぁ」 不感症。 怖いものってある?私はあるよ。 慣れれば刺激は鈍くなる。 鈍くなって薄くなって何も感じなくなれば、私は貌を失う。 逃げなければ。 空白地点から眺めれば、単調な刺激でまた信号が通る。 そんな気がするから。 「それじゃあさ、もしも……」
お待たせしましたわね!櫻井桃華の登場ですわ! 本日はこのわたくしが、グリモ……グリモワ……えーっと、蘭子さんのブログに記事を書かせていただきますわ! ……とは言ってもですね。わたくしはそこらの棋譜じゃ満足できませんの。 確かに、これまで皆様が書いてらした熱戦の数々……実に素晴らしい将棋でございました。 ですけど、此度はせっかくこのわたくしが筆を執るのですから、もっとエレガンスで、気品に満ちた、美しい将棋について語りたいですの! そういうわけで、そういう将棋がどこかにないか事務所の皆様に相談しましたの。 すると、菜々さんが自信を持ってオススメしたい棋譜があると仰りましたの! それが……これですわ! と、言っても文字で記事を読んでいては分かりませんわね。 おのおのイメージで補完して下さいまし。ブログは心で読むものですの。 具体的には茶封筒にA4サイズの紙が何枚か入っているようですのね。 まあ、
クックック……我が名は神崎蘭子……! (こんにちは!神崎蘭子です) 闇に飲まれよ!!!! 永きに渡り我が翼は、冷たい鎖に繋がれていたわ。 (最近お仕事が忙しかったの) 天界の牢獄の中で私は私の使命を果たしながらも、下界に残したグリモワールに思いを馳せない日はなかった……。 (お仕事中もブログのこと気になってました) されど!私には永劫なる時の中で、グリモワールに魔力を注ぎ続けてくれる同胞達がいた! (だけど、事務所のみんなが代わりに書いててくれました!) 彼女たちの呪術により、我が翼は再び空へと舞い上がるわ……! (おかげでまた書けます!) みんな……ありがとう……。 そして今!我が紡ぐのは『将棋界のラグナロク』! (今回は『将棋界の一番長い日』について書きます) 書の女神が映した真実の鏡……その中でも、運命の扉を開く鍵を求めた勇者達の物語……! (文香さんが書いてくれた中でも、名人戦の挑
クックック……我が名は神崎蘭子……! 闇に飲まれよ!!!! 永きに渡り我が翼は、冷たい鎖に繋がれていたわ。 天界の牢獄の中で私は私の使命を果たしながらも、下界に残したグリモワールに思いを馳せない日はなかった……。 されど!私には永劫なる時の中で、グリモワールに魔力を注ぎ続けてくれる同胞達がいた! 彼女たちの呪術により、我が翼は再び空へと舞い上がるわ……! みんな……ありがとう……。 そして今!我が紡ぐのは『将棋界のラグナロク』! 書の女神が映した真実の鏡……その中でも、運命の扉を開く鍵を求めた勇者達の物語……! 我が魔力により再び顕界に降臨させるわ! さあ!狂乱の宴の始まりよ! 第74期順位戦A級9回戦 先手: 行方/ 後手: 佐藤天 ▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同 歩▲同 飛△8六歩▲同 歩△同 飛▲3四飛 この日は『将棋界のラグナロク』……
9時30分~【約束の場所へ】 書を捨てよ、町へ出よう……とは言うものの、私は外出するときも書物を持って行く。読む読まないに関わらず、ないと何だか落ち着かない。ライナスの毛布とまではいかないけれど、それに近しいものはあるかもしれない。 将棋棋士が駒を持ち歩いているという話は聞かない。常に頭の中にあるから必要がないのだろうか。 朝の十時前、将棋会館に続々と集まってくるA級棋士達の様子を見ながら、そんなことを考えた。 今日はA級順位戦の最終局。いわゆる『将棋界の一番長い日』である。 ここでまた私が筆を執ることになったのは、我ながら少々意外な思いがする。 この観戦ブログは将棋に熱中した蘭子さんが個人的に始めたもので、アイドルの仕事とは本来関係がない。しかし、蘭子さんの本業が忙しくなり、なかなかブログを更新する機会が取れなくなったために違うアイドルに更新を頼んだところ、いつの間にか皆が持ち回りで記事
