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田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 2008年8月31日 銀河劇場において『紐育星組ラストショウ』の千秋楽終演 本当に『サクラ大戦』の全てのコンテンツが終了の予定でした。 キャストやスタッフ一同、そう聞いていました。 後は、打ち上げ会場に向かって、全てが終わったことを関係者全員で分かち合い、 『サクラ』終了を、納得せざるを得ない『お疲れ様スピーチ』を するだけでした。 その時でした。 劇場のスタッフが楽屋に飛び込んできました。 『観客の、だ、誰も帰らないんです!』 『えっ?!』 『会場の閉館の時間も迫っています、後片付けもあるので、 今すぐみなさんに退館してもらうようにお願いしてください』 客席を覗いてみたら、満員のお客様の拍手と終了に抗議するかのような 叫び声で満ち
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 今冬発売の『新サクラ大戦』にエリス役で出演される水樹奈々さんに 楽曲を提供させて頂きました。 『鉄の星』 くろがねのほし と読みます。 伯林華撃団のキャラソンです。 とにかく歌唱力を必要とする曲なので、これはもう水樹奈々さんしか 歌えません! 昨日のライブで奈々さんも言及されていたようですが、レコーディングでも あの奈々さんが、かなり苦戦されていました。 しかし、こちらの予想を遥かに上回る歌が録音できたのは さすが!奈々さんとしか言いようがありません。 楽曲は、ぜひ発売後、フルバージョンを聴いてください! 構成が非常に凝っておりまして、2番がバラードの物凄い『オペラ』に なっています。 奈々さんも、今まで歌った事のないタイプの曲だそ
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 新サクラ大戦の主題歌 『檄!帝国華撃団〜新章〜』も一部ですが、昨日発表されました。 ネットの反響も凄く、本当に嬉しいです。 皆さんの期待に応えるべく全力で制作しました。 新たなる旅立ちにふさわしい新しいゲキテイをお届け出来た! と、思っています。 作詞は広井王子さん。 やはりゲキテイは広井さんの歌詞の力が大きいと改めて思いました。 そして嬉しい事に 新花組の声優さんも、全員歌唱力が高い! 佐倉さん、内田さん、早見さん、福原さん、山村さん。 本当に歌の録音が楽しかったです。 録音のエピソードなど、これから徐々に書いて行きます。 発売までまだまだありますので。 ただ、一つだけ、これは書いておきたいと思う事があります。 今回『天宮さくら』
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 私が音楽を担当した約30年前の作品『トップをねらえ』 エヴァの庵野さんの監督デビュー作品。 先日、惜しくもこの作品のプロデューサーさんだったバンナムの高梨氏が お亡くなりになられて、同士が一人減り、悲しい思いをしたところですが、 今日は、それとは違う『キー』のお話を書きます。 この作品の第1作目と2作目には、物語上1万2000年の隔たりがあります。 つまり、2は1の1万2000年後のお話と言う訳です。 私が、この作品のエンディングテーマ『時の河を越えて』を1で、 そして『立つ鳥跡を濁さず』の題名で2で作曲しました。 それぞれのテーマは、お互いメロやハーモニーは似ているけど 微妙に違うように作りました。 これは、長い時間の間に、この曲
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 私は作曲家として今は生計を立てさせていますが、この業界に 入った頃は少しの間ですが、アレンジをしていた時期もあります。 特に、渡辺宙明先生には気に入ってもらえて、宇宙刑事シリーズなどで、 良く編曲させていただきました。 主に挿入歌の編曲が多く、この時の経験が後の『キン肉マンシリーズ』や ドラゴンボールの主題歌『摩訶不思議アドベンチャー』へと、 繋がって行きました。 その時期と相前後して、この曲のアレンジのお仕事が来ました。 『君の青春は輝いているか』 作詞 ジェームス三木 作曲 三木たかし 歌唱 佐々木功 最初聞いた時、冗談かと思いましたよ。 また、もう一曲エンディングも、水木一郎さんがお歌いになると言う。 プレッシャーで、ひ
