他人からもらったExcelのシートは、どこに数式が入っていて、その数式がどのセルを参照しているのか、分かりにくいものがよくある。このような場合、「数式」タブにある「数式の表示」や「参照元のトレース」などを用いるとシートの構造を理解しやすくなる。下記の表を例にこれらの機能を試してみたい。

新たなフィッシングの手口が報告された。フィッシングメールの送信元は米Google（グーグル）のメールアドレスで、送信ドメイン認証もパスする。またメール中のURLから誘導されるWebサイトもグーグルのドメインだ。 メールには、法執行機関から召喚状が発行されたと書かれている。メール中のURLに慌ててアクセスすると偽のログインサイトに誘導され、Googleアカウントとパスワードの入力を盗まれる。 だまされて当たり前。あまりにも巧妙な仰天の新手口を解説しよう。 「DKIMリプレイ攻撃」で認証をパス メールの送信元を詐称するフィッシングは以前から存在する。それを見抜くために開発された技術の1つが送信ドメイン認証である。送信ドメイン認証を用いれば、受信したメールが正規の送信元から送られてきたかを検証できる。SPF、DKIM、DMARCの3種類があり、主なメールサービスでは全て実装されている。 だが、送

今回はiPhoneに磁石で取りつけられるソリッド・ステート・ドライブ（SSD）を紹介する。磁石でiPhoneの背面にくっつけて利用できるポータブルSSDだ。ちょっとしたブームになりそうな予感もあるので詳しく紹介していこう。

電話を使用したフィッシング詐欺であるボイスフィッシング（ビッシング）の被害が拡大している。攻撃者側は自動音声を使って銀行など金融機関を装い、企業から口座情報を直接聞き出したり、偽サイトへ誘導して入力させたりして盗む犯罪手法だ。 2025年3月には、第三セクターの山形鉄道が山形銀行を装う偽の自動音声電話にだまされ、約1億円の不正送金被害を出した。山形銀行以外にも様々な金融機関を偽った被害報告が相次いでいる。社長の声をAI（人工知能）に学習させた偽電話など、新たな手法も登場しているという。 「不正送金の最大被害額は約5000万円。被害総額は約1億円に上る」（琉球銀行の具志孝一郎ペイメント事業部次長）。2025年4月1日、琉球銀行は法人ネットバンキングの「りゅうぎんBizネット」を利用したボイスフィッシングによる不正送金被害が複数発生したと発表した。 偽サイトのURLに誘導 攻撃者は沖縄県内の複

携帯電話の「偽基地局」問題が注目を集めている。2025年4月中旬にSNS上で話題を呼び、4月15日には村上誠一郎総務相の閣議後記者会見でも質問が出た。村上総務相は「個別具体的な内容については回答を差し控える」としたものの、「都内周辺などで携帯電話サービスへの混信事案が発生していることは把握している。現在、関係機関と連携して対応に当たっている」と実質的に認めた。 日経クロステックが携帯電話大手に問い合わせたところ、全社が状況を把握しており、総務省など関係各所と連携しているとした。ただ総務省と同様、被害の有無や手口などの詳細については「回答できない」とのことだった。 ある携帯大手関係者によると、総務省には2025年1月時点で通報済み。捜査機関と共同で摘発に向けた準備をまさに進めている最中だったという。SNSで指摘されている通り、犯罪者はクルマに偽基地局を積んで繁華街を移動し、つながったユーザー

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Excelの「ホーム」タブにある「オートSUM」ボタンは、ボタン一発でSUM関数を入力し合計を算出できる機能だ。あまりに定番の機能ながら、意外に知らないワザがあったりする。今回はそのいくつかを紹介し、定番ワザにさらに磨きをかけたい。 おススメは範囲選択してからの「オートSUM」 下記に用意したのは、「サムライIT社」と「ニンジャAI社」の各年の売り上げを示した表だ。8行目に「オートSUM」ボタンを用いて合計を算出したい。 一般的な方法を示すと、まずB8を選んで「オートSUM」ボタンをクリックする。するとExcelが自動的にSUM関数を入力して計算範囲を示してくれる。範囲に問題がなければ［Enter］キーを押す。これで「サムライIT社」の「計」を算出できた。この数式をC8にオートフィルすると両社の「計」を8行目に算出できる。

