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(第289号、通巻309号) なにげなく(何気無く)テレビのスイッチを入れたら、ロンドン五輪の女子柔道57... (第289号、通巻309号) なにげなく(何気無く)テレビのスイッチを入れたら、ロンドン五輪の女子柔道57キロ級で松本薫選手が日本初の金メダルを取った場面だった――この文章の冒頭の「何気無く」の「無」を省いて「なにげ(何気)に」とした場合、少々違和感を覚える人はいるにしても、意味は十分通じるだろう。 しかし、国語辞典で「なにげに」を見出し語として正規に立項し、認知しているものはほとんどない。新用法に寛容な『明鏡国語辞典』第2版(大修館書店)ですら「なにげない」の見出しの語義の後に〔注意〕として「近年、『何気なく』『何気なしに』を「何気に」と言うが、誤り」とキッパリ断定し、『新明解国語辞典』第7版(三省堂)も、「何気無く」を「何気に」というのは誤用、と同様の注記を加えている。 『岩波国語辞典』第7版によれば、「何気ない」の項で「これの副詞的用法「何気無く」を「何気に」と言うのは1985年ごろ
2012/08/04 リンク