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 題名のない音楽会の HPに私の出演情報がアップされて以来、 反響が大きすぎるほどありました。 あのような、真っ当な長寿音楽番組に出演が叶う事は、私にとっても 長年のアニソンファンの皆さんにとっても、 非常に意義深い事ではないか!と、思います。 その意味でも、やはり、今の日本のアニソンの現状を的確に伝える事で アニソン応援隊の皆さんにも、それほど認識をされていない皆さんのどちらにも、 興味を持てるような番組作りをしなければならない、 と、考えております。 昨日、スタッフの方々と最初の打ち合わせがありました。 私も、積年の思いをあれこれぶつけ、あちら側も、それに興味を持って 応えて頂きました。 まだ、全貌は見えていませんが、アニメファン
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 アニメという日本を代表する素晴らしい文化に35年間も携わらせて頂いて、 本当に『感謝』しかありません。 キャスト、スタッフを始め、この業界の優秀な方々とたくさんお仕事が出来た事は 私のプライドであり、この上ない幸運でした。 そして、現在。 私の日常は、『作曲』『作曲』『打ち合わせ』『作曲』、、、と、 本当に素敵なお仕事を絶え間なく頂いて 毎日、メチャクチャに忙しくしています。 現在受けているお仕事は、日本を代表するような作品ばかり。 凄く評価して頂いて、嬉しい限りです! しかし、先日、ある有名な監督さんとお話しした際に 『田中さんにお仕事を頼むのは、ハードルが高い』 と言われました。 なんでも、『気がひける』とか『大御所過ぎる』との
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 今年の冬コミは、ジングルの審査員をしたおかげで、コミケ側からの招待されて 無事に参加出来る事になりました。 日程は12月29日(日)になりそうです。 詳しくは、また追って書きます。 そして、今回が私のコミケでの集大成、、、、つまり一つの目標 『コミケで生オーケストラ作品を頒布する事』 そして、ついに今回のCDは、、、、? 『生オケ』です。 昨日、そのレコーディングが行われました。 編成が大き過ぎて、全員がスタジオに入りきれなくて、 ブラスやパーカッションはダビングになりました。 本格的な2管編成でお届けします。 そして、その題名は、、、、、? 『ガンバスター交響詩』 これは、20年以上前に発表された『トップをねらえ!』と、つい最近の
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 昨日の記事は、なかなか反響が良い様なので、少し補足しておきます。 クラシックの業界に顕著な事なんですが、 現在、日本では『中央A』の音の高さを441~442Hzで調律されている事が多い。 それに反して、アメリカでは439Hz、ヨーロッパ各国では444Hz。 (一概には言えませんけど) 我々にはアメリカは少し低く、ヨーロッパは少し高い印象です。 たとえば、キーE♭の曲を聴くと、日本のE♭より、アメリカは少しキーD ヨーロッパでは少しキーEの印象を持ったE♭のキー設定になっている事になります。 しかし、それほどの差を普通の人は感じる訳ではないので、そんなに違和感はない と、思われます。 しかし、我々にとってはかなりの大問題です。 私自身
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 歌の曲のお話です。 この世の全ての曲には、オリジナルキー(最初の調性)が存在します。 つまり、『ウィーアー』であれば、♭3つの『E♭』です。 『ジョジョ』はGmだし、『ゲキテイ』はEmと言うように。 これは、どのようにして決められるかと言うと、 その曲を歌う歌手の方の音域に合わせて決定するのがほとんどだと 思われます。 たとえば、作曲家がCメジャーで書いたけど最高音がどうしても出ないから 半音下げて#5つのBメジャーにする、と言う感じで。 基本、歌手が歌い易いようにキーを上げ下げする事は、非常に合理的で 正しい事のように認識されています。 皆さんのカラオケに行かれた際に、キーチェンジャーで自分の音域に合わせて キーを上げ下げされてい
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 このところ、映画やアニメなどの劇伴BGMが、昔に比べて随分、様変わり して来ました。 それにともなって、サウンドトラックのCDソフトの売れ行きも 激減しました。 作品によっては、もはや発売もされない事もあります。 もちろん、そう言う現象になったのは 音楽業界全体の抱える問題(ネットの急速な進歩)などにも 原因があるので、一概には言えませんけど、 ユーザーが望む楽曲の提供が、BGM曲においては出来ていないのではないか? と、考えられます。 昔の映画音楽には、本当に素敵なテーマ曲が、それこそ山の様にありました。 思い出すだけでクラクラするほどの名曲の嵐。 昔のハリウッドの映画などは、テーマ曲の多くがインストロメンタル曲。 歌の入っている
