Googleの労働文化 テクノロジー系の企業はコロナ渦で順調に業績を伸ばしていました。コロナ景気とも言える状況で雇用も増えましたが、一昨年あたりから本格的な脱コロナの中でGAFAなどの企業でも大規模解雇が発生しました。その問題は今も尾を引きづっており、Googleの12000人の解雇問題が報道されると、日本では「アメリカではそんなの当たり前」といった意見が多勢なのですが、本国アメリカでどのように報道されているか、ちょっと見てみたいと思います。 Googleは2007年にフォーチュン誌の「働きがいのある企業トップ100」のトップになり、以後、働き甲斐のある企業代名詞とも言われてきました。オフィス内のクライミングウォールや無料のグルメ料理から、卓球台、職場でのマッサージや育児まで、従業員に大規模な福利厚生を与えていました。Googleの創業者であるラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏は、200