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この本、一言で言えば、DV(ドメスティックバイオレンス)を内側から、女の側から見た本である。すさ... この本、一言で言えば、DV(ドメスティックバイオレンス)を内側から、女の側から見た本である。すさまじい。私のように男の側で見るなら、自慢でもなく私は吉本隆明みたいにDVとはとんと縁もなくマイバッグを下げてスーパーに行く男なのだが、が、それでもこの本に描かれているダメ男に、男というものの情けない本質がこれでもかと描かれていることを了解する。ああ、男というのはこういうもの。 この本面白いのか? 文句なく面白い本である、とは言えない。広く社会に読まれるべき本、とも言えない。教養人なら読まないと恥ずかしい本だとは、さらに言えない。ただ、私はこの本を繰り返し読んだし、また読むだろう。一種の奇書だし、文学を越えるもののようにも思う。というか、私にとって文学というのはこちらの方向を向いたもので、昨今の愛を称えて涙する系はちょっとパスしたい。 なんとなく最近の大衆書の方向は純愛っていうのか、そっちに向いて
2005/02/13 リンク