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 昨日、NHKFMで放送された『声優ソング三昧』に、 私のコメントが流れたらしいですね。 キャラソンを作る上での、自分なりの心構えを述べてみました。 いつもながら、NHKさんは、有り難いですね。 あのコメントも、その前日に突然『何か一言メッセージを』 と、井上喜久子さんのマネージャーから言われて、その場で咄嗟に出したもので まさか、放送内で使って頂けるとは夢にも思いませんでした。 前回のアニソン三昧にも出演させて頂いたので、ちょっと出しゃばり過ぎ、 と、思われてはいないだろうか? 少し、心配。 で、 あのコメントでは、言い足りない事もありましたので、 少し補足しておこうかと、思います。 キャラソンは、読んで字のごとくキャラクターのため
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 日本を代表するアニメ制作会社『サンライズ』 下記作品は、私がそのサンライズ作品の作曲をさせていただいたリストです。 # ダーティーペア 1987 # 魔動王グランゾート 1989 # 勇者エクスカイザー 1990 # 絶対無敵ライジンオー 1991 # 機動武闘伝 Gガンダム 1994 # 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 1996 # 勇者王ガオガイガー 1997 # ベターマン 1999 # OVERMAN キングゲイナー 2002 # 勇者王ガオガイガー FINAL 2005 # まじめにふまじめ かいけつゾロリ 2005 (他に
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 さぁ、ついに本日発売となります『ジョジョの奇妙な冒険』の主題歌 『ジョジョ~その血の運命』のCD! 大好評のようで、スタッフ一同感謝です。 さて、この歌は『ダサかっこ良い』を目指して作られた王道のアニメソング。 ジョジョ、ジョジョ、、と、題名も入りまくりの、昔ながらのアニソン。 でも、ただ古くさいだけではなくて、今の音にもこだわって、 新しいサウンドとしても十分通用するように制作しました。 ぜひ、お買い求めいただいて、年末に向けてカラオケで絶叫していただけたら 大変嬉しく思います。 カラオケで歌う際の心得として まず、この歌の歌詞は、全て日本語で出来ている事。 つまり英語っぽい�スカした歌唱が全く似合わない。 日本語の特長としては、
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 日本独特の アニソンと言うジャンル 定義するのは簡単でもあり、難しくもあります。 主題歌、エンディングテーマ、キャラソンとありますが、 今回は主題歌に絞って考察してみたいと思います。 主題歌とは?、、、、そのアニメ作品の『顔』である事は疑う余地はありません。 その作品の世界観とか、色とか、キャラ、ストーリーに則した楽曲でしか、 『顔』には成りえない、と言うのがどう考えても普通の思考。 しかし近年、全くその作品と違う楽曲が主題歌として採用されると言う どう考えてもおかしい現象が、起こって来ました。 つまり『顔』のふりをしたオバケみたいなものです。 その作品作品には(全くのオリジナル作品を除いては) それぞれに思い入れのあるファンの方々
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 やはり、予想通り凄い量の反響がありました。 さすがにジョジョ、と言うべきか。 一番気に入ったのは『ダサカッコいい』です。 まさしく、それが目指したポイント。 そして、密度が濃く、スピード感があって、一度聴いたらくせになる王道アニソンです。 アニソンっぽい、ではなくて、本物のアニソンをスタッフ一同目指して制作しました。 このところなかった作風なので、きっと逆に『新鮮』に聴こえたでしょうね(笑) この曲が出来上がるまでに、またまた面白いストーリーがありますけど、また、書けるようになったら書きます。 あの曲は、100%詞先です。 藤林さんの歌詞に、私が曲を付けました。 大変、苦労した結果、出来上がって提出しましたが、 なんと、一発OK!
