エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
橋本治が1977(昭和52)年に初めて書いた小説が、のちの代表作「桃尻娘」だった。女子高校生の一... 橋本治が1977(昭和52)年に初めて書いた小説が、のちの代表作「桃尻娘」だった。女子高校生の一人語りで若者が日ごろ抱える社会への不満や悩み-妊娠や同性愛といったテーマに分け入り、それまでにないスタイルと内容で世間に衝撃を与える。同作はシリーズ化され、単行本6冊を刊行。桃尻娘・榊原玲奈と、3人の同級生-木川田源一、磯村薫、醒井(さめがい)凉子を主人公に、彼らが成長していく様子を、橋本は登場人物に寄り添いつつ書き進めた。 シリーズ6冊目「雨の温州蜜柑姫(おみかんひめ)」の主人公は醒井凉子。橋本が「うっとりするような美しいトンチンカン」と設定する凉子は、大学1年の夏、先輩の滝上圭介を好きになり妊娠、木川田が滝上に思いを寄せているとも知らず、滝上と仲のいい木川田に相談を持ちかける。衝撃を受け、傷つきながらも、木川田は凉子のため奔走するのだった(第2冊「その後の仁義なき桃尻娘」)。 「雨の温州蜜柑