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福永文夫『大平正芳』を読んだ。 大平について、以前、阿片の件でブコメをしたので、久々に本書を読んだ... 福永文夫『大平正芳』を読んだ。 大平について、以前、阿片の件でブコメをしたので、久々に本書を読んだ。 amazonで評者さんの一人が引用しているように、「大平は極端を嫌い、矛盾する事象に楕円のバランスをとり、粘り強い対話を重視した。また政府の役割を限定していく、小さな政府の先鞭をつけた政治家」だった。 バランサー型政治家であり、小さな政府を志向した人だった。 某小泉氏や、現総理とはえらい違いである。 小さな政府。 では、どんな「民」(民間、市民)を彼は考えたのか。 以下、面白いと思ったところだけ取り上げる。 (なお、同じ著者だと、『占領下中道政権の形成と崩壊 GHQ民政局と日本社会党』も重要である。) 大平は卒論・「社会職分と同業組合」で、トマス・アクィナスの政治思想の根幹である「社会全体の共通の目標」を取り上げた(31頁)。 その論文において、この目標を実現するためには、社会の一構成員が
2014/08/08 リンク