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 長年、大好きだったドラクエが、オンラインになってしまいました。 長く付き合って来たゲームですけど、私は生涯オンラインゲームはしない と、決めていたので、これがドラクエとのお別れになりました。 私が、ゲーマーとなったのは、本当にこのドラクエ1からです。 ドラクエが無かったら、こんなにゲーム音楽も作曲していなかったかもしれない。 ファミコンからスーファミ、どんなにプラットフォームが変わっても ずっと大好きだったソフトです。 しかし、オンライン、、、、 私にとってはゲームは、好きな時にプレイ出来て、理不尽に止める事の出来る 凄く自分勝手に振る舞える貴重なツール。 たとえば、麻雀。 東の1局に、コンピューターが親満をあがったりしたら、即リセ
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 つい先日、あるアーティストさんから相談を受けました。 『今の自分の立場、現状を何とかスケールアップしたいのだけど どうしたら良いでしょうか?』 まぁ、端的に言えば、もっと良質なお仕事が増えて、収入も上げるためには どんな方法があるでしょうか?と言う、少し虫の良い質問でした。 しばらく考えた私は、 『とにかく、どんな事でも良いから3年、脇目も振らず続けてみたら きっと世界が変わるよ』 と、答えました。 つまり、自分のブログを3年絶対に休まずに更新するとか、 たとえばピアノの練習を毎日必ず1時間続ける事とか もっと小さな事なら、自宅から仕事場でもどこでもへ行く時に 3年間必ず歩いて行くようにするとかです。 大した事なさそうだけど、これは
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 ロンドンオリンピックも、昨日の閉会式で幕を閉じました。 2週間強の日程でしたけど、何かあっと言う間の出来事だったような気がします。 日本の獲得したメダル数も、過去最高とかで(金は少なかったけど) まぁ、めでたしめでたしなんでしょうね。 で、昨日の閉会式なんですけど、『英国の音楽』と言うテーマだったらしく、 イギリスの誇る音楽や、ミュージシャン総動員でしたね。 ビートルズは勿論、ペットショップボーイズ(懐かしすぐる)から始まって デビットボウイ、スパイスガールズ、クイーン、ブライアンメイ、、、etc, 最後はWho、 お腹一杯な演出でした。 でも、何かポップスに偏っていた様な感じがしましたね。 ヘンデルからヴォーンウィリアムスまでのク
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 好評な氷菓。 私も、今一番のお気に入りのアニメです。 毎週かかさずオンタイムで視ているほど、面白い作品だと思います。 で、ここでネタバレをひとつ。 今放送中の学園祭編の第一話目(第12話)の中でアカペラ部が ゴスペラーズの『ひとり』と九ちゃんの『上を向いて歩こう』 を、歌っていますが、 あれは、、、、、私の声です。 特に、『ひとり』は私一人で多重録音したもの。 実際に歌ってみると、なかなかテクニック的に難しかったけど ここでも歌手活動の影響が良い方に出て、 あんまり違和感のない仕上がりになりました。 (学生が歌っていると言う設定なので、あまり厳しい耳で聴かないでくださいね) 『上を向いて歩こう』 は、ボーカルだけはスタジオミュージシ
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 前に、コンペの弊害について記事を書いたところ、凄い反響がありました。 色々な御意見も頂戴して、この問題の根が深い事も良く分かりましたし、 勿論、良い点と、悪い点のご指摘も当然の事と思います。 少しでも音楽界が良い方向に向かって欲しい、との思いは 今も変わらないでいます。 で、このコンペと言うやり方で、一つ面白い現象が露呈して来ています。 先日の記事でも書いたように、今や日本の楽曲作りは 曲が先の歌詞があとの、いわゆる『曲先』で制作されています。 つまり、曲選びがまず最初と言う事ですね。 そうなるとどうなるか? 必然的にコンペを行うと、『曲のコンペ』になります。 そのお仕事のニーズに合わせた歌詞無し楽曲が、何100曲も集まる事に なり
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 前の記事のコメントに、ハルクインさんが興味深い問題提起を していただいたので、私も少し考えてみたいと思います。 『アニメの主題歌におけるタイアップの定義とは?』 です。 この”アニメの主題歌”と言う箇所が一番肝心です。 なぜなら、他のジャンルの(たとえばTVドラマとか)タイアップに関しては たとえそれが番組の内容にそぐわなくても、全然問題にならないからです。 アニメだけの問題なのです。 それだけアニメは、受け取り側の思いが強いと言う証明ですね。 さて、タイアップのもともとの意味とは、『提携、協力』です。 この言葉を普通に読むと、ハルクインさんも指摘されたように、 『そのアニメのために作られた曲でも、そうでない曲でも』 提携なんだから
