雨の降りしきる中、駆け足で横断歩道を渡る人たち＝６日午後８時６分、横浜市中区、杉本康弘撮影激しく雨が降る中、走る女性＝６日午後１０時３３分、東京・有楽町、西畑志朗撮影 　急発達した温帯低気圧の影響で、関東地方は６日夜半から風雨が強まった。神奈川県海老名市で午後１０時半ごろまでの１時間降水量が１０２・０ミリと観測史上最大を記録。７日午前０時半現在、同市と同県二宮町の計３棟で床上浸水、７棟で床下浸水した。低気圧は発達を続けながら７日にかけて東日本や北日本に進む見込み。河川の氾濫（はんらん）、落雷・竜巻の発生の恐れもあり、気象庁が厳重な警戒を呼びかけている。 　また、東京都によると、６日午後１１時過ぎ、都内を流れる神田川と目黒川で、氾濫の可能性がある「氾濫危険水位」に達したという。 　気象庁によると、７日午後６時までに予想される２４時間降水量は、多い所で北海道・東海２００ミリ▽東北・関東甲信１５

発達する低気圧のルート雨・風が強まる時間帯 　急発達する温帯低気圧の影響で７日にかけて全国的に強い風雨が予想され、気象庁によると６日は最大瞬間風速が３０〜３５メートルになる恐れがある。同庁は「不要な外出は控えてほしい」と呼び掛けている。 　同庁によると、低気圧は６日朝に九州に近づき、中心気圧は９９４ヘクトパスカルの見込み。日本海を北東に移動し、７日朝には北海道南西の海上で９７２ヘクトパスカルにまで急発達する。 　昨年４月に数百人がけがをした「爆弾低気圧」と似ており、６日の最大風速は西日本で２０メートル、東日本で１８メートル、北日本で１５メートルと台風並みになる恐れがある。６日午後６時までの２４時間の予想降水量は四国２５０ミリ、近畿・東海２００ミリ、九州南部１８０ミリ、九州北部１５０ミリ。太平洋側では１時間に７０ミリの非常に激しい雨が降る恐れもあり、交通の乱れや土砂災害が懸念される。 　関東