第二局開幕【8時50分頃】 アナスタシア: ドーブラエウートラ!おはようございます。アナスタシア、です。 奈緒: 同じく神谷奈緒だ。 アナスタシア: 今、私達は合宿所にいます。そこから、レッスンの合間に棋王戦の進行を見ながら、喋っていきます。 奈緒: リアルタイム観戦記ってやつだな。私が聞き手、アーニャが解説、加蓮が記録と書き起こしをしてくれるぞ。 加蓮: はーい。まあ私はもう出ないから名前出さなくていいよ。それじゃ、始めちゃって。 奈緒: いや、いきなり始めちゃってって言われても、あー……そうだな。じゃあアーニャ、これから第二局がスタートだけど、渡辺棋王と佐藤八段、この二人をどう見る? アナスタシア: 渡辺棋王と佐藤八段、とても仲がいいですね。 奈緒: 二人は十代の頃に24のネット対局で当たって、お互いの正体を知らずに指してて、それ以来の付き合いなんだそうだ。盟友ってやつだな。 アナスタ
今度はなかなかすっきりした目覚めだった。 夜は熱でうなされたけど、もう大分引いてる感じがする。 体温を測ってみたら、37.0℃だった。 うわ。 なんか微妙・・・。 でも、これくらいなら行けるかな。 体もそんなにきつくないし・・・と思ったところで、昨日の奈緒のメッセージを思い出す。 「半端な状態で無理をしようとしないこと。今は体を休めて風邪をきっちり治すのがプロ仕事・・・だってさ」 ああ。 こうなるって分かってて釘を刺したのかな。 私のことはお見通しってわけね。 仕方ないな。今日まで休もう。 多分、明日には良くなるから。 第65期王将戦七番勝負第2局羽生名人-郷田王将 2日目 ▲3七角△4五歩▲4八飛△8六歩 封じ手は▲3七角だった。 これは昨日奈緒も言っていた気がする。 ▲4八飛は自信なくて▲3八飛は成算の微妙な千日手模様ということもあるけど、指されてみるとまあ普通だ。 でも郷田王将は次の
朝、目が覚めた瞬間に「ああ、これは駄目だ」って思った。 なんて言うのかな、身体がふわふわして頭もぼんやりしてる感じ。 入院生活が長かったから、体調がおかしい時は何となく分かるんだよね。 だからこれは駄目な奴。 でも一応は体温を測っとこうと思って体を起こしたら、今度は酷い頭痛がして思わずシーツにうずくまった。 最悪な朝だ。 プリンセスの目覚めってこういうのじゃないと思うんだけど。 まあ、プリンセスなんてガラじゃないか。 うーん。 別に無理をしてたつもりはなかったんだけど、トライアドプリムスでの大きなライブが終わって、気が抜けちゃったのかな。 とりあえず事務所に連絡して、凛と奈緒にもメールした。 体調不良で今日はお休みします。 また凛と奈緒に迷惑を掛けることになると思うと、申し訳なさで一杯になる。 それにプロデューサーにも。 はあ。 今日はレッスンにこれからの仕事の打ち合わせに、予定はたくさん
ハァイ!みんなこんにちは!セクシーカリスマJKの城ヶ崎美嘉だよ★ 今日は私が蘭子ちゃんのグリモワール?を書いてくよ!よろしくね! ……とはいったものの、どうしようかな。 観戦記を書こうにも、新年明けたばっかりで新しい対局もほとんどないし、前の対局の振り返りは前回と前々回でナナちゃんと幸子ちゃんがやってるんだよね~ 同じようなこと何回も繰り返すのはアタシ的にはあんまり気乗りしないっていうか~、あ!そうだ!逆にこれからの展望について語ることにしよっか! 新年だしもうすぐ王将戦も始まるし、ちょうどいいじゃん★ そうだね~…じゃあ、王将戦を軸に今年前半の相居飛車の各戦型の展望を見ていこう! ついでにカリスマ的注目度もつけちゃうよ! 【矢倉】注目度☆☆☆ 郷田王将も羽生名人も、どちらも居飛車党の本格派! だったら相矢倉は番勝負の軸になるよね~★ 『昔は矢倉を制する者が将棋界を制す』とまで言われていた