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 今週第一話が放送された『氷菓』 その中で、クラシック音楽が使用されています。 バッハの『無伴奏チェロ組曲』『G線上のアリア』 ベートーベンの『月光』 そして、フォーレの『シシリエンヌ』 非常に効果的に流れるのですけど、上記の楽曲で全てです。 これは一番最初に、原作者の米澤さんから、この作品のイメージの 参考曲としてお出しになられたものを、スタッフ一同検討の末、 私が編曲して今回のBGMのテーマに使用したものです。 なにげに、今回のテーマみたくなってはいますけど、 以前にやった『ハーメルン』のように、ほとんど全てがクラシック 何て事はありません。 全て新録させていただきました。 ただ、前の魔曲みたいに凄い編曲はせずに、ほとんど原曲のま
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 NHK FMで、昨日は『特ソン三昧』だったらしい。 私は、特ソンの方は、ほとんど手掛けていないからあんまり関係ないかな? って思っていたら『メタルダー』が選曲されていて、それのツィートで 溢れかえっていました。 思えば、特ソンのOP END曲の作編曲って、そのメタルダーの 『君も青春は輝いているか』と『タイムリミット』だけのような 気がする。 世間の人からみると、アニソンも特ソンも同じに見えるんだろうけど、 歌い手も、作家もかなり違っていて、棲み分けが出来ていると思います。 ゲーソンは、これともまた違う。 私の主な主戦場アニソンにも ロボットソング、魔女っ子ソング、電波ソング、などなど、 ここでも歌手、作家の違いがある。 私は、ロボ
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 音楽界に作曲家として32年もお世話になっています。 そのお仕事の大半が、アニメ、ゲーム系。 そしてその中身は、初期の内に他人の曲を編曲した時期もありましたが ほとんどは自作です。 そして、歌曲の作曲がメインのように認知されていますけど、 自作の大半は劇伴(インストロメンタル)の曲です。 それも、オーケストラサウンドが私の特長です。 つい最近まで、このようなインストの曲は”サントラ”と評して 必ず単体でCDになって発売されていました。 私に関して言えば、レコーディングした全ての曲(例外はある)が CDに収録されて残るのが、それこそ”普通”だったのです。 (初期の頃で唯一発売がないのが『笑うせぇるすマン』) しかし、状況は変わって来まし
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 先日、4Gamerにアップされた私と前山田さんの対談記事が Twitterなんかで、話題になっていますね。 編集さんが、ほとんど発言をカットされなかったので、 長~い記事になってしまっていますけど、 そのおかげで、二人の会話の雰囲気、ニュアンスまで表現されていて 読者の方々に真意が色々伝わったのではないでしょうか? 今まで、こう言う企画は、どうしてもあちら側の都合で編集されてしまうので 言葉足らずに映ったり、誤解を受けたりする事が多かったのですけど、 さすがに語数制限のないWebマガジンだけあって ほとんどノーカットで掲載していただきました。 ありがたい事です。 ヒャダインさんの私に対する自分の今後への生き方(処世術を含めた)の 質
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 実は、先日のドイツの地において、初音ミクの開発担当の方々と お話をする機会に恵まれました。 なぜドイツで?と、思われるでしょうが、 ちょうど同じコンベンションで偶然お会い出来たので、これは絶好の機会だと 周囲の方々にセッティングしていただいたのです。 お話自体は30分ほどでしたが、非常に興味あるものでした。 ボーカロイドを思いついたきっかけや、制作過程、 今後の展開などなど、それはそれは面白いお話の数々。 私も、つい『こんな事をして欲しい』『こんな展開があったら良いのに』 なんて、贅沢な要望を出してしまいました。 たとえば、自分の声をサンプリングして『自分の歌手バージョン』を作る事が出来る、 とか(これがあれば、どんなに歌の下手な人
田中公平のブログ My Quest for Beauty 作曲家、歌手でもある田中公平のブログ。すべてはココロに響く曲を作り出すために、日々努力しております。 私は、前々からライブやコンサートの最後に必ず行われる儀式のような 『アンコール』が大っ嫌いでした。 全てのセットリストが終わって、 『次が最後の曲です』と言うセリフの後、その演奏が終わり ミュージシャン達は楽器を置いて一旦退場。 その間、舞台上も客電も暗いまま、『アンコール、アンコール、、、』の かけ声と拍手。 しばらくして全員登場、アンコール曲を演奏、 と言う流れが、、、、 本来アンコールと言うものは、その日の演奏がお客様にとって素晴しかった時に そのリクエストに応えるために自然と行われるもの。 だから、それは何曲でも良いし、当日にその場で何を演奏するかを決めても良い。 昔、昔、ピアニストのワイセンベルグと言う巨匠のソロ演奏会に行
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