生成AI（人工知能）を含む最新のAI研究動向を知るため、世界中の研究者やエンジニアが参照しているのが、論文速報サイト「arXiv（アーカイブ）」である。そんなarXivの投稿論文から、2025年3月2日から4月6日にSNSのBluesky、X（旧Twitter）、LinkedIn、Redditで多く言及されたAI分野の注目論文を紹介する。調査には米Meltwater（メルトウォーター）のSNS分析ツールを利用した。対象は全世界のオリジナル投稿、コメント、再投稿、引用投稿である。 軍事用AIエージェントが核兵器の使用を選択するケースも SNS言及数で1位になったのは、最新のAIモデルを軍事・外交の意思決定に用いたらどうなるか、を検証した異色の論文「Escalation Risks from Language Models in Military and Diplomatic Decision

リスク回避で強いブランドに集中 携帯電話会社がiPhone 16eの販売に力を注ぐ一方、他社からの調達には慎重になっている。価格高騰でスマホが売れなくなっているためだろう。 価格高騰の理由の1つは、もちろん円安である。そしてもう1つが、2024年末のガイドライン改正による政府のスマホ値引き規制強化だ。その結果、端末購入プログラムを活用して「実質24円」といった激安料金を実現できるスマホは、中古市場での買い取り価格が高いiPhoneなどごく一部に限られるようになった。 そのため携帯電話会社も、端末購入プログラムで値引きしやすい、中古市場で人気の高いスマホを積極的に調達するようになった。そのことを示しているのが、ソフトバンクと韓国Samsung Electronics（サムスン電子）の取引再開である。 サムスン電子のスマホ「Galaxy」シリーズは、国内での存在感はそこまで大きくない。だが海外

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紙焼き写真は時間がたつと劣化が進み色あせる。思い出の写真をキレイなまま残したいならパソコンにデジタルデータとして取り込もう。JPEG画像やPDFとして保存すれば、パソコンやスマホで好きなときに見られるほか、メールやLINEで家族や知人に送るのも簡単だ。 写真のデジタル化手法でのイチオシは、スマホのスキャンアプリ。カメラ機能で撮影するのでお手軽だ（図1）。複合機やスキャナーでアナデジ（アナログ・デジタル変換）に挑んだのも今は昔。昨今はスマホ1台でもできる。 図1 紙焼き写真はJPEG画像として取り込む。複合機やスキャナーを持っていなければスマホを使うとよい。専用のアプリを使って簡単にデジタル化できる。また、残しておきたいチケットなどの紙類もスマホで取り込んでPDFにすれば活用の幅が広がる 旅先でもらった紙のパンフレットや雑誌の切り抜き、チケットの半券などもスマホでデジタル化できる。こちらは画

安否確認には、「LINE」をフル活用しよう。まず、知っておきたいのが「LINE安否確認」機能（図1）。大規模災害が発生すると、LINEから安否確認の通知が届く。「無事」「被害あり」などのボタンをタップするだけで、登録している家族や友人に一斉に状況を知らせられる。また、プロフィールの「名前」を変更するだけでも、簡単に安否情報を伝えられる（図2）※。

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今後の本格採用は性能の評価次第 Apple C1とそれを初めて搭載したiPhone 16eは、今後のアップルの戦略を見据える上で非常に重要な存在といえる。ただアップルが全ての自社製品に自社製モデムをすぐに搭載するかというと、そうはならないだろう。 少なくともiPhone 16eの通信性能を見る限り、従来の5G対応iPhoneと比べ不足している要素がいくつかある。その1つが対応する周波数帯の数である。特に指摘されているのが、米国向けモデルでは対応が進められているミリ波に対応していないことだ。 さらに、4G（第4世代移動通信システム）向けに使われている1.5GHz帯（バンド11/21）にも対応していない。1.5GHz帯は5Gの4.5GHz帯（バンドn79）などと同様、世界的にあまり使われていない周波数帯の1つとされている。 だが日本では携帯大手3社に割り当てられている。とりわけNTTドコモは4

2024年、EC（電子商取引）サイトから3年近くクレジットカード情報が漏洩し続けていたというセキュリティー事故の公表が相次いだ。ここまで長い漏洩期間の事故が多数見つかるのは珍しい。クレジットカード情報漏洩事故の最新動向と、漏洩期間が長期化した理由を探る。 年々増加するクレジットカードの不正利用。日本クレジット協会が公表した2023年の不正利用被害額は540.9億円で、そのうち504.7億円（93.3％）は盗用された番号によるものだった。番号盗用の被害額は2021年が311.7億円、2022年が411.7億円で、毎年約100億円増えている。 2024年1月から9月に公表されたクレジットカード情報漏洩事故の中で、漏洩期間が3年近くに及ぶもの。不正検知サービスを提供するかっこと、クレジットカード関連のセキュリティーサービスを提供するリンクが公開したリポート内の表を引用 Webサービスの不正検知サ

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