みなさんこんにちは!! ふっふっふ、ついに来ました!来ましたよ!蘭子ちゃんから使命を帯びて!サイキックアイドル!エスパーユッコが! あまりにも待ちすぎて今にもサイコパワーが溢れ出しそうです! いやね、本当は私、ナナさんの次のはずだったんですよ。 元々文香さんはそんなやる気なさそうでしたから。 宇宙人の次はサイキッカー!実にサイコです! まあそしたら急に文香さんが自分も書くって言い出したので、順番をお譲りしたんですね。 そしたらね、私、とても驚きました。サイキック・ビックリです! 何ですかあれ。観戦記飛び越えて、小説じゃないですか! 一応夕休後の時は、私も一緒に共用部屋にいたんですけどね。全く私の描写ありませんでしたね!バニッシュされてました! まあ十時過ぎには寝てましたからね! それじゃ順位戦見れない? 仕方ない!仕方がないんです!寝不足ではユッコのESPが弱まってしまうので! サイキック
冬が苦手だ、と母に言ったら妙な顔をされたことがある。 どうせあなたなんて年中室内で本を読んでいるのだから、暑いも寒いも関係ないでしょう? ……というのはもっともなことかもしれないけど、本の虫だって外出する時はあるし、寒気に晒されれば身が凍りもするのだから、思えば随分横暴な物言いだった。とはいえ、私自身はあまり寒さを苦にはしないのも事実ではある。 では何が苦手なのかというと、私はどうもこの季節になると、冬に置いて行かれるような……置き去りにされるような気がして落ち着かなくなるのだ。 分かりづらいだろうか。 気温が次第に落ちていくのと一緒に、時間の流れも少しずつ早くなる。 ジングルベルの鐘の音は道行く人を急き立てる。そのクリスマスが終わればあっという間にお正月、と息つく間もない。 十二月は師走というけど、これは本当に的を射た表現だと思う。 問題があるとするなら一つだけ。 師走になっても、私は走
明けましておめでとうございます! 歌って踊れて将棋も指せる!ナナがウサミン星からやってきました!きゃは☆ 栄えある2016年1月1日、ナナは蘭子ちゃんから電波を受信したのです!ピピッ! ふむふむ…今度はナナに観戦記を書いて欲しい…? お任せください! ウサミンパワーで名局のお年玉です! さあ、いきますよ! 第49期名人戦七番勝負第4局 「米長邦雄九段」vs「中原 誠名人」 先手:米長邦雄 後手:中原誠 ▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 はい!と、いうわけで今回ナナが紹介するのは第49期名人戦七番勝負第4局 米長邦雄九段vs中原誠名人戦です! 今はもう見られないカードですけど、米長永世棋聖の粘り腰や中原永世名人の自然流の攻めも、実に魅力的なんですよねぇ。 ナナ、中原名人の将棋のことなら一晩中語り明かせますよ! っと、戦型ですね!▲7六歩△8四歩▲6八銀…ときたら、そう!矢倉で
