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鈴木大介『家のない少女たち』(2008年)を読んだ。 本書は、児童買春が法で禁じられている日本において、... 鈴木大介『家のない少女たち』(2008年)を読んだ。 本書は、児童買春が法で禁じられている日本において、その違法行為をすることで生き延びている者たちの実態を描いたルポルタージュである。 今回は、その具体例に触れた本文に対する感想は書かない。 ここでは、本書のあとがきに当たる個所で、著者が雑誌掲載記事では書けなかった、児童福祉に対する「政策」(と思い)について書いているので、簡単に紹介する。 児童自立支援施設の場合、児童養護施設から送られてくる子供が半数以上である。 (児童養護施設において、触法行為がかさむと児童自立支援施設へ送致されるしくみになっている。) その多くが、ADHD、LD、場合によってはアスペルガー、軽い知的障害とみられる場合が少なくない(249頁)。 朝起きると歯磨き粉のチューブ1本食べてしまったり、鉛筆1本を食べて死のうとする者もあるという。 児童福祉の課題は、常に他の問題
2014/09/10 リンク