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不定期乍ら私のブログでは微分音を喧《かまびす》しい程に取り挙げるので、何を今更という風にお感じになる方も居られるかもしれません。とはいえ、微分音という音組織に不馴れな人は少なくないでしょうし、その様な音世界が実社会にて多くの作品があろうとも、微分音のそれと言われない限り己の独力で遭遇するのは難しい事であるのが実際でありましょう。 なにしろ今回は、ジャズ界の帝王マイルス・デイヴィスを取上げる訳ですから私もきっと天国から睥睨されているのでしょうが、そんな事で萎縮する様な私ではありません。 まあそんな冗談は扨置き、帝王マイルス・デイヴィスが微分音をどう取扱っていたのか!? という単純な疑問を抱く人は多い事でありましょう。ジャズという世界は殆どのシーンに於て12平均律の音律を体系化している訳ですから、面と向って某かの微分音を聴かされたとしても大概の人は半音階に均して聴いてしまっている人も多い事でし
扨て前回の続きとなりますが、増四度と減五度の扱いは結局一緒じゃないの!? と「誤解」してしまっている者に対して「違い」を説明しなければならず、続きを以降語って行くこととしますが、当時の対話形式ではなく、とりあえず先ずは解説していこうかな、と。 管弦楽をやる方なら、増四度と減五度の取り扱いの違いというのは、今日の音楽という現場において最も顕著に遭遇する場所なのかもしれません。まあ、現在最もポピュラーに扱われる十二平均律ではない時代、増四度と減五度は明確に違っているのを実感することができたのでありましょうが、平均律の世界でしか音楽に触れ合うコトがない人だってある程度楽理部分を知る方なら、平均律であれば増四度も減五度も等しく600セントの音程幅だというコトはお判りだろうと思います。ゆえに増四度も減五度も双方いずれを転回しようとも同等だろう、と。ココが最もつまずきやすいポイントですね。正解は 「殆
ここ10年くらいのポピュラーな音楽で顕著なのはドラムやらアンサンブル全体でも非常に生っぽいアンビエンスを得ながらも、レコーディング時の音響設計やマイクロフォンやらも含めたレコーディング技術がそれまでと異なるフェーズへ抜けたためか、いわゆる「いかにも」なリバーブやらエコー感というのは少なくなったように思います。 つまり、アンビエンスと呼べる程度のコッテコテではない残響(反射音)を利用しているミックスが顕著なのであります。 そういう残響が少ない音というのは、リスナーが感じる客観的な音ではなく、どちらかと言えば演奏者の主観的ポジションの音に近いと呼べるかもしれません。しかしながら演奏者それぞれ好みはあるものの、客観的なリスナー側よりも演奏者側の方が深い残響を欲する傾向にあるのもあまり知られていない事実でもあります。 言い換えれば、演奏者がステージ側でリバーブ・タイムを調整して長目に設定するとした
Logic ProではPOW-rディザリングというアルゴリズムが3種類内蔵されているワケですが、MOTUのDPをメインに使用していた頃のオーディオの扱いは、ディザは通常切っていて、プラグインでディザをコンパウンド出来るタイプのものも切っておりました。最終的なCD-DAフォーマットにする際にディザを使うワケでしたが、元が24ビット44.1k/48kHzの制作環境だとディザを施しても、ノイズシェイピングが上方に「逃げて」くれないので、DPのディザは使っておりませんでした。 例えばApogeeのUV-22HRというのはかけ録り形式のようなステップを踏むので間違った施しを回避できるという面もあります。 ステップを誤った例というのは、概ねノイズシェイピングの「逃げ」を作れないことで、ナイクイスト周波数上限付近のノイズフロアを増大させてしまったり、或いは全帯域のノイズフロアを均一に増大させてしまったり
これまで、マイナー・メジャー7thやハーフ・ディミニッシュ9th(マイナー9th♭5th)らを例に出して語って参りましたが、それでも「文章主体だとよく解らねぇっ!」という方のために左近治、用意して参りました。とっておきのを。 とりあえず左近治流にメロディック・マイナーから語ります。ではメロディック・マイナー・モードのダイアトニック・コード群を見てくださいね♪ こうやって提示するとあらためて判り易いと思うんですが、7thコードが2つ出現するってぇのが特徴的ですね。これを一般的な曲においてメロディック・マイナー・モードを「拝借」するとすれば、ある曲においてドミナント7thが出現したら、上下に長二度の調に行ける可能性、或いは同時に長二度上下のいずれかの調性を示唆する響きにも活用できるということです。 さらに注目すべきは第6音と第7音の部分の2つのハーフ・ディミニッシュ。 Bm7(♭5)は、これは
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