フフーン!皆さんお待たせしました!ボクです!輿水幸子です! 今回はボクが観戦記を書かせていただきます!なーに、前二人のおかしな病気をこじらせた文章より、間違いなくカワイイ観戦記になること請け合いです♪ それで、なんの対局を語っていけばいいんですか? タイトル戦はもちろん挑戦者決定戦リーグにトーナメント、なんでもいけますよ! え?第65期王将戦二次予選の松尾八段ー行方八段? いつあったんでしたっけ、それ?…八月ですか。あ、そう。 いえ、構いません!横歩はボクの得意分野ですし、この将棋自体も面白かったですから、しっかり覚えていますよ! そ、それじゃあ早速始めて行きましょう! 終盤が難しい将棋だから、ボクみたいに脳内盤持ってない人にはちょっとつらいかもしれないですけどね! ▲7六歩△3四歩▲2六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同 歩▲同 飛△8六歩▲同 歩△同 飛▲3四飛△3
クックック、我が名は神崎蘭子…闇に飲まれよ! (神崎蘭子です!お疲れ様です!) 今宵は再びグリモワールを紡ぐことになったわ。再びこのような機会が訪れたこと、皆に感謝するわ。 (今回また観戦記を書くことになりました!みんなのおかげです。ありがとう!) 舞台は第65期王将戦挑戦者決定リーグ戦プレーオフ…魔王と芸術家の決戦の軌跡を刻むわ…! (第65期王将戦挑戦者決定リーグ戦プレーオフの羽生名人と久保九段の将棋を書きます!) 第65期王将戦挑戦者決定リーグ戦プレーオフ 先手:久保九段 後手:羽生名人 ▲7六歩△8四歩▲5六歩△8五歩▲7七角△5四歩▲5八飛 闇を掛ける翼を操る芸術家が選んだのはラファエルの翼ね。ここはウリエルの翼も考えられるところだけど、今日の芸術家はこちらに用意があるということね。 (振り飛車党の久保九段が今回選択したのは中飛車でした。ここは向かい飛車もあるところでこちらも有力
…自己紹介から始めようか。ボクはアスカ。二宮飛鳥だ。神崎蘭子じゃないのかって? 心配はいらない。彼女直々のご指名さ。 今日はボクのちょっとした日記みたいなものに付き合って貰うよ。 ああ、お察しの通り、観戦記なんてボクにとっても未知のセカイだ。 それらしい作法なんか、まるで分かりやしない。 呆れたことに、ね。 だけど、将棋を見ていて思うことがあるんだ。 一つの将棋の棋譜とその裏に隠れた目には見えない変化、それらが折り重なって定跡が築き上げられていく…。 それは本質的な、ごく本質的な一部分において、ボクらの住むリアルなセカイと変わりがないんじゃないかな。 セカイはボクらの知らぬうちに回り回って、変容していく。 変わりゆくセカイを、ボク達は認識できない。人が人である限り、神のような俯瞰的視点を持てはしないのだから。 だけど将棋なら、この八十一マスの迷宮の中にある、一つの欠片なら…変貌するジャバウ
ご機嫌よう。我が名は神崎蘭子…この度はグリモワールに第63期王座戦五番勝負第4局の記録を記すことにしたわ。 魔王が先取して始まったシリーズ、しかし貴族が二局三局と連取したの。特に第3局の星屑の輪舞曲は見事だったわ。まさに貴族の輪舞曲の強さを象徴する将棋といえるわね! 険しい流れの中、魔王が自らの牙城たる王座を守り切れるか…天界の注目を集める中、運命の勝負は始まったわ! 戦型は▲7六歩△3四歩▲2六歩△3二金▲2五歩△8八角成▲同銀から堕天使の円舞曲になったわ。 堕天使の円舞曲の使い手といえば、芭蕉扇の棋士、流雲の芸術家、哲人竜王が名を成しているわ。 先手は▲7八金を聖櫃に収めることでさらに速く剣を振りかぶれるよう構えているの。 しかし、気に掛かるのは△3二金…この軌跡は堕天使の円舞曲の過去の姿、先手の速攻に滅ぼされし歴史の残像。証拠にかつて魔王が貴公子の追い詰められし時、同じく奏でた堕天使
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『神崎蘭子さんの将棋グリモワール』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く